I Talk to the Wind

2004/06 version

2004/06/30  鳴かぬなら鳴かせてみよう

鳴らないんですよ。Vectraが。

当然のよーに Linux (今回は Vine を選択) 突っ込んでみたんですが、 サウンドカードを認識しない。ぐぐってみるってーと、 ISA のサウンドカードを認識させるのは結構面倒らしい。 pnpdump だの isapnp.conf の編集だので、 ようやく CD の音が鳴るところまでは来たけど、 まだ audio デバイスが開けないだのなんだの文句を言いやがる。

楽しいじゃねえか(あれ?)。
つか、最近パズルみたいなことばっかりやってるな。

このタイミングで、没頭できるオモチャが与えられたのは、
すごく幸せなことかもしれない。

気付くと夜が更けてる。そして眠れば朝が来る。

2004/06/29  頂上対決

今日、スパイラルが解けましてね。 と、最近マイブームなキャストパズルの話を当たり前のように始めてみましたが、 皆様お元気でしょうか。

さて、解いたパズルは以下のようになります。新しい順です。

スパイラル
難易度:5。オレ難易度:4。時間:三日。解けた時の感動:中。 外れるとしたらこうしかないよな?あ、やっぱり、という。
キーリング
難易度:2。オレ難易度:2。時間:15 分。解けた時の感動:小。つか金返せ。
リング
難易度:4。オレ難易度:4。時間:一時間。解けた時の感動:中。 組みあがった状態が綺麗で、なんで一度分解してまた戻さなきゃいかんのだ? と、妙に理不尽な思いを抱えなきゃいけないヘンなパズル。
バロック
難易度:4。オレ難易度:5。時間:六日。解けた時の感動:大。 解き方を知った後でも、弄ってるのがなんとなく楽しい。お薦め。
デビル
難易度:4。オレ難易度:4。時間:1 時間。解けた時の感動:中。 所謂「知恵の輪」という感じのルックス。そして解け方。 最後のあっけなさが面白い。
エルク
難易度:6。オレ難易度:6。時間:十数年。解けた時の感動:中。 完全自力じゃないからなぁ。マジメに取り組んでれば解けたんだろうか。 今となっては謎。
これだけやれば、そろそろ手をつけても良い頃だと思いませんか。皆さん。 そう、最高難易度「6」のパズルに。

というわけで、本日 チェーン の封印を解いてみました。で、思うんですけどね。

これ、パズルじゃないよね。これが外れるってあり得ないもん。 上記リンク先には、外れた時の写真なんて載ってるけど、 あれは嘘に違いない。外れた状態のヤツが別にあるんだ。間違い無い。

てな感じの、男気溢れる見事な玉砕っぷりに惚れ直せ婦女子ども。
つか、もうやめよう。とほほほ。

2004/06/27  気持ちは 300 円

この間、 きたむら家へ遊びに行った時のこと。 二階の部屋の片隅に、繋がれもせず、 打ち捨てられたようにぽつんと佇む古い PC が。 こりゃなんだと聞くと、「もう使わないのだ。要るか?」との答え。 で、脊髄反射で「要る」と答えちゃったんだけど、 その PC が本日我が家へやって来た。

ついでにディスプレイも不要らしく、「ナナオの 17 インチだぞ、 往年の名機だぞ」とアピールするきたむら君だったが、 20Kg もある巨大なディスプレイを、ガラスの腰を持つおれが持ち運べるはずもなく、 丁重にお断りした。「んぢゃしょーがねえ、この後ハードオフにでも持ってくっす」 と言い残して我が家を後にした。

ちなみにこの「ガラスの腰」という表現ですが、 「腰が弱い」とか「ぎっくり腰になっちゃう」とか、 そういうデリカシーのない表現とは違い、 悲劇のヒーロー風なイメージが貴女をノックアウト!って感じですので、 今後普及させたいと思います。

閑話休題、やって来たのは HP の Vectra。 時代遅れの低スペックマシンばかり、 わしゃわしゃ置いてある我が家へ持ってきて、 こいつがまたデカい。さすがに置き場がない。 仕方がないので、我が家で最低スペックを誇る自慢の一台を、 きたむら君に負けじとハードオフに売り払うことにした。 しかし、そもそもこんなの買い取ってくれるんじゃろか? 条件とかあるのかな。電話してみよう。

「Windows 機ですと、Windows95 以降の OS が動作する機種、となっております」

ははぁ。動きます動きます。ショップブランドですけど。

「え゛。その、OS は付いているのでしょうか」

95 のメディアはこの世のどこかにはあると思われますが、 発掘する困難さは石油を掘るのと同程度ではないかと。 今 Linux が快調に動いてます。素敵だと思いませんか。

「…あの、ちなみに、ご参考までに、どのようなスペックなのでしょうか」

いえいえそんな参考なんて遠慮なさらずに、無印ペンティアム120MHz、 ディスクは 3.2G、メモリは 48M です。えっへん。

「ということですと、大変申し上げにくいのですが、買い取り価格はお気持ち程度、 という感じなんですが…」

そうですかそうですか。 貴方のおっしゃるその「お気持ち」が果たしてどんな大きさなのか、 見せて頂こうではありませんか。 と、興味津々、PC をクルマに載せて乗り付けてみたところ、 先程別れたきたむら君と再会。ねぇねぇ、ディスプレイ幾らで売れた?

「いやー、予想もしない素晴らしい値段が付きましたよ!わははは。300 円」

そして泣きながら去って行くきたむら君。 往年の名機が 300 円ですよ。 往年もヘッタクレもないおれのマシンは一体どうなってしまうのか。 「お気持ちです」とか言ってチョコレートとか渡されちゃったらどうしよう。 いや、おれとしてはそっちの方が嬉しいかもしれない。 そして緊張の一瞬が! 店員さんが放った、その言葉とは!

「300 円です」

ハードオフの「お気持ち」は 300 円均一らしい。

おれは物を捨てるのが物凄く下手です。PC だの PDA だの、 はたまた楽器だのを、「人に譲る」ことはあっても、 「捨てる」ことはなかった(と思う)。 店員曰く「パーツ扱いということに…」だそうで。買い取り価格は 300 円。 こりゃもう実質廃棄だよね。

まだちゃんと動いてるのになぁ。 おれが初めて買った AT 機だし。なんだか切ない。

…と、こういう感覚がすなわち「物を捨てるのが下手」なんだろうな。

短所、だと思う。

2004/06/26  ドラムセットが欲しい

朝っぱらから電話が掛かって来る。 志緒が「最初、工事業者の人かと思った」なんて言いながら取り次いでくれて、 出てみたら、こうじや君だった。なるほど。

で、こーじ君曰く、急な話で申し訳ないんですが、 今日ドラムを叩いてくれませんか、ジャズです、とのこと。 事情を聞くと弔事らしい。急なのも仕方がない。 お手伝いできるならばと OK したんだけれど、

「ありがとうございます!で、ドラムセットありますよね」

んにゃ、おれセットは持ってないっす。

「うっ。…ではちょっと知り合いに声掛けてみます。なんとかします」

となり、結局なんとかならず。30 分後、「今回の話はなかったことに…」 という電話で敢え無く御役御免に。

こういうことがあると、やっぱり自分のセットを持ってたいなぁ、 という気になっちゃう。こんな機会が一生のうちに何度あるのか (というか二度とあるのかどうか)知らないけれど…

ずーっと昔から、「セットが欲しい。買いたい」 「でも使う機会はほとんどない、もったいない、いらない」 の間で迷い続けてる。 そのバランスが、一気に「欲しい」側へ傾いた一件でありました。 せめて、こういう時に対応できるようなレンタル屋(?) をチェックしておくべきだろうか。

ごめんよ。こーじ君。

暑い。暑さにかまけてぼーっと リング を弄っていたら、一時間ほどで解けてしまう。 うーむ。昨日解けたバロックは六日もかかったぞ。同じ難易度ってホントか?

ちなみにこの「リング」、手にするといきなりバラバラになって、 元の状態に組み上げるのが大変、という一風変わったパズルであります。 上記メーカページにも説明がありますが、元は結婚指輪だったそうで。 バラバラになってたら、

あーっ!あなた指輪外して独身のフリして浮気したわねキーッ!!!

と、大変恐ろしい事態に陥るわけです。つまりこの指輪をさっと戻せる人は、 とっても悪い人であると。

あぅぅ。

つか、「ひひひ」っていうリアクションの方が悪役っぽくて良いですか?

さて、買い置いてあるキャストパズルのうち、ってソレ、買い置くモノなのか? というツッコミはさらりとかわして、残るはチェーンとエニグマ。 両者とも、難易度六、最高位であります。手を付けるかどうか、 暫し悩んだ結果、

スパイラルってヤツを買ってきました。難易度五。日々コレ修行。 段階を追って一歩ずつ着実に。ね。ね。その、多分もう買わないから。 いててて暴力反対。

2004/06/25  一つは二つに

今日は頭痛がちょっとひどくて、そのせいか仕事も捗らず。 夜、家に帰ってぼんやり バロック を弄んでいたら…

…解けた。なんと美しいほどけ方でしょう。手を付けたのが 6 日前。 なかなか楽しませて頂きました。

良いこともあれば、悪いこともある。 当たり前と言えば当たり前の一日ですが、 ささやかな「良いこと」で締め括れれば、それはちょっと幸せ。

安い幸せ? いや、それって悪いことじゃないって。多分。

2004/06/23  不治の病

先日は、 突発性ヘビーメタル症候群という奇病に冒された私ですが、 今日は突発性スティーヴィー・サラス症候群を患っています。 誰かおれに、ギターをブチかます場を与えて下さい。 与えてくれないと貴方の枕元で Sex Machine 歌っちゃいますよ? それも日本語訳で。

ブリッジに行っていいですか?
(いいですよ)
ブリッジに行っちゃっていいですか?
(いいですよ)

いやー。これは恐ろしいですね。いやな夢見そうです。
見たくなかったらなんとかしなさい。

じゃ。Hit me ! (←サラス氏の口癖)

↑読み返してみたら、なんだかさっぱりわからんけど、 ま、いいか。たまには壊れてても。え、しょっちゅう壊れてます? そうですか。いやぁ。照れるなぁ。

2004/06/22  I'm only sleeping

朝、電車内。突然志緒からメール。サブジェクトが「屋根破損」。 庭にナニヤラ屋根の一部と思われるものが落ちていて、 調べてみたところウチだった、とのこと。

嗚呼。入ったばかりのボーナスは、屋根と一緒に飛んで行ってしまうのか。

って軽口叩いてますけど、本当はすっげーブルーです。気が小さいので。 そのブルーを消化する手段としての軽口。 この辺りの、なんというか、哀しい出来事との距離の取り方は、 ブルーズ・ミュージックに通ずると思うんですが如何でしょうか皆様。

今朝起きたら オレのベッドの周りはブルーズだらけ
朝食を食べると パンの中にもブルーズだ

(ブルーズにとりつかれて / ブラインド・レモン・ジェファーソン)

最初の一時間ぐらいは、結構マジメに聞いてたんですよね。 しかし後半は、あまり自分に関係のない議題に移ってゆき、 またプレゼンターの話が妙に平坦だったりして、 おれの瞼は次第に重くなっていったのです。

今日は事業本部会議。総勢五十名ほど、若者から年寄りまで、 本部員全員が大会議室に集っています。

ふと気付くと、本部長が砕けた口調で話しています。 どうやら、アジェンダは全て終わったらしい。

「どーかなー、二時間つーのはタルいかね?やっぱり」 「聞いてるだけだと眠くなっからさ、次回からは主任以下で一人担当決めて、 そいつが五分か十分好き勝手に喋るっつー企画はどーだ?」

なんて言ってる。時折こっちを見て、にやにやしながら。 なんだろ? なんでそんなハナシになってんだ? と、アタマに「?」を浮かべつつ席に戻ると、 隣席の A 氏が事の顛末を話してくれた。それは、戦慄のストーリーだった。

おれが気を失ってしばらくしたころ、 ウチの部長がとあるシステムの開発状況に関してちょっと触れたらしい。 そして、とても残念な偶然なのですが、 そのシステムの担当者はこのおれだったのです。 で、本部長が尋ねた。「そもそも、どういうモノなんだ。このシステムは?」 システムに関する単純明快な説明が求められたわけです。 説明すべきは、当然システムの担当者です。 出席者五十人の目が、いっせいに、それはもう、 ざあっと音を立てるような勢いで、ある一人の男に注がれた。 注がれたその先には、

おれが、そりゃもう幸せそうに、くかーっと寝てたとゆーわけです。

つーかさ、それ、起こしてよ! ねぇ!

「いやぁ。ありゃ起こせる状況じゃなかったよ。鬼気迫る勢いで寝てるし」

どんな寝方だ。おれよ。とほほほ。
そして給料は増えそうもありません。

2004/06/21  録画の弱点

帰りがけ、会社の同僚であるところのやなちゃんが 「お、りおは帰って F1 見るのか」と声を掛けてくる。

彼も F1 ファンである。で、おれが早寝早起きで、深夜に放送する F1 は録画の上、 翌日視聴することも知っている。そーですよ見ますよ、 だから今回も結果言わないで下さいよ絶対。もー毎度毎度大変なんだから。 メディアからの情報を 見ないようにするのは

「いやぁ。でも今回は情報をシャットアウトするのは難しいと思うぞぉ(にやにや)」

わーっ! それ思い切りヒントになってるって!

と、ぷんぷんしながら家に帰り、 郵便受けに放り込まれたままになっている夕刊を持ち、 玄関の鍵をカバンから取り出そうとしたその時。目に飛び込んできた衝撃の画像。 嗚呼そりゃないぜセニョリータ。

そこには、シューマッハと握手をしながら満面の笑みを浮かべる佐藤琢磨くんが。 さすがに夕刊で一面記事になってるとは思わなんだ。

いやまぁ、レース内容は波乱続きで、結果を知った上で見ても面白かったけどね。 しかしめでたい。ゆけゆけ町内会の星。次はポディウムの真ん中だ。

会社の携帯が新しくなってから、 三ヶ月半ほどが過ぎました。

で、最近調子が悪い。

妙に受話音量が小さいのですよ。同じ場所で、同じ DoCoMo の別機種、 つまりおれ個人の端末で通話すれば、全く正常に聞こえる。 ある時は普通に聞こえるし、ある時は最初調子良くて段々悪くなることもある。 とにかく、不安定。

具体的な再現手順がハッキリしないんだけど、不便なので修理に出すことにした。 時間はどのくらい掛かるのかなぁ、 梅ちゃんは「最悪三週間」なんて言ってたしなぁ、 と思ってたら、もうほとんど即答という感じで「本体丸ごと交換です」 という返事が返ってきた。拍子抜け。

わーいわーい、新品になっちゃったぁ、と素直に喜ぶべきトコロなんでしょうか。 でもおれは汚れたオトナなので、

そんなにあっさり丸ごと交換って、なんだか怪しくない? ひょっとしてそれは、 初期ロット不良か何かで、文句があれば即回収ってな状況だったのでわ?

とかアタマをよぎっちゃうんですが、それって人生を楽しめないタイプでしょうか。 というわけで、心はいつも十八歳だぜ!と思い直して素直に喜ぶことにします。 わーいわーい。

2004/06/19  卑怯者

キャストパズルってご存知ですか。 なんと言うか、知恵の輪がちょっと豪華になっちゃったようなヤツ。 実物はこんなの

この中にある「 エルク 」ってヤツを、十年以上前に買ったのですね。私。 忘れもしない、原宿辺りにある雑貨屋だか玩具屋だか、えーと何て店だったかな、 ってすっかり忘れてるんですが、誰かの披露宴だか二次会だかに出席するため、 慣れない礼服着てたんだよな。

礼服を着ていると余計なものが買いたくなるのはおれの特質らしく、 その後もこんなこと やらかしたりもしてるんですが。 閑話休題、このエルク、一度も解けたことがない。 数ヶ月に一度、ふと思い出して、十分か二十分ぐらいかちゃかちゃといじってみて、 やっぱ取れねえやと放り出して、というのを十年以上続けてたわけです。

さて、会社で Google 叩いて調べ物をしておりますと、 偶然このエルクに関するコメントが引っかかったのですね。 曰く、「実は目で見て分からないぐらいに微妙にサイズが違い、 向き/組み合わせによっては絶対に外れない」だそうで。 このカラクリを「卑怯」と断言しちゃってるサイトがあったり。

この情報を元に、家に帰ってから再挑戦。一時間近くかちゃかちゃやってたかなぁ。 いやぁ。びっくりだ。十年以上、繋がった状態のみを見ていたわけで、 もうなんつーか、これはこういう形をしたオブジェなのだ、 かちゃかちゃという金属音を楽しむ楽器みたいなモンだ、 って意識になっちゃってたんだよね。 だから、二頭の鹿の頭が別々になっている眺めに、すっげえ違和感が。 はー。これ、外れるんだねぇ。

なんだけど、こう、透明なカタルシスが無い。

やっぱり、解放ではないにしろ、ヒントを見ちゃったのがいかんのだよな。 カラクリは卑怯かもしれんが、ヒント見ちゃうのはもっと卑怯だ。 やはりこの汚名は返上せねばいかん。それが漢というものよ!

というのが、一昨日。

そして、目の前にあるのは、二つになった デビル。 確かに外れ方は美しいんですが、なんだか偶々外れちゃった感(?)が拭えず、 涙なくしては語れない劇的なエンディング、とは言えないのではないか。 だいたい、前回のエルクが十年だぞ。次が一時間ってどういうことだ。

と、外れたら外れたで文句タラタラなオレ。
これが、昨日。

そしてそして本日、おれの目の前にはバロックとリングとチェーンとエニグマ。 誰か止めてください。

いやまぁ、止まると思うけど。
最初に手を付けたバロック、全然外れる気配がありません。とほほ。

ところで、コレ読んでアホかと思ってるあなた。 本屋さんでも扱ってたりしますので、一度実物を触ってみてください。 きっとそのまま、一つ買って帰りたくなりますって。 あ、そうそう、ヨドバシカメラだと三割引ぐらい(1000 → 700)で買えますよ。

2004/06/18  サバ

この一〜二ヶ月ぐらいだろうか。 三歳になったら一人で寝るんだぞ、とか、 三歳になったらベビーカーに乗りたいなんて甘えないで一人で歩くんだぞ、とか、 「三歳と言えばお姉ちゃん」なネタを琴葉に振ってたんですね。しばしば。

さて、本日めでたく三歳になった琴葉。おめでとう。こっちゃん何歳になったのかな? と聞くと、人差し指と中指と薬指で「三」を作って、

「三歳だよ!」

そーかー。三歳だなー。三歳だから一人で寝るんだったよなー。出来るかなー?

「…えっとね、こっちゃんまだ二歳だよ」

若干三歳にして、早くもサバ読んでます。この女は。ってダメなの。 もう誕生日来たんだから三歳なの。わかった?

「やだ。二歳がいいんだもん」

ふむ。まぁそういう意味では、おれも十九とかそのぐらいがいいな。 じゃ、そういうことで。

ってどういうことだ。

2004/06/16  ファン

今月号のドラマガは、 表紙が My Favorite Drummer であるところの Vinnie Colaiuta。 特集記事も組まれている。 そんなわけで、久し振りに買ってすぐに中身をじっくりと読んでみる。 ってつまり、いつもは買っても読んでないのか?はいそうです。

インタビューで「音楽学校の生徒だってのに、 マハヴィシュヌ・オーケストラやウェザー・リポート、 マイルスやコルトレーンさえ知らないのもいる… いったいどうして、ああいう人達のことを知らずに済むんだ?」 なんて言ってたから、 今日の通勤 BGM は Procession / Weather Report。

こういう、単純で素直なボクは、結構いいヤツなんじゃないかと思います。はい。

インタビュー後半には「僕がドラムの演奏を通じて出来る一番重要なことは、 神を敬うということだ。それは表現の最も崇高な形で、自己表現というのは、 それより下位に位置するものだと思う」なんて件が出てくる。

真面目な人なんだと思う。
まぁ、真面目じゃなきゃあの高みには登れないだろうな。

2004/06/15  悪循環

自分が嫌い、という状態は不健康なので、

甲「なぁ、おれって鬱陶しいよな」
乙「別に」
甲「こう落ち込んじゃったりするとさ。周りの人間も嫌だと思うんだよ」
乙「さぁ。おれは気にならねーけど」
甲「それはお前が気付いてねぇだけだって」
乙「だとしてもさ、まー人間落ち込むこともあるだろ。気にすんなよ」
甲「気にするよ。つーかお前今すっげえ気使ってるだろ」
乙「使ってねえよ」
甲「いや使ってる。使ってないとおかしい。それで邪魔だと思ってる」
乙「おれの気持ちまで決め付けられても…だから思ってねえよ」
甲「いいやおれは信じないぞ。おれは駄目なんだ。邪魔なんだ」
乙「うるせえなぁ、邪魔じゃないって言ってるだろ!」
甲「あーっ!怒った!そらみろやっぱり邪魔なんじゃねーかーっ!(逆ギレ)」

なんてコトになっちゃったりするので気をつけましょう。
って誰に言ってんだオレは。

自分が嫌いなのでそういう状態に落ち込んじゃうのか、 そういう状態に落ち込んじゃった自分が嫌いになるのか良く分かりませんが、 要は自分を嫌わなきゃいいのにね。 癒し系(?)の本でも「ありのままの自分を愛してあげましょう」なんて、 手垢が付くほど使い込まれた言葉だし。

しかし、 そういう状態のヒトは得てして、 自分を好きになるきっかけを失っちゃってる、 ってトコロが問題なワケで。

嗚呼。バンド演りてえなぁ(唐突)。

去年に引き続き、今年もあるらしいです。 1000000人のキャンドルナイト。 6 月 19, 20, 21 日の三日間だそうです。

去年は一人ジェットストリームでしたが、さて。

2004/06/14  元気です

悲しいことがあった日に「元気です」と書くと、 読んだ人には元気に見えるので、日記と言うのは便利なものだと思う。

2004/06/13  くじらのひ

タイトルには全然意味がなくて、 ちょっとポエミーな感じにしてみようとして失敗しただけなんで、 そっとスルーして頂いて、突然本題ですが、 随分前に若に借りた、ピーター・ガブリエルのライブ DVD (Growing up Live) を、 ようやく 1/3 程観ました。

ドラマー、マヌ・カチェじゃないんだよなぁ。 どうして彼を手放しちゃったんだ?ピーター。 最高にクールなドラマーだったじゃないか。リズム・フィールも、ルックスも。

そんなことを思いながら、ぼーっとステージ映像を見ていて、 突然その謎は氷解したのであります。

前のバンド(Secret World Live) から引き続き参加しているトニー・レヴィン(b)とデヴィッド・ローズ(g)は、 絵に描いたような、見事なスキンヘッド。

御大ピーターはってーと、あなた浄土真宗の坊主ですか?ってな感じのヘアスタイル。 さらにもう一人のギタリストも、同類と言って良いと思う五分刈り系。

そして、新ドラマー。皆様の期待を裏切りません。つるつるです。

キーボード及びコーラスの女性は置いておいて、要するに、端的に言って、 全員ハゲ。

さすがピーター・ガブリエル。 「ロック・ミュージシャン」などという枠には納まりきらない、映像パフォーマー。 見た目へのこだわりも尋常ではない。そのこだわりが、 ハゲバンドという形で結実したのだ。

横で見ていた志緒曰く、

「キミにもバンド参加の可能性はある!」

ぶっとばしてやる。

なんて茶化してますけど、今回もやってくれます。 ステージ中央に巨大な卵が降りてきました。 そして卵の周りを天地逆さまに歩いてます。 って観てないとなんのこっちゃって感じっすよね。 言葉に出来ない物凄さ。それが、ピーター・ガブリエルのライブ。

え、筆力がない? うるせえほっとけ。

2004/06/12  画伯

おもむろに筆記具を鷲掴みにすると、 まず縦長の楕円形をすぱっと、迷いの無い筆運びで描きます。 楕円の開始点と終了点が円弧ではなく角になってしまうことがほとんどですが、 画伯にそんな小さな拘りはありません。

次に、楕円内下方に、楕円の時よりはちょっと慎重に、横に一本線を引きます。 口だそうです。

間髪入れず、楕円内上方に二つの小さな丸を描きます。さらにその丸の中に、 黒目と思しきモノをぐりぐりと書きます。しばしば白目をはみ出しますが、 些細なことです。芸術は爆発なのです。

彼女の魂が欲すれば、その後、口と目の間辺りにひしゃげた丸を一つ描きます。 鼻らしいです。完成です。そして、いきなりページをめくる。 完成した絵に最早興味はない。画伯は常に前進する。そして次の楕円を。

つーかさ、そんなにものすごい勢いで書かなくても良いんじゃないすかね。 これを十個も二十個も描くんですよ。とてつもないペースでらくがき帳を消費しつつ。 多分君は今、地球に優しくない子供ナンバーワンだと思うね。 で、これは誰?

「おとうさん」

こっちの小さいのは?

「こっちゃんだよ!」

…止めろと言えないダメなおれを許して下さい。地球。

2004/06/11  BGM

嗚呼。どっかにギター落っこちてないかな。箱物が良いな。 取り敢えず状態がまっとうなら、見た目はボロくても良いから。

手元に置いとくんですよ。で、仕事がナニヤラ難しいコトになってきちゃったら、 怪しげなコードをアルペジオで鳴らして、難解なムードを高めていくとか、 破壊力のあるコードをがーんとブチかまして逆ギレするとか、 楽しげなコードをリズミックに鳴らして心だけは天国へ逃避するとか、 いろいろ使い出があると思うんですよ。

音楽は素敵だ。きっと僕を救ってくれる。

問題は、職場じゃ弾けねえだろってことですが。

2004/06/10  

穏やかな
時の記念日。

2004/06/09  ひょん

今朝の通勤音楽は、ひょんなことから Love Psychedelico III。 第一印象は「外人かと思ったら日本人だった」ってなモンで。 彼女達が如何なる素性の方々であるのか、おれは何も知らないんですが、 ははぁ、ギターバンドのポップスとゆー感じですかねぇ。

なんて冷めたコト書くと、ネガティブな印象持ってるよーに見えちゃいますかね? いや、電車の席に身体を沈めてじーっと聴き入ってたら、 乗り換え駅で電車を乗り過ごしそうになりまして。

ジツは結構気に入ってるみたいです。おれ。

相変わらず、流行歌のチェックなど、あまりマジメにやらないおれでありますが、 面白いモノもいろいろあるんだろうなぁ。 もう少し「ひょん」を増やさねばいかんかのぅ。 ま、「幸せ」と一緒ですかね。歩いてこない。だから歩いて行くんだよ、と。

2004/06/08  気をつけろ

事務所で聞いた、つい自分でも言っちゃいそうな失敗台詞。

「『常識』とか『普通』とか『当たり前』とか、 そんな言葉を振り回してばっかのヤツなんて信用できないっつーの。 自分の常識は他人の非常識なワケ。当たり前でしょ?」

2004/06/07  コレクター

先日カミングアウトしたお茶犬ですが、 ようやくコンプリート致しまして。ずらりと並ぶ十種類のお茶犬及びお茶猫は、 まさに壮観の一言。

いやあ。ここまでの道のりは長く険しかった。どうも特定種ばかり出る。 ひょっとして、このコンビニはチャイばかり、 とかそんな風に偏ってたりするんだろうか?という推理に基づき、 ちょっと離れたコンビニまで遠征してみたり、普段は 500ml 一本買うところを 350ml 二本にしてみたり。

もう涙ナシには語れない努力の末、 最後のキャラであるミン が袋の中から現れた瞬間の感動ときたら! シューマイ抱えた黄色いミンの愛らしいことと言ったら! 思わず携帯のカメラで記念撮影しちゃいましたよ。 街の一角にある小さな神社で、満面の笑みを浮かべつつ、 小さなマスコットに携帯電話をこれでもかと近づけて撮影するおやぢ。 そしてすかさず待受画像に設定するおやぢ。

怪しいとかいうな。
つか外で撮らなくてもいいじゃん。オレ。
まぁ、それほど動転してたってことで。

「全部揃う」って嬉しいですよね? そんなことないすか。 そういえば、以前もこんなこと してたなぁとフと思い出し。

で、まぁ、その時も今回もちょっとだけ考えるわけっすよ。 努力というものを注ぎ込む対象について。

そして結論は「無駄があるから面白い。無駄が人生を豊かにする」ということで。 嗚呼ボクは今日も自分を甘やかして生きてます。

2004/06/06  大威張り

本日琴葉と二人で留守番中のヒトコマ。 琴葉、大威張りであります。もう、大きく目を見開いて、仁王立ちで。 「ばふー」という鼻息が聞こえてきそうな勢いで。

話は二十分ほど遡ります。

「はなくそ取りたいの!」

なぬ?どれちょっと上向いてみ。こっち?んー…特に見えないけどな。 取り敢えずティッシュでこより作って掃除してみる?えーとティッシュを…

「こっちゃんが自分で(ティッシュを)丸めるの!」

そ、そうですか。じゃ、はい。そしておれは作業に戻り、妙に静かな時間が流れ。 はなくその一件などすっかり頭から消えた頃、突然どたどたという足音。 見ると琴葉が転がるように走り寄ってくるのです。手にティッシュを掲げ持って。

「おとうさん取れた!」

見ると、すげえでっかいはなくそが。うわすごいなこれ。 よくこんなの取れたな。ってこんなの全然見えなかったよ。

「だからぁ、こっちゃんはこれが取りたかったんだよ!」

で、冒頭につながるんですけど、ほんとに嬉しそうなんですよ。 で、誇らしげに持ってるモノが、 ティッシュに付いたでっかいはなくそだって辺りが、なんとも味わい深い、と。

つか、面白いな。おまえ。

2004/06/05  Bloodstone

一昨日、 ついつい CD を衝動買いしちゃったのは Bloodstone という曲のせいなワケです。 こいつが CD 屋で流れてたのがいけない。 折角なのでイントロだけギターを採ってみた。 ってナニが「折角」なのか良く分らない?そうですか。 いやまぁ、その、そういう元の取り方もある、と。

で、これが結構弾きにくい。コピーってのは、 自分の手癖から離れたフレーズを強要されるわけで、 良い訓練になりますね。たまにはやらないとね。あっはっは。

いやその、楽勝だろと思って採ったら全然スムーズに弾けなくて悔しいので、 取り敢えず余裕コいた発言をしてみてるんですがね。 ちくしょう。グレン・ティプトンめっ。

それは「隣の芝生は青い」ってやつじゃないかな…と、 一日に三回も思った。おれもそちらが青く見えますよ。

2004/06/03  突発性ヘビーメタル症候群

閉店間際のディスクユニオンにふらりと寄ってみると、 Hard Rock/Heavy Metal コーナーに置いてあるモニタに、 Judas Priest のライブが流れている。汗だくのロブ・ハルフォードが 「オーケー、次は Bloodstone だ!」とか喋ってる。 ストラトを掲げてリフを弾き始めるグレン・ティプトン。くぅ。イカす。

って音が小さいっ。メタルは爆音で鳴らさんかいっ!

と、モニタへにじり寄り、 それでもよく聞こえないのでスピーカにしがみつこうかと思ったんだけど、 店員さんが不思議そうな目で見るので断念。ああ。デカい音で聴きたい。 おれに。このおれに。ディストーションサウンドのシャワーを浴びせてくれ。

とヤクの切れたジャンキー状態で店内をよろよろ歩くと、 Screaming for Vengeance / Judas Priest を発見。 800 円。迷わずレジへ。店を出た直後、 ドアのすぐ脇でいきなりパッケージを破り、 入っていた Miles Smiles をもどかしく取り出し、 Screaming for Vengeance を放り込む。再生ボタン。流れ出す The Hellion。 ようやく手足の震えが止まる。安堵のため息。

嗚呼。これだよこれ。こんなところでモタモタしてる場合じゃない。 すぐに家に帰ろう。そしてレザージャケットとレザーパンツを着て、 ハーレー・ダビッドソンにまたがって、 3 オクターブを超える声域を誇るロブと一緒にシャウトするのだ。
Screeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeaming!!!!!!!!

誰か止めて下さいってば。

2004/06/02  ピンクレディ初級

人間という動物は、ある時点で成長が止まりますね。 いえ、順調に体重が育っているという方はいらっしゃると思いますが いてててグーで殴らないで下さい、身長の伸びはどこかで止まる。 おれも、高校生だか大学生だかの頃に止まりました。

でね。自慢、っていうんじゃなくて、 なんというか単なる「事実の認識」なんですけど、 おれ、止まった以降、あまり体形が変わってないんです。 例えば大学の頃と同じサイズのジーンズがはける、とか。

ところが本日。一年ぶりぐらいにスーツ引っ張り出してきたんですけど、 えーとですね。これはどうしたコトでしょうか。スラックスの胴回りがその、 端的に、一言で表現して

ヤバい

のです。高校生から大学前半にかけて、 とにかくスリムなジーンズを好んで穿いていた時期があって (だってハードロッカーだったから)、 その頃のキツさっていうのは胴回りというより、 なんつーかポコチンが窒息するんじゃねーか、というタイプなんですよね (どんなタイプだ)。あれとは違う締め付け感、窮屈さ。

しかしこれは何だか初めてじゃない気がする。
何故だ。胴回りがキツいという経験は今まで無かったはずなのに。

しばし考えて思い当たりました。これ、コルセットに似てるんだ。

しかしなぁ。原因は何なんだろうなぁ。 ささやかな腹筋背筋運動の効果が現れてきて胴回りが太くなった、 ならば歓迎なんだが、夜ぽてちだとすると…

自分に厳しく生きよう。ストイックな食生活を。

…会社の机に入ってる、備蓄おやつがなくなってから厳しくなろう (←典型的駄目パターン)。

今日、慣れないスーツを着たのは、東京ビッグサイトにて開催中の Linux World へ遊びに、じゃなくて情報収集に行くため。

Novell 社のブースでは、 SUSE Linux のプロモーションを行っている。SUSE ね。 ヨーロッパでは業務プラットフォームとしてもポピュラーなディストロだし、 今後の日本での展開に関してハナシを聞いてみるかのぅ、 なんて思いながらぼーっと立っていたら、コンパニオンのお姉さんが 「ゼヒお席についてプレゼンテーションをお聞きになって下さい、 アンケートにお答え頂くとステキなプレゼント抽選会にもご参加頂けます!」 と声を掛けてくる。

抽選ねぇ。おれ、こーゆービジネスショウでの抽選とか、当たったことねえんだよな。 アンケートもメンドクサイし。まーでもちょっと疲れたし一休みするか。

「…というわけで SUSE のデスクトップ戦略に関する説明を終わります」

あら、お終い? ま、いっか…アンケート書き書き…

「皆様お待ちかね、プレゼントタイムでぇ〜す! お手元の抽選券番号にご注目!」

はー皆さんがんばってね…アンケート書き書き…

「スロットマシンスタート! … 19 番! 19 番の方こちらへどうぞ!」

そんなに絶叫しなくても聞こえると思うよ…アンケート書き書き…

「続いての番号は… 13 番! 13 番の方おめでとうございます!」

よかったねぇ 13 番…アンケート書き書き…

「13 番です。13 番の方、いらっしゃいませんか?」

早く出てやれよ 13 番…おねーさん困ってるじゃん…アンケート書き書き…

…ん? 13 番? 手元の紙を見るってーと、「0 1 3」。 おれ? ひょっとしてオレ? えーとオレだよオレ! うわ初めてだよ当たっちゃうなんてさ。 ここは一つ気の利いたコメントが求められるワケなのかっ。 「突然舞い込んで来た幸運と…君の瞳に乾杯」とかそんな感じかっ。 オーケーハニー、今すぐ行くぜ君のもとへ。

「おめでとうございます、豪華三点詰め合わせです」

いやぁどうもどうも、とつぜ

「では次の番号です!」

ねぇ。もう少し喜びを分かち合おうよ。お姉さんってば。

豪華三点セットの中身は、まず Novell のロゴ入りキャップ。 おれ帽子似合わねえんだよなぁ。多分、いや絶対かぶらないよ。 それから T シャツ。胸元にはカメレオン。ははぁ。 SUSE のキャラがカメレオンだからな。そして最後に、カメレオンのぬいぐるみ。 えーと。これをどうしろと?

なんて思いながら、当初の目的である SUSE の展開に関するハナシを説明員から聞く。 話が終わって説明員が

「今後もよろしくお願いします。これ、パンフレットとノベルティグッズです」

と渡してくれたのが、携帯電話にぶら下げる(?)カメレオンのマスコット。 もちろんパンフレットにも、カメレオン。

さて。ここで、頭の中に「カメレオン・アーミー」が流れちゃってる貴方。 おれと同世代な上に同レベルってことですよ。諦めて一緒に歌いましょう。 ほらあなたの後ろにいる〜もうあなたを狙っている〜

あ、ぼく初級なんで振り付けは分かりません。


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