SAQR番外編/ぐるグルドライブクイズ 〜公開ドライブラリー〜

ぐるグルドライブクイズRound7「富士十湖を探る(後編)」

コースガイド

PDF版には写真や立ち寄り処紹介記事も掲載)


S-1CP
 スタートは甲斐岩間駅。ここはかつて日本の印章の半分を作ったこともあり、駅前には大きな印鑑のオブジェ。また町のあちこちに印章にちなんだものがあり地味に面白い。クイズにもいろいろ活用させてもらった。今回はスタート前クイズもあるので、解き忘れないようにお願いします。

 ODは山越えが始まってすぐの右カーブの路肩においた。ドライブクラスの参加者は補正計算の必要が無いのでODは無視してください。


 下部温泉は山中へ延びる道の両脇に所狭しと宿が立ち並ぶ、昔ながらの温泉街。手前には大きな宿もあるが、奥に進むほどに建物は小さくなる。寂れた宿もあれば趣のある宿もあり、週末にはそれなりの集客があるようだ。その温泉街の途中を右折したところにある「湯之奥金山博物館」を1CPとした。クイズはいずれも屋外から出題したが、博物館内部もなかなか楽しめるので興味ある方は是非。

1-4 CP
  しばらく温泉宿の少々狭い道を上っていくと、やがて宿も途絶え山道に入っていく。その先、最後の集落地点を2CPとし、少々奇妙なクイズを設定。減点はないので、後でゆっくり考えてください。

 ここから先は完全に林道の世界となる。1年のうち半分以上は閉鎖されているが、意外と整備されており全線舗装。とはいえ落石や対向車に注意して走行願いたい。途中に3CPを置きさらに上っていくと、峠はトンネルとなっている。このトンネルの出口の正面に富士山が現れるため、隠れた絶景ポイントとなっている。ただし駐車できないので車窓から楽しむしかない。作成者は快晴時を含めここに4回来たがすべて富士山を拝めなかった。


 下り道ではパラグライダースクールの送迎用大型バンが対向してくるので注意が必要。数台が常にピストン輸送しているので、2回遭遇することもあり油断できない。

 
朝霧高原側に下りてきた場所は猪之頭といい、観光資源が点在している。その中で陣馬の滝を選び4CPとした。有名な富士白糸の滝の縮小版といったところだが雰囲気とマイナスイオンはたっぷり、溶岩のすき間から流れ出る湧き水が美しい。付近は散策できるよう整備されており、源頼朝ゆかりの太鼓石もある。

4-5 CP
 陣馬の滝から県道には戻らず、裏から田貫湖へ抜けるルートで向かう。川渡りがあるので大雨の後など流量が多い場合は通行できない恐れがあり、距離は目測で補うなどの対応をしてほしい。雰囲気のある森の中を進んでいくと、左手に開けた場所が現れる。ここが小田貫湿原で、その先の駐車場に5CPを置いた。

 ここを知る人は少なくひっそりと佇む湿原は、小規模ながら趣があり癒される。晴れていれば湿原の向こうに富士山の構図を望むことができ、富士山撮影の穴場ではないかと思う。

5-6 CP
 この区間は立ち寄り処が多く、フリー区間(距離計測対象外)とした。田貫湖の西端に行くと、そこは有名な富士山絶景スポット。そして13図に登場する「一閑人」はそばの名店。作成者は4回目でやっと入店できた(最初の3回は、貸切、臨時休業、品切れ打切り)。しかも70分待ち。並ぶことを厭わないそば好きにはお奨め。

  「まかいの牧場」は20年前のSAQR99でCPを置いた場所。クイズラリー好きの馬飼野専務(当時)の計らいで、全員に搾りたてミルクが提供された。ここのフランクフルトがおいしいのだが、そのコーナーは似つかわしくないインドカレーコーナーになってしまっていたのが残念。


 14図先の橋は、以前は砂防ダムの突堤を道が通っており、川の流量が増えるとかなり長い距離の川渡り、しかも踏み外すと水没するスリル満点の道だった。当然ながら一般向きではないので、橋が架かったのは止む無し。「ミルクランド」はレストランやお土産もあるが、一番人気はジェラートだ。ダブルミルクが一番のお奨めで、その優しくふわっとした食感が忘れられない。が、今は販売しておらず実に残念。代わりに試した朝霧ミルクは、記憶している食感には届かないが味は◎。さて、ここから距離計測を再開する。

6-9 CP
 6CPから一旦県道を走行するがすぐに脇道へ。ちょっとした森を抜けてすぐ7CP。実は当初想定したルートは、この7CPから先の通行止め区間を逆方向に下ってくるものだった。自然の中を爽快に走り抜ける光景は、googleストリートビューでご確認ください。

 7−8CPは富士南麓を東進するワインディングロードだが、意外と景色の変化に乏しい。途中に登場する奇石博物館は、以前OQMで採用されていたこともあり今回はパス。また同じOQMで丸火林道を使って南下していたが、今はダート区間が閉鎖され通れず舗装路で迂回してみたが面白くなかったので、手前で右折し南下することに。途中にある大渕公園にCPを置いた。ここはやたら広い場所なのだが使う人は少なく、もったいない気がする。駐車場では運転の練習をしている軽自動車がいたが、確かに使い道はそれくらいかも。

 8CPから先は徐々に市街地に下りていく。その途中に偶然見つけた富士山撮影スポットを9CPとした。何でも、電線や鉄塔など人工物が視界に入らずに茶畑と富士をフレームに収めることができるので、写真好きには有名な場所らしい。以前は狭い道路上や私有地に駐車されたり、茶畑の中に無断立ち入りされる事態が横行し、地元の農家を悩ませていたようだ。そしてその対策は通行禁止ではなく、なんと無料駐車場整備だった。マナー向上に期待するという前向きな判断だと思う。なお私が訪れた4回すべて富士山のシルエットさえ拝めなかったので駐車場は毎回ガラ空きだったので、天候が良い時の混雑状況が分からない。皆さんが参加されたときの情報をお寄せいただきたいと思う。

9-F CP
 連作最期の富士十湖、浮島沼は、国道1号に隣接する公園として保存されているが、恐らく昔の面影はなさそうだ。沼に流れ込む水の水質が栄養過多になり、草が沼を埋め尽くしたように思う。

 クイズは園内の木道を歩き回って探してもらう予定だったが、クモの巣が多く取り除いても10分後に同じ場所を通るともう糸を張っている。これでは皆さんの苦労を考えると出題できず、問題を差し替え、管理棟付近で解答できるようにした。


 なお駐車場は17時に閉鎖される。17時以降の駐車場所についてCP写真資料に掲載したので参考に。公園自体が17時に閉園する訳ではないが、日没後は照明がないので木道部分に立ち入らない方がいいだろう。


参考プラン
■立ち寄り処重視(金山博物館+甲州牛)プラン

 ・水曜日・木曜日以外に限定
 ・スタート前クイズを解き10:00スタート
 ・1CP到着後金山博物館で砂金採りに挑戦
 ・11:30 下部温泉駅に戻り駅前駐車場に停め、道向かいの藤川で食事
 ・12:30 1CPから再スタート
 ・14:00 5-6CP間のフリー区間で、まかいの牧場かミルクランドで甘味
 ・15:00 6CPから再スタート
 ・16:30 ゴール到着、駐車場閉鎖前にクイズを解き終了

■立ち寄り処重視(そば)プラン

  ・火曜日以外の平日限定(週末の場合は一閑人での待ち時間を考慮し1時間早く出発を)
 ・スタート前クイズを解き9:30スタート
 ・一気に5CPまで進め、12:00に一閑人に到着
 ・まかいの牧場かミルクランドでおみやげ、甘味の後、6CPを13:30 再スタート
 ・15:00 ゴール到着

■自然満喫プラン

 ・スタート前クイズを解き10:00スタート
 ・一気に4CPまで進め、陣馬の滝+猪之頭地区を散策
 ・12:40 4CPを再スタート
 ・5CPで小田貫湿原を散策
 ・13:30 田貫湖の西端へ移動し富士山撮影
 ・まかいの牧場かミルクランドで空腹を満たし、6CPを14:30 再スタート
 ・15:20 9CP到着、茶畑越しの富士山撮影
 ・16:20 ゴール到着、駐車場閉鎖前にクイズを解き終了

■R-6とR-7を連戦するプラン

 ・R-6を完走後、下部温泉へ
 ・時間があれば、R-7のS-1CPを走行して下部温泉へ
 ・翌日は上記いずれかのプランを参考に
 ・あるいは宿を早く出て早めに帰宅する場合は以下を参考に
  ・8:00にチェックアウト、SCP-1CPを走行(前日に1CPまで済ませている場合は9:00にチェックアウト)
  ・金山博物館を見学、または砂金採り体験を楽しみ、10:00 1CP再スタート
  ・12:00 5CPでクイズを解き終え、フリー区間のまかいの牧場かミルクランドで食事
  ・13:00 6CPを再スタート
  ・14:30 ゴール到着