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第1〜10話

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第1話(2000/05/30)〜第10話(2000/08/04)

★第1話★ 血の海にびっくり: 2000/05/30
3月のとある日の夕方(外は暗くなっていた)、私はオフィスでいつも通り(?)黙々と仕事をしていた。
すると携帯に突然電話が...奥さんからであった。
「いま○○(某有名ブランド)の展示会にきてて、ホテルニューオータニの駐車場にいるんだけど、バッテリーがあがっちゃたから来て!」
有無を言わせぬ要求に、仕方なく仕事を中断し、車でむかった。
5分後、駐車場に到着したが、どこにも姿が見えない。
すると、見知らぬ女性(奥さんの友達)が駆け寄ってきて、「小倉さんですか?奥さんが怪我をして倒れているんです」
えっ、5分前に電話で話してたのに????
案内されて奥のほうに行ってみると、額を押さえて仰向けに倒れている人影が。
なんと、うちの奥様は車止めに躓いて、その先の車止めに顔面着地したらしい。
ホテルの人がすでに救急車を呼んでくれていた。
奥様は救急車に連れて行かれてしまった。
病院名だけ聞いておいて、すぐオフィスに戻り、場所をインターネットで確認し、仕事を片づけて病院に向かった。
到着してちょっとしてから、11針縫い終わって包帯グルグル巻きで治療室からでてきた。
医者に状況を説明してもらい、薬をもらって、家路に、あと一センチずれていたら、危なかったらしい。
大事のなかの小事とはこのことである。
翌朝、オータニの駐車場に車を取りに行った。
そこには、直径30センチくらいの血だまりが二つ...あー、びっくりした。
ロープでもはってあれば、立派に殺人事件の現場になるな。

ps.んっ?奥さんはどうして手を先につかなかったんだろう???
★第2話★ ニャン太郎: 2000/05/30
我が家に2年前から一匹の猫が居着いた。
非常に愛想が良く、「波平さん」が「ニャン太郎」と名づけて餌をやっていた。
しかし、「ニャン太郎」はメスだった。
二回ほど子育てに失敗した後、昨年ついに3匹無事育った。
「チビ」「トラ」「シロ」を加え、猫は4匹になってしまったのである。
このうち「ニャン太郎」と「チビ」はメスである。
これ以上増やすわけにはいかないな〜などと「波平さん」はのんびり構えていたが、ある春の日曜日、私は庭で「ニャン太郎」のH行為を目撃してしまった。
これはいかんと動物病院につれていって、さあ避妊手術してくださいといったら、無知とは恐ろしいもので、まずは予防注射(いろいろと恐い病気があるらしい、猫エイズとか)をしてからです、といわれ3週間後に手術となった。
その間、策を作って、「ニャン太郎」と「チビ」は下界とは面会謝絶。
しかしその努力も空しく、「ニャン太郎」は妊娠していた、手術代は通常より高い3万円。
まあ、しょうがない、「チビ」もこの際避妊しとこうとなったが、獣医さんがいいました。
「あれ、この子も妊娠してますよ」
こら、「チビ」、そんなふしだらな娘に育てた覚えはありませんよ!っていつ育てたんだ。

ps.この時の出費は痛かった。
★第3話★ お魚咥えたどら猫、追いかけて〜 : 2000/06/30
いわゆる私は現在マスオさん状態である。
サザエさんの両親「波平さん」と「フネさん」と同居状態である。
「波平さん」はてっぺんに一本というわけでなはいが、かなり近いものがある。
「フネさん」はサザエさんより料理がうまい、が口うるさい、というか本当に声が大きい。
世にマスオさんがどれだけいるか知らないが、なんだかんだいっても、この状態はかなりマスオさんにとって快適である。
嫁姑戦争はないし、マスオさんはみんなに気を遣ってもらえる。

ps.サザエさんは時々、家に侵入してくる「ニャン太郎」を追いかけている。
★第4話★ をいをい : 2000/06/30
一昨年自分と奥さんの両親が全員還暦をこえ、(ちょうど1年づつずれている)なにか記念になることをと言い続けていたのだが、ついに決行のときがきた。
奥さんと必死にプランをねって、4人でハワイ7泊9日の旅に出したのである。(旅費までは面倒見切れなかったが)
5月の末から6月にかけて、この時期はGW後でもっとも安く(ツアー料金は16万ぐらいだったか)しかも空いている。
多少のお小遣いをあげて、さあ行ってこいとやったのはいいが、「波平さん」と「フネさん」はともかくほとんど長野の山奥から出たことのない自分の両親は「ああなったらどうしよう、こうなったらどうしよう」と心臓バクバクだった。
さて、帰ってきてから心配して「どうだった」と聞いたのだが、「いや〜ハワイは極楽だね〜、あそこに住んでもいいくらいだね〜」だって。

ps.をいをい、日本語が通じるのはワイキキだけだぞ。
★第5話★ IXYいいっす!: 2000/07/30
急遽決まった出張にかこつけて、我が家の大蔵省から予算をぶん捕り、念願のデジカメを買いました。
きめ台詞は「今時の出張報告レポートはイメージ付きでなきゃだめなんだよ」。
発売日の翌日ぐらいに千葉のヨドバシカメラで48MB CFメモリーなどのオプションつけて8万弱ぐらい。
小さくて、画質も良く、満足してます。
最近は品薄で入手困難だとか、ラッキー!

ps.出張レポート?もちろん書きましたよ、写真いっぱい入れて。
★第6話★ 史上最強の出張 : 2000/07/30
6月においしい出張をしました。
6/05〜12でサンフランシスコ4泊、マウイ島2泊(ゴルフ付き)。
え〜、なんでそれが出張なの?と思うでしょうが、仕事なんです。
私はIBM新入社員の研修を担当していますが、その中で昨年Javaなるものを教えました。
これはSun(ネットワーク・イズ・コンピューターのCMやってる会社です)開発のプログラミング言語・環境なんですが、Sun公認テキストを使ってやります。
このテキストは馬鹿高いのですが、IBM研修サービスは他にも一般顧客向け研修でこのテキストを使っており、Sunエデュケーションという会社の売り上げに貢献しており、そのご褒美でJavaOneというコンファレンスに4人も(川崎3人、幕張1人)ご招待だったのです、飛行機・ホテル・夕食全部Sun持ち(なんとゴルフ代も)。
いや〜、こんなプレッシャーのない、しかも楽しい出張は会社入って始めてでした。
サザエさんは、「私もどこかに連れて行け〜!」と暴れたのでした。

ps.でも、これに行くために無理して仕事したけど。
★第7話★ はいろかやめよか考え中: 2000/07/31
私は英語が嫌いです。
何といっても、今から十ん年前わざわざ入試科目に英語がない大学を選んで入ったほどだし。
ところが何の因果か血迷ったか、外資系のコンピュータ会社に入ってしまったからさあ大変。
「英語ができなければ出世できないぞ〜」とは入った当時から言われていたが、今年になってなんと本当に英語能力が人事制度化されてしまった。(詳しくはこちら
課長になるには600点、次長以上は730点、TOEICというテストで取る必要がある。
今この役職にいて、点が足りない人は1年以内に取らなければ降格だそうだ。(発表の翌日以降会社近くの英会話学校に申し込みが殺到したとかしないとか・・・)
じつは私は3年前から駅前留学を始めていた。
きっかけは2週間の海外出張が決まって付け焼き刃で英会話を始めたのだが、3年で会員期限がくるので「もういいや」と思っていた。
しかし、TV CMのように迷った挙げ句に継続した。
あれほど嫌いだった英語も耳に慣れてくると心地よくなってくる。
海外映画の英語の台詞が訳を見なくてもわかったときなどはちょっと優越感に浸れたりする。
もちろんタダではないので、大蔵省と予算折衝の末、「出世しないと給料もあがらないぞ」のきめ台詞で復活折衝に成功したのだった。

ps.ところで何点なんだって?それはひ・み・つ。今は課長以上次長未満。
★第8話★ 座右の銘(1): 2000/08/02
新明解国語辞典によると
「座右の銘」:修行中の人が、折りに触れて思い出し、自分の励まし・戒めとする言葉。
と解説されている。
研修のインストラクターという仕事上、4月最初の研修コースで新入社員に対し、会社・社会人の先輩として、何らかためになるお言葉を伝授するということをする。
こちらもまだまだ人生修行中の身であるからして、座右の銘ともいうべきものをちょっとだけ偉そうに言ってみたりするのだが、結構評判がいいので、そんなお言葉をここで紹介してみよう。
「挑戦なくして成し遂げられた偉業は、いまだかつてない」
これはたまたまTVで紹介されていた、難聴のジャンパー高橋選手のお言葉である。
彼はジャンパーにとって最大のハンデである耳の障害がありながら、HTV杯で優勝して、長野オリンピックのテストジャンパーに選ばれた。
団体戦のあの悪天候の中、中止されるかもしれないという状況でテストジャンパーとして大ジャンプを披露し、競技は継続され、結果あの原田の大ジャンプに日本国民が感動することになったのである。
私はこういった裏方のヒーロー的な話にすぐ感動してしまう性質だ。
新入社員には、”どんな難しい局面でも、はじめからあきらめるのでなくチャレンジしなくては成功はありえないし、誰にも認められることはないんだ”みたいな解説をつけて話すのであった。

ps.私にとっての難局といえば、やっぱり大蔵省との予算折衝か...うっ後ろから冷たい視線が、あ・あ・あ・愛してるよ、奥さん!
★第9話★ 座右の銘(2): 2000/08/03
それでは、2つめのお言葉いってみよう!
「忙しいは心を亡くした人がいう言葉」
これは、IBMの社員(大久保さんという現在は退職された方、本なども出しているらしい)から聞いた言葉である。
「あ〜忙しい忙しい」と言っている人ほど、自分を見失っていてなにも考えておらず(考えられず)、実は非効率な仕事をしていることがままあるというのである。
その人との会話はこんな感じになるそうだ。
「お忙しいですか?」
「いえ、ぜんぜん忙しくありません」
「ではいついつにこれを」
「いえ、その日は無理です」
「ではこの日は」
「いえその日も」
「ではいつなら」
「5ヶ月後のこの日なら」
「やっぱりお忙しいではないですか」
「いえ、忙しくはないのです、ただ予定がつまっているだけです」
この話を聞いてから、職場では意識して「忙しい」という言葉を避けようと努力している。
つねに先を先を読んで、計画的に、落ち着いて仕事をしたいものである

ps.「ねえ、ちょっと手伝って!」「だめ〜、今これ書くのに忙しいんだから」
★第10話★ 座右の銘(3): 2000/08/04
それでは、3つめのお言葉です!
これも大久保さんからの受け売りです。
「人生の総合力=能力(0〜100)xやる気(0〜100)x方法論(−100〜100)」
この方程式には結構深い意味があります。
右辺の3つの項どれか一つでも0であれば、掛け算ですから結果は0になります。
人生生きている意味がない、ということですね。
第1、2項の値の範囲は0〜100で、これは努力や精神力で変わってきます。
問題は第3項で、マイナス値があるということです。
会社に入ったばかりの新入社員にはこう言います。
「現在皆さんは第2項は限りなく100に近いでしょう、これをいかにしていつまでも維持するかを考えてください。第1項の値は今は0に近いかも知れませんが、心配はいりません、時間がたてば自然と増えていきます、人よりちょっと努力すればちょっと早く増えます。問題は第3項です、もしお客様と接するときに間違ったアプローチをしてしまったとしたら?、第1、2項の値が大きいほどかえってよくない結果になってしまいます、最悪出入り禁止でしょうね。常にどの方法が最善かを意識して行動する必要があるわけです。」

ps.さ〜て、懐もさみしくなってきたし、どうやって大蔵省をだまそうかな〜。んっ、方法間違ってないか?
 
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