One Note Samba

2003/08 version

2003/08/31  防災の日

去年と今年、おれは町内会の防災委員である。 防災委員とは何か。防災の日、防災訓練をサボっちゃいけないヒトのことである。 というのがおれの認識であるのだが如何に。 だがしかし、去年は腰痛を理由にサボった。 さすがに二年連続でサボるわけにもいかんだろう。 防災委員の存在理由はほとんどその一点にあるのだから。

防災委員は、さらに情報/消火/救護/給食の四班に分かれる。 おれは救護班である。情報班は、訓練前にメガホン持って 「訓練始まります!参加してください!」と町内を練り歩かなきゃならないし、 消火班は消火器持って火を消す訓練なんてのをやらなきゃいかんのだろうし、 給食班は炊き出しの準備に大忙しだ。 実際にケガ人が出るわけでもないし、まー救護班なんてやることないよね、 とえへらえへらしているおれを襲う会長の一言。

「救護班は担架に人乗せて集合場所まで運んでね。訓練だからね訓練」

聞いてないっすそんな話。つかマジで腰に悪そうじゃないすかそれ。

こりゃヤバい、と救護班の人たちの様子を伺ってみると、 手の空いている人はおれ以外全員オバサン。 そして、とっても元気の良さそうなオバサン軍団が、 「今会長が何か言ったみたいだけどアタシ何も聞こえなかったわ そーよね奥さんおほほほほ」 オーラを全方位に発しながら一目散に逃げていく。

えーと。
うすうす感じていることなんですが。
おれってひょっとして、要領の悪い人間なのでしょうか。

それにしても、担架。運ぶより、乗りたい。

嗚呼。これ。この感じ。痛みはないんだけど、じーんとした痺れと、だるさ。 去年の今ごろ味わった気がするよ。そして、その結果は ああだったわけで。

憂鬱。

山田バンド@つくしの。

大人数で演奏されている元曲を小人数で再現するって、 面白い作業だと思うんだけどなぁ。

書きたいことを
たくさん忘れているような。

2003/08/30  音は消え去る

と、エリック・ドルフィーは言っている。そうだそうだオレもそう思う、 とセッションで駄目演奏を垂れ流していると、後で痛い目にあうのだ。 まったくエリックって名前のヤツにロクなのは居ねえ。

先日、Jeff Beck セッション の幹事である togo 氏より、一枚の CD-R が送られてきた。

ものすごくイヤな予感が。
背中に冷たい汗が。
これはひょっとして、あの日の記録であり
あの駄目演奏の証拠なのでは。

と思うとどうにも聴く気が起きなかったのだが、togo 氏から 「りおさん届いた?」なんてメール来ちゃうし、これはもう覚悟決めねばならぬ。 というわけで今日、運を天に任せて PC に放り込んでみた。

音が出てくるのかと思いきや、なんと映像付。目と耳からのダブル攻撃。

うーん。でも、悪くないかも。 いや、「おれって天才?」という類の演奏じゃないんだけど、7/5 にも書いた 「音楽を演るのはやっぱり楽しい」がちゃんと出てる。 クリアな録音にも助けられてるかも。

そして、ひょっとするとこれが一番大きいかもしれないんだけど。 一番ヤバかった曲、 スタジオに着いていきなり演った Sophie が(ほぼ)収録されてない。

臭いものに蓋(ダメじゃん!)。

あ、つかそーゆーワケで切れてるの? がーん。

ウチで一番ボロいマシンは Pentium 120MHz。ハードディスクは 1.2 GB。 昨今、ここまでロースペックだとかえって自慢出来るんじゃないかという一品だ。 こいつ、アキバのショップブランド品で、ハードウェアマニュアルの類が一切無い。 というのが伏線ね。

さて、ここに 3.2 GB のディスクが一本余っている。 換装したい。いや、しなければならない。それが人間の正常かつ当然の思考である。 あなたもそう思うはずだ。思わない? おかしいな。あ、照れてるんでしょ? てなわけでカバー外して中身を眺めているわけですが、

ハードディスクを取り付けているネジが外せない。

ここに手は届かないだろ? 特殊工具がいるとか? ひっくり返しても状況は変わらないよなぁ。 この梁のようなバーを外すにはこのネジを…って溶接されてるし。

と、ここ数日悩んでいたのだが、今日、ふと目についた別のネジを外してみたら、 ハードディスクが取り付けられているブロック(?)ごとガバッと外れて、 上記ネジにもあっさり手が届きました。 そうか、こんな仕掛けだったのか!と、発見した瞬間の爽快感ったらなかったね。 というわけでめでたく換装完了。

ところで、これって「ぱそこんを楽しむ」じゃないよね。 なんつーか、パズルだよな。

2003/08/29  Mars

薄く曇った夜空に、一際明るい、赤っぽい星。 そういえば火星が近づいているんだった。最接近は一昨日ぐらいだったか。

見ても遠いのか近いのかわからん。
って当たり前か。

2003/08/28  リーダーバンド

久しぶりにマスターからメールが来た。曰く、

「先日 Rollingstone 誌で発表されて話題になった "100 Greatest Guitarists of All Time" だが、このランキングに 関して、何かコメントは?」

ちなみに Top 20 はこんな具合だ。

  1. Jimmi Hendrix
  2. Duane Allman of the Allman Brothers Band
  3. B.B. King
  4. Eric Clapton
  5. Robert Johnson
  6. Chuck Berry
  7. Stevie Ray Vaughan
  8. Ry Cooder
  9. Jimmy Page of Led Zeppelin
  10. Keith Richards of the Rolling Stones
  11. Kirk Hammett of Metallica
  12. Kurt Cobain of Nirvana
  13. Jerry Garcia of the Grateful Dead
  14. Jeff Beck
  15. Carlos Santana
  16. Johnny Ramone of the Ramones
  17. Jack White of the White Stripes
  18. John Frusciante of the Red Hot Chili Peppers
  19. Richard Thompson
  20. James Burton
この男、当然おれの Jeff Beck 好き、及び Eric "神様でも天才でもなんでもねぇよ演歌歌手でもやってろ" Clapton 嫌いを 知っている。知っているからこそ聞いているのである。 つまりこれは、勝負を挑んでいるのである。売られたケンカは買わねばならぬ。

そして 30 秒ほど熟考の上したためたリプライが以下である。

こーゆー「ふぁん投票」みたいな企画でベスト 10 に入るような人間は 己の精神に隙があったことを反省し、切腹して詫びるべきでしょう (従って故人は除く)。

孤高こそが美です。

さりとて、その美の輝きが一般人に全く届かないのは惜しい。実に惜し い。まぁそこで程よいところ、そうですね例えば 14 番目辺りにスッと 名を連ねる感じが最高ではないでしょうか。

えーと。今日はこのぐらいにしといたるわ(池乃めだか調でお願いします)。

ちなみにこのランキング、ちょっと普通じゃないと思う。 こんなヘンなセンスで上位に選ばれなくて良かった。いやホント。 負け惜しみじゃなくて。 負け惜しみじゃないって言ってるだろーがてめえソコへ座れ!!! (だったらキレるなよ)

そーいやヤツは今新しいバンド立ち上げてるんだっけな、と思い出して、 その辺のことを聞いてみた。その中で「自分で歌いたい曲を自分で選べるのは嬉しい」 という話が出た。

うん。いいよね。リーダーバンド。 納得のいくメンツを集めて、自分の趣味 100% の選曲。 で、思い返してみると、おれ、そういうバンド、やったことあるんだろうか。

「エラそうに練習仕切ってんだからオマエがリーダー」 みたいなバンドは幾つもあるけど(とほほ)、 本当の意味でのリーダーバンドって、おれにはほとんど経験がないのではないか。 大学の頃「求むキーボード、変拍子の上でアドリブが取れる人、 バイオリンが弾けるとなおよし」って募集したら一人も来なかったっけなぁ、 と切ない思い出も蘇っちゃったり。ってそんな募集でヒトが来るかっつの。 でも U.K. 演りたかったんだよぉ。その時は。

自分の趣向でバンドを引っ張るのは、 楽しいと同時にすごくパワーの要る作業でもあるだろう。 魅力的だけれど、敷居も高い。だから、それを実現できずにいるおれは、 実行力のない駄目ミュージシャンである

のか? いや、実際そういう側面もあるだろうな。

でもね。伴奏者の楽しみってのもあると思うんですよ。 つーか、それが分からないとドラムなんて叩いてられん。 「こういう感じにしたいんだよ」というメンバーの希望に対して、 これだっ!というフレーズを返せた時の喜び。 曲の盛り上がり曲線を上手にデフォルメして、その気にさせてやる楽しみ。

そして、それでもやっぱりリーダーバンドへの憧れ。 いや、夢を捨てちまったわけじゃない。いつか、きっと。

2003/08/27  mp3 にわくわく

随分昔にインストールした(たろさんありがとう)まま、あまり使うことのなかった 「CD2WAV32」と「午後のこ〜だ」。どちらもフリーソフト。 コイツらを組み合わせれば、CD の音楽データを mp3 に落とせるというわけだ。 最初に入れる曲は何がいいかな。やっぱりここは一つ Jeff Beck であろうな。

そして、Clie を USB 接続し、Clie 内のソフト "AudioPlayer" を使うと、 Clie に差し込んだメモリースティックが PC からはリムーバブル・ドライブに見える。 後は、作った mp3 データをエクスプローラでほいっとコピーして完了。簡単簡単。

昨日はちょっと心配したけど、大丈夫。ちゃんとワクワクしてる。

2003/08/26  そこに夢はあるか

というわけで、 ってこのリンク先の日記にそんなこと一言も書いてないけど、 実はその日注文してましてね。うひ。で、Clie が届きました。

昔の電子手帳も数に入れると(PDA = Personal Digital Assistants だからいいよね)、 これが 5 台目。 という事実を改めて客観的に見るとオレって馬鹿かもという気になるので 見なかったことにしますが、

最初に買ったのが Sharp PA-Z300。Wiz ってやつ。 これを PA-Z900 に買い換えた時には「PC の PIM データとシンクロできる」 という革新がありました。やはり入力しやすいのは PC。 電子手帳を単体で使うのは限界がある。 PC で管理している情報を PDA で持ち出す、という使いこなし方で、 可能性は一気に広がるんじゃないか、という夢が持てたわけです。

これが、Sharp Zaurus igeti MI-P2 に換わる。 この時は「新しいソフトをインストールしてカスタマイズできる」 「携帯電話を接続してモバイル」の二点が目玉。ほら、 モバイルってーと二枚目ビジネスマンがビシッとスーツ着て、 超高層ビル群をバックに颯爽と通信してるイメージがあるじゃないすか。 実際 PDA の広告ってそんな感じだよね。だからおれもついそういう夢を見ちゃった。 二枚目じゃないしスーツ着ないし超高層ビルのあるところへの外出も無いし メールは i-mode で読めるしで、 完膚なきまでに夢破れましたけどね。ええ。

ここから先は、以前日記でもネタにした話。Zaurus が壊れて、 修理を頼みにヨドバシに行って、そこに展示してある Palm にフと浮気心を起こし、 「誰か中古譲ってよ」と日記に書いたら北村君が「使ってないから」 と新同品を安く譲ってくれた、という

「この一台で何でもこなしてやる」という貪欲な Zaurus のコンセプトに対し、 「PC データのビューア」という、潔い割り切り。 その割り切りが故の軽快な動作。手に馴染む操作感。 反面、Palmware と呼ばれる多数のシェア/フリーソフトをインストールして、 多様なカスタマイズが楽しめる、その拡張性。 そして、それまで Sharp 一本できたおれを、きっと待っているであろう、 新しい操作体系。そう、Palm はワクワクの塊でした。

で、今回。

これだけ PDA を使い続けていると、 なんというか自分なりの「こう使う」という型が出来ちゃうんですね。 その型の中で使う分には、現在の愛器はなんの不満も支障もないんです。 電池交換さえしなければ。

だから、千円で完全に修理できるとか、 向こう五年間交換必要無しの単 4 電池が売り出されるとかすれば、 きっとおれはまだまだコイツを使い続けたでしょう。 しかしどうやらそれは叶わぬ願いのようだ。

今回変わるのは「カラー、ハイレゾの美しい画面」「mp3 プレイヤーとして使える」 というところだが、Palm は Palm。使い勝手に大きな革新は、きっと無い。

そんなわけで、今までのような「夢」がない。 ひょっとしてすげえコトが出来ちゃって、 もう仕事なんてバリバリはかどっちゃってプライベートも充実しまくりで 婦女子にモテモテ、など。いや実現したことありませんけどね。一度たりとも。 だけどさ、ほら、宝くじみたいなモンでさ。夢を見ている時間を買う、 みたいなのがあるわけさ。

ところで、「mp3 プレイヤーとして使える」にときめかないのは、 ミュージシャンとしては如何なものだろうか、 とヘンなトコロで悩んでるおれ。

2003/08/24  急げ

前回の更新が 5/4 だったらしい
さっさと更新しないと顔変わっちゃいそうだからなぁ。

2003/08/23  PDA 狂想曲

現在、おれの愛用している PDA は Palm m105 です。 これ、良いマシンなんです。外部メモリを持たず、画面はモノクロ。 しかし電池の持ちは抜群で、しかも単 4 電池だからどこでも入手可能。 PC の PIM データを持ち歩くことを第一目的と考えれば必要十分なスペックです。

ただ一つ、「電池交換の度に全てのデータが吹っ飛ぶ」 という欠点にさえ目をつぶれば。

つ ぶ れ ま せ ん 。

残念だなぁ。現象再発かぁ。 ネットを徘徊してみると 「バックアップ電池を交換しても、ヘタすると四ヶ月程度で再発」なんて情報も。 おれは半年持ったのか。良かった良かった。なんて気になるハズもなく。 泣く泣く機種変更を検討する。

さて、Sofmap だのヨドバシだのにフラッと行ってみたんですが、知りませんでした。 Palm Computing って日本から消滅してたんですね。(サイトは あります)

Palm OS 搭載 PDA というとご本家の Palm Computing、それを OEM していた IBM、 その他数社から互換機、中でも日本で人気の高かったのは Sony の Clie、 という図式であると認識していたのですが、 今店に行くと、Palm 機は Clie しか展示してありません。

なんか Sony ってのもこーメジャーブランドで、 そこに安易に乗っかるのも悔しいんだよなぁ。 やっぱ Palm といえば本家だろ。m515、クールなルックスだし。ハイレゾ? そんなもん、ぜ、全然う、うら、うら羨ましくなんかなななないぞ。

という非常にきっぱりとした態度だった(どもってるけど)わけでありますが、 選択肢が無いのではしょうがない。 値段三万ぐらいで PDA、っていうだけでイキナリ候補は一点に絞られちゃう。 比較的電池の持ちも良さそうだし、触った感じ、動作はサクサクしているし、 Palm OS だから使用感に関しては特に問題もないだろう。 外部記憶も持てるので、急なハードリセットにも安心 (ってリセットしてもらっちゃ困るが)だし、 音楽データを放り込んでおくことも出来るし。

というわけで、Clie PEG-SJ33 ってことになるのかなぁ… ん? 良く見ればこの時既に 危なそうなこと書いてますね。おれ。

恋に落ちる運命だったのでしょうか。2/21 の時点で。

ブックオフが賑やかだ。いや、あそこはいつも賑やかだけどさ。今日は 「店内改装記念福引実施中! 500 円のお買い上げで一回引けます!」 という案内が連呼されている。

手元を見ると、本が二冊。一冊は 300 円、もう一冊は 100 円。

後一冊で福引じゃん、という理由で引き続き文庫を探すおれって、 まんまとブックオフの策略に乗せられた駄目人間でしょうか。 ちなみに福引の景品はハンドタオルでした。 駄目人間テイスト、かなり強く漂ってます。

義父が町内会の役員をやっている。今年からだ。任期は知らない。 町内会主催の旅行の企画など、いろいろと忙しいらしい。 そして今日もまた忙しい。

夏祭りでフランクフルトを焼くからだ。

あの恐い顔で「いらっしゃい」とかやるんだろうか。客は近寄れるんだろうか。 という、本筋ではないところの興味で、見に行ってみることにする。

着いたら既に完売。「今頃来たのか、あっという間に売り切れたぞ。 まだあっちの焼き鳥は残ってるけどな」 ってなんだか上機嫌である。店先(?)に掲げられた、 フランクフルトの形をした素敵な看板も義父の作品。 実は結構楽しんでるじゃんか。

どうせやるなら楽しむというその姿勢。見習うべし。

2003/08/22  怪我

家に帰ると、琴葉が足に包帯を巻いていて、志緒はちょっとしょげている。 ちょっとした不注意で怪我をさせてしまい、病院に行って来たんだそうだ。

まぁ子供は怪我、するだろ。適切な応急処置もしたんだし、大丈夫だよ。

なんてのは、比較的傷が浅そうなこと、 そしてなにより琴葉本人が元気に走り回ってるから言えるのかもしれないけどさ。

つーかさ、怪我って分かってる? 痛くないの? 少しおとなしくしようよ。 あああ包帯取れてるし。

「くつした取れた!」

包帯だってば!

2003/08/21  書く欲求

たろさんが「人といろいろしゃべったので書く欲求が弱まった」みたいな話を 書いてるんですが、あるよなーそーゆーの、とうなずいてみたり。

ええ。今ありません。見りゃ分かりますね。

2003/08/20  酔

「酔った勢い」という言葉がありますが、 人は酔うと素直になって、本音が真っ直ぐ出てくる、 という言い方も出来るのではないか。

なので、覚えておこう。

2003/08/19  手段と目的

今後、メインのツールになる確率はほとんどないと思われるのだけれど、 何故かWanderlust をいじってみている。えーと、メールソフトの一種であります。

おれが、 電子メールを含めたコンピュータ・ネットワークというものに触れたのは入社後すぐ。 その頃、ネットワークといえば UNIX だったわけで、 UNIX 上の代表的なエディタの一つである Emacs + Emacs に付随しているメーラ RMAIL、というのがおれのメール環境だった。

ところでこの Emacs というヤツは馬鹿みたいに多機能で、 エディタの中からディレクトリを操作したり、シェル起動してコマンド実行したり、 NetNews 読んだり、ヘタすると一日 Emacs の中で過ごせるんじゃないか、 という勢いのエディタ(じゃないよな最早)で、 もちろんメール機能も持ってたわけです。

閑話休題、昨今のメーラと比べれば機能不足は否めないが、この当時、 多くて一日百通程度のメールを捌ける程度には、まぁなんとかなっていた。

Emacs の操作って、Ctrl や ESC キーと通常キーの組み合わせでコマンドを繰り出すのが基本なんだけど、 このメール操作に関しては本当に「目をつぶっても出来る」 感じだった。まぁ皆さん、使い込んだメーラの操作なんてそんなものでしょうけれど。

少なくともその頃は、UNIX マシンより机の上の可愛い PC が好きだった。 UNIX ときたら、マシン本体は離れたマシン室にどーんと設置してあって、 これがまた冷蔵庫を並べたみたいに大きくて、 そいつを何十人もの人間が同時に使ってて、 ヘタな操作で他人に迷惑かけるケースもあり得るし、 ちょっと突っ込んだ操作はスーパーユーザにしか許されてないし、 要するに可愛くなかった。

Emacs にはより高機能な mh-e なるメーラもあったけれど、 そういう理由で(「可愛くない」が理由ってのもどうかと思うが) Windows 3.1 上で動作するメーラに移行。 その後、Windows95 を経て現在の Windows XP まで、 ずーっと Windows 上でメーラを読み書きしてきた。

で、ここ最近の Linux である。

こりゃもう間違いなく UNIX 系 OS なワケだけれど、 自分がスーパーユーザとなって手元の PC にインストールして、 何かヘタなことすりゃ痛い目見るのは自分、心置きなくリブートおっけー、 というわけで、これは UNIX より可愛い。 えっ、「可愛い」の理由がヘンですか?そうですか。 というわけで、今再び UNIX コマンドを叩いている自分がいるわけであります。

通常のメール環境は今まで通り Windows マシン上に在るんですが、 Linux マシンを使用中にちょっと返事を一通書いておきたい、 なんてケースも発生するわけで、一応メール環境を整えておきたいというのが、 オトナの嗜みなのであります。

Linux (+ Xwindow) 上で動作するメーラに Sylpheed というソフトがあります。外観やインターフェースは Windows 系の有名メーラを参考に作ってあり、 Windows ユーザは違和感なく使うことが出来ます。

UNIX を離れて早幾年。Emacs の操作体系など忘却の彼方。 「Emacs? なにそれ? おいしい?」と口走ってしまいそうな昨今、 おれのファーストチョイスは Sylpheed だったんですが、 「UNIX なら Emacs。そして究極の UNIX 使いならばキャラクタ端末。 そこに本物の男気を見る」 という想いも消し去ることが出来ず。消せよっつの。 そんなわけで、Emacs 上で動作する高機能メーラ、Wanderlust なのであります。 はー、やっと冒頭に戻れた。

いやー、普通に使えるようになるまでの敷居が高いなぁ。 メーラでよくある設定、例えば「新規アカウント作成」。 Windows 系だと、メニューから新規作成を選ぶと窓がびよんと開いて、 アカウント名だのサーバ名だの POP/IMAP の選択だのを入力したり選んだりしますよね。

Wanderlust で POP を使う場合は、 ホームディレクトリ以下の .folders というファイルに

`&' [ユーザ名][[`/' 認証法][`:' 番号の振り方][`@' ホスト名][`:' ポート番号]][`!']

という書式で POP フォルダを指定、だそうだ。 さらに、サーバ上のメールをローカルに持ってくるという設定も、 その際、サーバ上にメールを残しておくという設定も、 全てエディタでガリガリ書くと。 この、メスを握って患部を直接手術するような感覚がたまりません。 ってイヤなのか楽しいのかどっちだ。おれ。

ところで。

前に博多君が「オレはどんなキーボードでもそのまま使う。問題ない」 と豪語していた(違ったっけ?)。対して、ソフト的にキー配列をカスタマイズしたり 余計なキーはペンチで引っこ抜いちゃったりしてるおれは、 この男、頭のネジが一本インチネジなんじゃ? とか、ちょっと DNA 配列が違ってるんじゃ? とか疑ってるわけです。

で、久しぶりに emacs というエディタを使ってみるとですね。 ま、キー配列の話とは微妙に違うとはいえ、そんなことを思い出し。 操作系の違いにむずむず。 なんつーか、アタマがカユいです。

例えば「3 行分をコピーして貼り付け」という操作。Windows 上での一般的な操作は、 「3 行分を Shift + カーソルキーで反転させ、Ctrl+C、Ctrl+V」ですね。 UNIX のもう一つの代表エディタ、vi では「ESC、3YP」です。 そして emacs では「Ctrl+Space、三行下へ移動して ESC+W、Ctrl+Y」。

どうです。Windows 上で秀丸エディタと teraterm + emacs と teraterm + vi、 という三枚の窓を開いて同時に使ってごらんなさい。これはカユいですよ。 いやホント。

でね。「同時に使わなきゃいいじゃん」と思ったあなた。 あなたは分かっていない。

そのカユいのが気持ち良かったりする人種が存在することを。
いや、おれはカユいだけだけどさ。いやホント。

2003/08/18  生存証明

やまじから「連日の雨で流されてはいないかと心配しておったところ、 更新されたのでホッとしてます」というメールが。

崖っぷちに建ってますからね。我が家。笑えません。全然。

「生きてます」という証明のために、ここに書いてみたり。

2003/08/17  演奏欲求

この間スタジオに入ったのが三週間前。
「気」は充填されつつある。気がする。

あ、いや、平たく言うと、スタジオ入りてえなぁ、と。

結局、音楽から始まる。んだろか?

2003/08/16  喉元過ぎれば

腰が痛い。
油断と慢心を厳しく反省する。

厳しさや反省する心なんてものは長続きしないのが常で、 だから時々痛みがやってくるんだろう。と思うことにする。

どうしてこんな時期にだんご三兄弟が?

食卓で Note PC を叩いていたら琴葉がよじのぼってきて、 クッキーモンスターを見せろ、と膝の上を占領する。 邪魔でしょうがない。どいてろちうねん。

仕方なくブラウザを立ち上げ、 琴葉お気に入りのサイト へ飛んでみると、ビッグバードが「アンタのブラウザ、Flash Player が入ってないぜ」なんて抜かしやがる。

そいや Linux 機には入れてなかったな、 えーとどーやってインストールすりゃいーんだ? とかブツブツ言いながら、 結局無事にクッキーモンスターが動いて、喜んで琴葉を呼んでるおれって、 結構良いヤツかもしれないと思いませんか。思いませんね。

2003/08/14  響く理由

昨日買ったドラマガを、朝飯を食いながら眺めていた。 その中にあった、大坂昌彦氏のインタビュー。

「伝統を理解し、敬意を払うことが重要。 それでは新しいものが作れないという反論はあるでしょうけれど、 音楽って、先達が 99% 完成させたものに、 自分が 1% のオリジナリティを加えられたらラッキーだと思う」

例えばオリジナル曲でリズムアレンジをする際、 どうやったら普通じゃなくなるか、ばかりを考えていた頃があった。 二拍四拍のスネアを嫌ってみたり。 しかし、裏を返せばそれは、普通からの距離、という言い方も出来る。 離れ過ぎれば自己満足だし、近過ぎればありきたり。 どのポイントで面白いものが出来るのか。 そして、「普通」から離れるためのトリッキーなアイディアも、 先達からインスパイアされたものが相当な割合を占めるわけで。 「普通」や「先達」を、離れるための基点として意識する、というか。

「99」と「1」という数字から受ける印象は人それぞれだろうけど、 とても共感できる方向の発言だと思った。

でね。それに共感する自分を見てフと考える。 自分の思想と似たベクトルを持つ意見が心に響くのは当たり前だよなぁ、 そうではない意見から光る言葉を見つけることが、おれには出来るだろうか、と。

2003/08/13  盆

8 月 13 日はあまり好きじゃないので、 夏休みの間中放っておいて、そのままになってた無精髭を剃った。

会社に行って、くたっとなって帰ってきて、Note 開けて Linux 弄って、寝る。 ここ数日の行動描写。我ながらどうかと思うんだが、 「今、興味あることにしか目が行かない」のが自分の特性で、 今回はもうしばらく放って置いてみようと思う。

そーいや首都高バトラーだった時、それも一番のめり込んでる時、 休日は朝起きていきなりドリキャス立ち上げてたなぁ。

えーと。放って置いちゃいかん気がしてきました。

2003/08/09  憂い

凄まじい雨音に起こされ、時計を見ると朝五時前。 二階のベランダに溜まった水を見て、 こりゃ雨漏りしちまうんじゃないかと不安になり、 バケツで水をかき出してみたり。

雨どいのメンテナンスをさぼったツケ。備え在れば憂い無し、たぁ良く言ったもんだ。

2003/08/08  B.G.M.

Pingu が好きでした。もう何年も前のことですが、ビデオ買ったりとかね。

で、そのビデオ、今は琴葉のお気に入り。 あまり繰り返して見るのでテープが傷んできて、 所々ノイズが入るようになってしまった。

ちと調べたところ、DVD 化されてるんですね。おれの持ってる六巻分が、 たった一枚に全て入っている。何回見たって劣化しない。ワンダフル。 ハラショー。というワケで早速 Amazon よりゲット。 で、届いた DVD を見たところ、驚愕の事実が。

BGM が違う。

エピソードの前後に付くジングルをはじめ、エピソード中の BGM が全て違う。 さらに、例えば「ピングーのアコーディオン」というエピソードで、 ピングーと、アコーディオンの先生が弾くメロディ (がドラマのポイントなワケだけれど)も全く違う。 良く聴くと、セリフもかなり入れ替えているみたい。

こういうケース(同じ映像に違う音楽)に出会う機会は、 皆様にとっても少ないと思われ、その影響が想像しにくいかもしれないのですが、

違和感バリバリ。ここまで来るともう別のドラマみたいっす。

でまた非常に残念なことに、ビデオ版の方が断然良いのだ。 例えば上述のアコーディオン。シンプルで親しみやすく、 かつピングーの上達が非常に分かりやすい。 「ピングーの卵のおもり」で卵がぴょんぴょん飛び回るハイライトシーンのバック。 他のシーンとはっきりコントラストの付く、印象的な曲なのだが、 DVD 版ではエピソード前後のジングルそのままだ。 気になりだすとアレもコレもと止まらない。

これじゃビデオ、手放せないじゃないか。 琴葉、すごく気に入ってたからな。音楽変わっちゃってがっかりするんじゃないかな。

なんてのは親の杞憂らしく。琴葉はさっそく新しいジングルを覚えようとしてます。 頭の柔らかさを見習うべし。

八景島へ。

八景島といえば Piatto のチョコレート・パフェだったワケだが、 この店、どうやらバイキング専門になってしまったらしく、 多分チョコレート・パフェはメニューに残っていないだろう。 惜しい店をなくした。いや店はなくなってないけど。

嗚呼。チョコレートパフェを失った今、八景島に何の意味があろうか。 おれは絶望と哀愁をずっしりと背負いながら島内を歩き、 あまりの重さに歩き疲れ、 ふと見つけた「Booze Cafe」で足を癒そうと思ったわけです。

なんと、メニューにチョコレート・パフェがあるじゃないですか。

まず、大きい。最初に格闘する相手はチョコレートシロップのかかった生クリーム。 スライスバナナと一緒に食べ進めると、 次にチョコレート・アイスクリームが顔を出す。 さらに一段下層にあるコーンフレークと混ぜると美味。 コーンフレークの下にはバニラアイスとバナナ。そして最後にもう一度、 チョコレートシロップが登場するという小粋な演出。

コアなファンにのみお薦めできるこの一品。 友よ。八景島は死んではいなかったのだ。友って誰だよ。

あ、いや、水族館に来たんですからね。決してパフェ食いに来たわけでは。 その、あれだ、シーパラダイス。そうそう。それですよ。 えーと何見たんだっけな。ペンギンと、えーと。

記憶って正直。

この間の料理の一件以来、 志緒が言うのですよ。

「りおはつまりクリエイターじゃない、んじゃないの」

創造性がないってのは、音楽演ってる人間にとって致命的な気が。 まー確かにミュージシャンというよりはプレイヤーっぽいと、 自分で思うこともあるし、冗談半分に「プレイヤーっすから」 みたいなコトを言う場合もある。けどさぁ。それってさ。

女の子って「えー、あたし結構デブだよぉ」とか言うでしょ。 でもさ、他人に面と向かって「あなた、デブですね」って言わないじゃないですか。

まーここは、言葉じゃなく音できっちり言い返すしかないだろう。精進。

つかさ、タマネギ焦がしたぐらいでそこまで言うか。

2003/08/06  JEFF

どこかで話題になってるのかなぁ。なってないと寂しいので、 ここで話題にしてみよう。

えー、ロックファンの皆様。ギターファンの皆様。そして音楽ファンの皆様。 ジェフ・ベックの新譜が発売されましたよ。 タイトルは「JEFF」。 このやる気あるんだか無いんだか分からんネーミングにまずはノックアウトですネ!

音の路線は、誤解を恐れず大雑把な言い方をすれば、最近二作の延長線上。 オールドファンにはちょっとキツい肌触りか。

しかし、今一度立ち止まって聴いてみてほしいのです。 今作、とにかくギターソロがカッコ良い。例えば M4 "Seasons"。 ビートの効いたワンコードのリフ+ラップの今風なサウンドから、 いきなり静かなパートに切り替わり、ソロ。 バラードでの歌い方が素晴らしいのは当たり前。 そして再度、唐突にリフが再開。さっきのきれいな世界はなんだったんだよ? と思わせたその直後、リフに静かなパートのコードがかぶさってくる。 そして翔ぶようなギターソロ。くぅ。アイディアもソロも素晴らしい。

もちろん、ギターサウンドは極上。 エレキギターという楽器はこういう音達を出すために生まれ、進化したのです。

ビートやコードの暴力的な質感。 そして、トリッキーかつ歌心に溢れたギター・フレーズ。 実はこの人、ここへ来て、 1999 年つまり Who Else! の時点では想像も付かなかったような形で 自分のキャリアを融合させ、ものすごくデカい花を咲かせようとしてるんじゃないか。

いや、思い込みかもしれないけどさ、 59 才にしてリスナーをそんな気にさせるってスゴいことじゃないのか。 「枯れた」なんてくだらねえキャッチコピー背負ってるヤツをありがたがってる人。 騙されたと思って買ってみてください。

そして「騙された!」と思ったその時、 既にあなたはジェフ・ベックの懐を肥やしてしまっているのです。 毎度ありがとうございます。

今回国内盤にはオマケが二つ付いてまして。 今までにリリースされたシングルの写真付きリスト。いやこっちは良いんです。 もう一つがですね、

フラットピックです。

ジェフ・ベックがフィンガー・ピッキングの名手だというのは、 ワリと有名な事実だと思うんですが、なんでこんなもの付けたんでしょう。 EPIC のヒト。反省しなさい。あなたがやったことは例えば 「イチローのサイン入りゴルフクラブ」みたいなモンだぞ。違うか。

コントラバスなんてー楽器はデカくて持ち運びにくいし、演奏は難しいし、 マイキングも大変だし、ちょっとした調整も自分で出来ないし、 こんな楽器弾くヤツの顔が見たいぜ。と思いながら嫁の顔を見る。

今日はコントラバスの弦高調整&弦張替&ケース調達のため、 弦楽器の山本@新大久保へ。思うんだけどさ、ドラムセットの方が、 バラバラになる分よっぽどクルマに乗せやすいんじゃない? そんなわけで、買っていいですか?だめですか。そうですか。

ま、予定より随分安い値段で、しかも今日一日で済んで志緒はご機嫌だし、 新宿の Sesame Street Workshop でクッキーモンスターのぬいぐるみをゲットして琴葉もご機嫌だし、 良い一日だった。と日記には書いておこう。

2003/08/05  子供になれない

琴葉、走る。転ぶ。笑う。走る。羊にエサをやる。上る。歌う。下りる。走る。 汽車に乗る。走る。

何故疲れない? そのちっこい身体のどこにエネルギーが?

そしておれがぐったりなのは、 ここがこどもの国で、 おれはこどもになれないから、なのでしょう。 いやいや諦めちゃいけない。アッコちゃんも歌っている。

コドモはオトナになれるんだけれど
オトナもコドモになれるって

(夢のヒヨコ / 矢野顕子)

RedHat Linux 9 + ThinkPad 380Z メモ。 手持ちの無線 LAN アダプタは corega PCCS-11。PRISM-II チップ内蔵なので、 ドライバは orinoco_cs。ただし、RH9 デフォルトの orinoco ドライバは腐っていて、 起動時にエラーを吐く。 最新 kernel (2.4.20-19) 付属のドライバでは直っているので update しましょう。

2003/08/04  チャレンジ精神

多分ディスクが原因だとは思われるんだけれど、 ディスクの玉を交換すれば直るかというと、100% そうとも言い切れない。 さらに、これだけ古い PC だと、 最近の大容量ディスクを認識できない可能性も高い。

という状況の時。あなたならどうしますか。 諦めますか。それともディスク買いますか。

今日、別件で sofmap に行ったんすよ。 余ったプリンタを売りに。 そこでも書きましたが、sofmap の買取上限価格は 1,400 円でした。 付属品に欠品は無いとはいえ、インク詰まりを起こした上に箱も無し、 という状況なので、ひょっとして 1,000 円割っちゃったりするのか、 ファミレスで昼飯食ったとして、 デザートにチョコパフェ付けられないぐらいじゃねーか、くぅ切ないぜ、 と思ってたんですが、回答は「1,300 円。本体が若干汚れていたので 100 円引かせて頂きました」とのこと。

さらに「現金ではなく sofmap カードのポイントならば、10% サービスできます」。

というわけで迷わずポイントに変え、 その五分後にハードディスク代の一部として注ぎ込む、 というおれの行動はチャレンジ精神に溢れ、とても男らしく、 勇猛果敢で素敵だと思うんで 婦女子の皆様はおれに惚れてもいいんじゃないかと思うんですがどうですか。 だめですか。そうですか。

帰って早速取り付けて、 Windows98 の起動ディスクで立ち上げて(そう、立ち上がったのだ)、fdisk。

「512 MB 以上のディスクがあります」

をを。ちゃんと認識しておるではないか。がははは。もう勝ったも同然ぢゃ。 「MS-DOS 領域を作成」を選んでぽちっとな。

えーと、全体容量が 8,000 MB と。

8,000 MB と。

いや、おれがタイ米、いや違う大枚はたいて買ったディスクは 20G つまり 20,000 MB なんすけど。残りの 12G はどこへ行っちゃったんすか。 これがイワユル 8G の壁ってやつすか。いやぁ珍しいモノ見せてもらいました。 長生きはするもんぢゃ。ってそうじゃなくて。

えーと、婦女子の皆様。おれに惚れなくてもいいかもしれません。

結局、DOS (Windows) 用のパーティションを 8G 未満に切って、 残りは Linux にくれてやる、ということで解決(Linux は認識してくれた)。 無駄にはならなかったが、 図らずもデュアルブートマシンになってしまった。

重要なデータはメインの PC 上、ノート上のデータは消えてもいいや、 という運用で、あまりまじめにバックアップを取っていなかったんですが、 いざこういうことになって、元通りの使い勝手に戻そうとすると、 これが結構手間なのだ。気付いたら夜中の二時だよ。 つーか夏休みこれで終わっちゃったりして。 いやあ困った困った。まずはセキュリティアップデート。 そうだ、あのツールも入れなくちゃ。 うーむ、このデバイス用のドライバは…お、動いた動いた。 ふー次から次へと忙しいなぁ。困った困った。 あは。あはは。わははははははは。

え、こういう環境構築って楽しくないですか? おれだけ? じゃないよね?

2003/08/03  夏らしい太陽の下

未練がましく、この間壊れた PC をいじってみる。結果、ハードディスクを引っこ抜けば、 FD あるいは CD-R から起動できることは分かった。というワケで以下メモ。

knoppix でブート、 /usr/sbin/wlcardconfig でワイヤレス周りの設定等を行い、 /usr/sbin/saveconfig で設定を FD にセーブ。以降、knoppix 起動の際には boot: knoppix floppyconfig オプションを指定すれば無線 LAN が即使用可能。

という状態で、Ctrl+Alt+BS で X を終了、コンソール画面から

# X -query [別のLinuxPC] -fp tcp/[別のLinuxPC]:7100

で X 端末として使える(-fp は必須じゃない)。けどさ。 やっぱりそのなんだ、ディスクレスっていうのはどうよ。 金をかけて修理するべきか否か。

「ん? 普通に使えてるじゃん」

いやだからこれは X 端末と言ってだな、こいつ自身は何の仕事もしていなくて、 二階の PC の画面をここへ持ってきているようなイメージで

「良く分かんないけど、普通に見えるよ? 使える使える大丈夫直った直った(断言)」

理論的な説明というのはしばしばアッサリ負けるのです。感覚に。

梅雨が明け、外にはまぶしい太陽。そしておれは引き篭もり。

2003/08/02  隙間恐怖症

二週間ほど前、おぎりんから、 ライブ演るんで来ませんかというお誘いが来た。 「今回はドラムなし、パーカッションのみなので、 安心してお誘いできます」 と書いてあって何のこっちゃという感じだったんだけれど、 予告通りドラムセットは無し。

いやぁ。やっぱり面白いな。パーカッション。 例えば、フィルイン楽器の印象が強いボンゴでも、ちゃんとリズムが刻めるんだなぁ、 なんて感じで、色々刺激を受けるステージでありました。 少人数バンドである町田玩具は、 例えばこういう方向性で音をまとめてみても良いかもしれない。

で、演奏が一段落してやぁやぁと挨拶に来てくれたおぎりんに、 こーゆーのも良いねえと話したところ、

「りおさんはドラムじゃなきゃだめっすよ」

な、なんでさ。

「多分、(足も使うドラムに対して)手だけ使ってパーカス叩いた時の隙間に、 自分で耐えられないから」。

「そうそう。おれ達もさっき話してたんだけどさ。隙間恐怖症だって」

す、す き ま き ょ う ふ し ょ う。

あまりに。
それはあまりに。
あまりに図星で何も言い返せないではないか。

…明日からボクは改めますよ。もう生活態度からね。 隙間のある、さっぱりとした。例えばメシは白米と冷奴と梅干だけとかさ。

居間と玄関を仕切るドアの調子がずっと悪かった。 ドアと枠が接触してスムーズに開閉しないのだ。 そしてついにまともに閉まらなくなってしまった。

ヒンジ部分を眺めてみると、なんだかネジがたくさん付いていて調整箇所が多く、 かつ微妙な感じ。こりゃ素人には無理なのか? まーでもどうせ業者に頼むならその前に当たって砕けてみるか、 とドアを取っ払ってテキトーにいろいろいじってみた

ら、直ったっぽい。

おれって天才? つか建具屋っすよね? もうこれは。

いやあ、いよいよ具体的になってきましたね。おれの、脱サラ後の人物像が。 ある時はイギリス紳士にして傘たたみ屋。 ある時は腕利きの建具屋。そしてその正体はドラマー。

…クレジットカード作れなそう。
あ、いや、もう少しサラリーマンがんばります。

2003/08/01  休みの前

それでも何だかやり残しているような気がして、
後ろ髪引かれる思いで、
明日から夏休み。

夏といえばサンバですか。でもあまりに暑苦しい気も。 なのでタイトルはこの辺にしてみました。


▲ 日々 に戻る

▲ INDEX Page に戻る