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第11〜20話

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第11話(2000/08/06)〜第20話(2000/08/15)

★第11話★ 座右の銘(最終回): 2000/08/06
それでは、最後のお言葉です!
「飲み過ぎに注意しましょう。」
「いままで、さんざん偉そうなことを行ってきて、な〜んだ、最後は普通じゃん」と思われる方も多いでしょうが、この言葉が最後にくるのはそれなりの意味があります。
新入社員は各研修コースの最終日にほとんど必ず飲み会をやります。
だいたいこの座右の銘コーナーは研修最終日の最後の締めの時間にやりますので、この後すぐに飲み会となります。
彼らはほとんどが大学を出たばかりで、今でこそ少なくなってきたのかもしれませんが、「一気飲み」などの無茶な飲み方をします。
長くつらい研修がこれから始まるのだから、息抜き程度で飲むのは結構、ただし体を壊すまで飲んで研修に出られなくなったりしたら職場放棄と同じである、大学生ではないのだから、まず社会人としての責任をちゃんと果たすことを考えるように、なんてことを付け加えたりします。

ps.上記言葉には小さな但し書きをつけておきます。「健康診断にて要経過観察者になったことのある経験者より」いわゆる一つの「オチ」というやつですな。
★第12話★ (下戸+飲んべ)÷2=?: 2000/08/07
酒の強さは人それぞれですが、自分に関して言えば題名の方程式が当てはまります。
おふくろさんはビールお猪口一杯で心臓がバクバク状態の下戸。
親父さんは、酒さえあればご機嫌な超飲んべ。
その間にうまれた私はというと、最初(大学入ってすぐのころ)はやっぱり少しの量でダウンしてましたね。
お友達のwacan(MyLink参照)の下宿では便器をかかえて寝てたこともあったっけ。
しかし今では日本酒大好きのオヤジになりつつあります。
いつごろからこうなってしまったかを思い返してみると、やっぱり「波平さん」の影響が一番かな〜と思ったりします。
「波平さん」もうちの親父さんに負けないくらい飲んべですが、日本酒に関しては特にうるさい、ウンチクを言い出したらとまらない性質です。
サザエさんと結婚が決まってから、千葉の家にくるたびに、「今日はいい酒があるんだよ〜」と始まります。
実際いい酒なんですな、これが。
こちとら、大事な娘をもらう立場ですから、かしこまってお酒のお相手をします。
すると、緊張しているからいくら飲んでも酔わない(酔えない)→「マスオ君はけっこういけるね〜」→飲む→でも酔わない(酔えない)、というサイクルを結婚後も繰り返すうちにだんだん日本酒がおいしく思えてきて、気づいたらウンチクを語りながら日本酒を飲むオヤジになっていた、という感じです。
会社ではいつの間にか、ちょっと日本酒にはうるさいヤツということになっています。
しかし、その日の体調やお酒の種類によって飲める量が変わってきます。
誰でもそうだと思いますが、良い酒・楽しいメンツ・明日は休みなんていうときが一番飲めますね。
さて、今住んでいる家は酒に関して非常に立地条件に恵まれています。
車で15分くらいのところに、「シマヤ」というとっても酔い(おっ、いい誤変換)良い酒屋があるのです。
この店やお酒についてのウンチクはまたそのうち紹介しましょう。

ps.「フネさん」も超下戸です。非常に似たもの同士であるため、おふくろさんとは最初から互いに意気投合状態でした。しかし、これにサザエさんを加えると史上最強姦軍団となるので、男達は酒を飲むどころではなくなることがあります(まれに酒を隠しちゃたりとか)。まっ、体を気遣ってということにしておきましょう。
★第13話★ シマヤ(1): 2000/08/08
本店は、「みつわ台」という千葉のモノレール駅の近くにあります。
この酒屋さんは普通とちょっと違います。
入り口は普通の安売りリカーショップにしか見えないんですが、店の奥に入っていくとそこは80坪の涼しい(寒いくらい)の酒蔵、さらに奥に50坪の氷温庫があり、日本全国の日本酒がずらりとならんでいます。
そればかりか、地下には30坪のワインセラーまで、それはもう見ているだけで楽しくなってきます。
なぜなら、普通の酒屋ではめったにお目にかかれない幻のお酒が、ここでは普通に、しかもプレミア無しの値段で並んでいるのです。
久保田(百寿、千寿は普通の酒屋でもたまに見かけますが、ここには紅寿、碧寿、万寿もあります)、菊姫(黒吟)、天狗舞(吟こうぶり)、獅子の里、手取川(昭吉)、真澄(夢殿)、八海山、越乃寒梅、十四代...あっ、よだれが、じゅるじゅる。
とはいえ、有名どころは入荷するとすぐ売れてしまうので(例えば久保田の碧寿は6000円弱で買える)、どの時期にどんな酒があるのか確認するためだけにここに立ち寄ることもあります。
このお店は「波平さん」に教えてもらいました、千葉の家に行くたびにやたらと良いお酒があるは「シマヤ」のおかげだったのです。
例えば久保田がまだ有名になる前から、「波平さん」はこのお酒を飲んでいて、曰く「このお酒は越乃寒梅を作っていた2番杜氏と4番杜氏が引き抜かれて作ったお酒で…」というウンチクを聞かされていたのですが、その情報はどうやらここの店長から聞いたもので、店長に薦められた酒を買ってくるらしいのです。
さらに、「シマヤ」には恐るべきひみつが...これはまた次回にしましょう。

ps.地下のワインセラーで、鍵付きの保管庫に入っていたワインの値段を見て「何だ、4万5千円のワインに大袈裟だな〜」と言った大ばか者は私です。それは始めて見たロマネ・コンティ(45万円)でした。 シマヤのHP
★第14話★ シマヤ(2): 2000/08/09
シマヤはなぜ全国でも有名なお酒を、プレミアなしの価格で販売できるのでしょうか。
まずはオーナー(島影さんというかっこいい名前ですが、風貌はどこにでもいるおじさんで、看板のたぬきはもしかしたらオーナーがモデル?)が長年築いてきた酒蔵とのパイプ。
このパイプを更に深くするために、酒蔵の次期当主を修行のために店に受け入れているらしいのです、次期当主は全国のお酒が集まる店舗でお酒の勉強ができ、接客業を通じて顧客の嗜好などをつかむことができ、シマヤは酒蔵とより深いつながりができて、仕入れにも有利というまさに一石三鳥なわけです。
店員さんは若い人が多いのに、お酒に関する知識はすごいです。
月一回会費制で「日本酒を楽しむ会」というのがあるのですが(まだ一回も行ってません、いつか行きたいな〜)、こうした会にも出ているんでしょうね、「この前の定例会で飲んだ・・・が」なんていう風に薦めたりしてくれます。
お店には、「シマヤ・オリジナル」という紙のラベルが貼られている一升瓶があります、これは酒蔵からタンクごと仕入れて、店で瓶詰めしているんですね、こうすることでコストは押さえられ、鮮度は抜群というわけで、他の酒屋ではちょっと真似のできない販売をしているわけです。
さらに、この店の変わっているところは、隣接して居酒屋とフランス料理店があります、つまり、酒をおいしく飲むには料理もおいしくないとだめということなんでしょう。
シマヤで買ったお酒ならば、1本につきいくらか払えば持ち込み可能だったと思います、それでも普通のお店で飲むより安いです、元がプレミアなしの値段ですから。
居酒屋は会社の人と、フランス料理店はサザエさんと去年のクリスマスだったかに行ったのですが、おいしい料理とお酒を堪能し満足しました。
インターネット販売はしているし、宅配も扱うし(よくお歳暮なんかに使います)、地ビールも扱うといった、新しいことはどんどんやるという方針のようです。
そうそう、「美味しんぼ」という漫画に取り上げられたこともあります、オーナーはそっくりに描かれていました。
「恐るべきひみつ」というほど大袈裟なことではないかもしれませんが、けっこう変わったお店ですよね。
次回は、これはというお酒のことを紹介してみましょう。

ps.とかいいながら、「夏はやっぱりスーパードライだな」とビール腹をさすっているマスオさんでした。
★第15話★ シマヤ(3): 2000/08/13
シマヤで買うお酒を主に値段別に紹介してみよう。

○普段良く飲むお酒○
真澄 あらばしり 1.8L \3100 決して故郷のお酒だからひいきしているわけではない。こいつは香りは強いが旨い。このお酒が好きという人は、大概のお酒は飲めますとのこと、つまり酒の味が濃く、強く感じる。
久保田 紅寿 1.8L \3400 純米吟醸酒。新潟のお酒。飲みやすさは一番。
角田 生酒 1.8L \3500 純米吟醸酒、生酒。秋田のお酒だったと思う。どっしりとしてそれでいて香り高い。
手取川 あらばしり 720ml \1530 リーズナブル、かつそこそこ満足のいく味。石川の酒。
○ちょっと奮発して飲むお酒○
獅子の里 吟醸 1.8L \4200 キャッチフレーズが「米を食べている」というくらいで、酒らしいつよい香りのするお酒。人によってはきついと感じるかも。石川の酒。
久保田 碧寿 1.8L \5100 純米大吟醸。すっきりとしていて香りのさわやかなお酒。「波平さん」は万寿(1.8L \8200)よりこっちの方が旨いという。しかし、今年のは出来が悪いということで、一度飲んでから買っていない。
○めったに飲まないがめちゃ旨いお酒○
杜氏 及川 1.8L \11000 このお酒を飲む日は父の日と決まっている。なぜなら「波平さん」の名字が「及川」だから。山田錦を33%まで削り込んだ南部杜氏 及川さん渾身の作。何でも酒蔵が杜氏の好きなように作らせた酒とか。千葉のお酒。
真澄 夢殿 720ml \5000 大吟醸。香り高く真澄の割に飲みやすい、スイスイ入っていく感じ。長野しかも蔵元宮坂醸造がある諏訪の近くの親戚がめったに手に入らないと嘆くお酒。
○いつか飲んでみたいと思っているお酒○
岩の井 古古酒 1.8L \12000〜\18000 シマヤの店の奥に鎮座している黄金に輝く一升瓶。ああ一度で良いから飲んでみたい。年代によって値段が違っている。S58年が一番高い。千葉のお酒。
菊姫 吟 1.8L \30000 シマヤでは一番高いお酒かな?石川のお酒。


ps.誕生日プレゼントは何がいい?と聞かれるので、必ず「夢殿」と答える。するとサザエさんに即座に却下され違うものになる。本当に「夢殿」が飲みたいのに〜。

★第16話★ 台風のバカヤロー!: 2000/08/14
13日〜15日の予定であるところに行く予定だった。
「東京都三宅島神着」、噴火と降灰で一躍全国に有名になってしまった場所である。
ここにサザエさんの義理のおじさんの土地がある。
このおじさんはちょっと変わった人で、田園調布に住んでいながら(本業は喫茶店だが、それだけでは子供を大学にやれないといって店はおばさんに任せ、トラックの運転手をやっている)、この20年間三宅に月一回ぐらいのペースで通っている。
20年前、三宅島の山の中腹に売り出された別荘地を購入(買い足して今は200坪ぐらいらしい)、家は建てずにキャンプをして、ただただ遊んでいるのである。(この別荘地、ほとんど売れたらしいが、周りに家は一軒もなく、いまは木々生い茂るジャングル状態だ。)
おじさんの最近の目標は、そこに果樹園を作ることらしく、いろいろな果物の木を植えて試している、がそれも今回の降灰で全部枯れたらしい。
3年ぐらい前から、マスオさんとサザエさん(時には波平さんとフネさんも)は、この三宅島での遊びに付き合うようになった、海で貝をとったり、海岸で流木や貝殻を拾ったり、釣りをしたり、今は崩落してしまった雄山頂上のサウナ(ただ蒸気がでているところ)を見たり、温泉にはいったりと、とにかく楽しく遊ぶ。
なんといっても、キャンプ生活が一番楽しい。
テントで生活するのではなく、廃棄処分になったバスを一台持ち込み、中を住めるように改造してある。
周りはジャングルなので、人目を気にすることなく、いろいろなことができる。
最近の苦心策は、今年のGWのとき海岸から拾ってきた流木等でつくった物置小屋だ。
ほとんど、子供のころにつくった秘密基地感覚(のちょっと高級なやつ)だ。
道具は何でもそろっている、足はパジェロ、ガソリン発電機、扇風機、電子レンジなどの調理器具一式、テレビ、冬用にストーブ、チェーンソー、電動草刈り機、電動ドライバーなどの日曜大工道具一式、水タンクとポンプ、布団、スキンダイビング用具から、釣り道具。
おじさん曰く、「マンション1軒分くらいはつぎ込んでいるかな?」。
噴火以降おじさんは一回様子を見に行って、大丈夫だったということなので、物置小屋のドアを付けに、この夏もう一度行く予定だったのに、台風が直撃してしまった。
テレビでは「泥流の恐れあり、神着地区住民に避難勧告」などといっていて、ついにシケのため東海汽船定期便も欠航、仕方なくあきらめた。
次はいつ行けるだろうか。

ps.サザエさんは台風がこなくても、地震が危ないといって最初から大反対だった。それもあるだろうが、今回は自分が行けなかったからなんじゃないの?
★第17話★ キャンピングカー!: 2000/08/14
つい最近田園調布のおじさんちが、キャンピングカーを買ったので見せにきた。
これを買うのは、おじさんよりむしろおばさんの長い間の夢だったらしい。
10人乗り、トイレ・シャワー・キッチン完備、ちょっと狭いが快適そう、ただ駐車場代が高いと嘆いている。
トイレの水がでないというので、おじさんとマニュアル見ながらあれこれいじって、洗浄水タンクは別系統ということがわかり、無事でるようになった。
おじさんは、使いたかったらいつでも使っていいよといってくれた。
サザエさんはさっそくこれで誰かとスキーに行こうと言い出した。

ps.スキーはいいけどさ、運転手は誰?チェーンはめるの大変そうな車なんだよね。
★第18話★ シマヤ(4): 2000/08/14
東京に住んでいるサザエさんのおばあちゃんは、正月やお盆など、年に5、6回千葉の家に遊びにきます。
そうすると、マスオさんと波平さんは「スポンサーがきた」といって密かに喜ぶことになります。
いつも「これでお酒でも買いな」と、福沢諭吉さんをくれるので、ありがたくいただいてシマヤに直行。
今回は、初めてのお酒「獅子の里 大吟醸 1.8L \7140」になりました。
マスオさんにとっての「酔い(良い)お酒」の条件は次の三つ、1.香り、2.すっきりとした喉越し、3.三合飲んで翌日まったく残らないこと。
やはり、それなりのお酒は下戸の血を引いているマスオさん、次の日立ち上がれなくなります。
良いお酒にはそれが全くありません。
今回のお酒は、すばらしく「酔いお酒」でした。

ps.波平さん、おつりはフネさんにしっかり取り上げられました。
★第19話★ 猫に小判、猫にイカ?: 2000/08/15
「猫にイカを食わすと腰を抜かす」と年配の方はみんな言います。
しかし、我が家の猫達は全く関係ないみたいです。
庭でバーベキューをやっていると、すっ飛んできて、足にスリスリまとわりついて、おねだり。
中でもイカが大好物、ところがウインナーには見向きもしません。
保存料等が入った人工的な食べ物は嫌いなようです。
こいつら、グルメ猫か?

ps.第2話にも登場の猫達(154KB)、さて、どれがだれでしょう。
★第20話★ ぼ、ぼ、僕らは○○探偵団!(前編): 2000/08/15
今から1年前の暑い夏のことだった。
すごい夕立のあった翌日の日曜日、朝から小猫が一匹姿を消した。
「波平さん」・「フネさん」は心配して、「どこに行ったんだろうねー」とあちこち探していた。
昼過ぎに明智(マスオ)小五郎は捜査当局の要請により捜索を開始、すぐに母猫「ニャン太郎」の不信な挙動に気づいた。
「ニャン太郎」はある場所を中心に、盛んに小猫を呼ぶ泣き声を発しながらウロウロしている、しかしそこは隣の家との境界壁の前で小猫の姿などどこにも見えない。
おかしいな〜と別の方面を探そうとすると、後ろについてきて、そっちじゃないという顔をしながら、さっきの場所に誘導しようとしている感じだ。
そのうち地面と壁の隙間を行ったり来たり始めた、相変わらず小猫を呼ぶ泣き声を発している。
明智は、壁に近づいて耳を澄ませてみた、すると「ミヤァ〜」というか細い泣き声。
すぐに小林(サザエ)少年を呼び、確認させる。
間違いない、あれは「チビ」の声だ、この壁の向こう側でいったい何が?

ps.この先、驚愕の新事実が...次回(後編)を乞うご期待!(ふっる〜)
 
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