図書カード
図書券は図書カードの普及によって廃止になりました。本屋さんなどでお金の代わりに使える金券のひとつで、正式名称を「全国共通図書カード」と呼びます。
金券の中でも図書カードと図書券は知名度、普及度がともに高く日本ではよく、小額のお礼のときや子供へのプレゼントによく使われていました。
図書券が発行されたのは、1960年。追って1990年に図書カードは発行されるようになりました。テレホンカードに並んで、プリペイドカードの釣り銭不要なメリットが大きく人気を集め、2003年〜2004年にかけて全国で図書券の販売が停止されていきました。
図書カードは、コンビニエンスストアなどでは使用ができず、また専用の読み取り機を必要とするため、国内全ての書店で使えるというわけではありません。
ですから、個人経営の小さな本屋さんでは以外と使えなかったりします。しかし、読み取り機を設置しているので使用できる書店については、書籍以外にも取り扱っている文房具や日用品などの購入に図書カードでの支払いを許可しているところも中にはあります。
最近は人気キャラクターの印刷が施されたオリジナル図書カードなどを発行して、景品やプレゼントとしてでまわっていることも多く、トレーディングカードの蒐集家のように、中には熱心なコレクターも存在するほどです。
こういったオリジナル図書カードは、何らかのプレゼント商品といったものが多く非売品であることが多いために、こういった収集家を熱くさせる原因のひとつでもあるようです。
本来は書籍を購入する為の図書カードなのですが、どちらかというと手軽な景品やプレゼントといった思考が強いようで、金券ショップで現金に換えたりする人も多いようです。
最近の子供も本を読むということが減ってきていて、図書カードも近い将来なくなるのでは、という話も聞こえてきたりしています。