風よ わくらば 吹き散らし 風よ 落葉を たわむれさせ |
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そして 風よ その落葉の 一枚一枚を 私の 胸の奥深くまで 届けてくれる |
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かさこそと 聞こえる 胸の奥で聞こえる それは 私自身の つぶやき 「生きて ここに ある幸せ」 「恋をして 三度目の 冬…」 |
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そして 風よ その落葉の 残りの全部に 来年の 約束を書きしるし 届けておくれ |
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かさこそと 聞こえる 絶え間なく聞こえる それも 私自身の つぶやき 「無事に 季節 めぐってきた」 「恋をして 四度目の 冬・・・」 |
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そして 風よ 五度目の冬も 六度目の冬も それからの冬も その落葉の 全ての裏にも 翌年の 約束を書きしるし 届けておくれ |
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風よ 約束 しておくれ 残り 少ない 二人の恋 |