5日目
(16日)









さて、ジュディのうちを後にして、クライストチャーチの駅まで送っていただき、
トランズ アルパイン(The Tranz Alpine)号にのりました。
西海岸のグレーマウスまで山を貫通している列車です。
途中のアーサーズ・パス ビレッジで下りて、ハイキングをしました。
デビルス・パンチボウル滝まで。誰もいなくて怖くてどうしょうと思っていたら
ヤングカップルがついてきて、安心。ひとまず目標は達成しました。
帰りは雨がぱらついて寒くなりました。帰りの電車の時刻はPM3時57分。
1日に一往復しかないので乗り遅れるわけにはいかない。
ひょっと見たら駅に列車が止まっている。”あれ、まさかそんな時間ではないはず”と
思いながら焦り、レールを横切って、いる人に聞いてみたら
「まだまだ先でしょ」といわれた。
それからが大変。2時間余り、じっと一人で駅の待合室で過ごした。
寒くてヒーターを入れてもらおうと声をかけたが人っ子一人いず、
動いていないと風邪を引きそうで、歩き回ったりダンスをしたりしながら時間をつぶした。
孫の”菜々”や亡き夫の写真を見て元気付けた。
この時の気持ちは終生忘れないだろうなあ。
そのうち、やっと時間がきてあちらこちらから、人が集まりだした。やれやれ。
ここは、期待していたほどはよくなかった。

アーサーズパス駅

トイレに行って戻ってきたら人影が誰もなくビジッターセンターがどこだか探していたら心細くなった。
アーサーズパスの村の河原とデビルス パンチボールの滝

雨がそぼ降り
寒くてこの上な
かった。
昨夜のカレーの時のご飯をおむすびにしてあったので、寂しくないといいながら食べたのだ。


そして、夕刻6時過ぎ、クライストチャーチ駅に到着。春のそこは、まだあかるい。
シャトルと書いた乗り合いバスにのる。たった一人だ。
YMCAホテルにつけてとお願いするも、何だか心細い。
そのうちだんだんと混んできて満席。順番に降ろしていく。
もうこの辺だなと思った時、聞いてみた。「YMCAホテルはまだですか?」 
アレッという顔してメモを見て、ああ、そうだったなという感じで降ろしてくれた。
ちょうどそこの場所だったのだ。「ああよかった。」 
支払いはたった5ドルで済む。荷物はジュディがフロントに届けてくれたいた。
このホテルは、シャワー、トイレは共用だが、誰に会うこともなく、とても快適。
目の前がアートセンターである。
街に繰り出してみよう。位置を何度も確認してから地図を持って出る。
ウォスター Blvd 通り。ここを歩くと中華料理店があった。ラーメンを食べる。
久しぶりの日本的なものだが、味付けは日本のとは違う。マスターが挨拶に来た。
「日本人ですか?お味はいかがですか」と聞かれたので、そう言ったら残念そうだった。
さあ、ホテルに帰ろう。なかなかしっかりした足取り。
6日目 
(17日)

朝7時起床。今日は市内見学。バスエクスチェンジに行ってバスを待つ。
メトロと書いたバスが来た。運転手に「これはどこに行くか」と聞いてみたら、
何か返事してくれたが聞き取れない。えい乗ってしまえと乗り込む。
ぐるぐると回り、ショッピングセンターに着いた。ここで10分ほど休憩するという。
トランスファーチケットをくれながら2時間以内ならただで乗れるという。
「ああ、なるほど、ガイドブックで見たのはこれだ」と合点。2時間楽しむことにする。
場所は、バーリントンストリートにあるショッピングセンター。
すっかり気持ちがほぐれているのに気付く。


ショッピングセンターの中の日本食屋台

エイボン川で川くだり(Panting)は眺めるだけに  ↓                  アートセンターでのライブ ↓





追憶の橋

第一次世界大戦中、兵士をここで見送ったと言われる。
 

 


 YMCAのホテル








旅の終わりに 1 ニュージーランドドルは全部使ってしまおうと、目をつけていた日本の居酒屋”えびす”へ 
Herefordストリートの一等地にある。
「いらっしゃい!」と日本人の若い女性が二人、出迎えてくれた。
思わずほっとして、「魚のあんかけ(Deep fried fish fillet with vegetables in a sticky sauce) と日本酒ね!」  22$50¢也  外は雨 有難う いい思い出だったわ
最後の夜 18日、NZ504:06:55 クライストチャーチ発 オークランド着8:15  NZ099:オークランド発 成田着16:30なので朝は4時おきだ。モーニングコールをお願いしてあったが眠れず。よかった眠らずに。だって起こしてくれなかったもの、夜勤のおじさんが。乗り合いタクシーで空港へ。私の他、一組のご夫婦。
オークランド空港で乗り継ぎの時、International Departure Fee 25$が必要だったので慌てた。
居酒屋で殆ど使い果たしてきたので、足りない分は日本円で払う。
知らないことの怖さよ。ここでは余り時間がないのもあって、何処で手続きするのか右往左往。知らない同士の誰かさんと、走り回っているうちに、仲良くなり、知っているお嬢さんにくっついて、何とか間に合った!のです〜。

ニュージーランドへ旅した副産物 「演歌っていいなーという詩」
池田 修二氏に作曲していただきました。とても気に入っています。