しろゆうすけ氏による紫慕情です。
シンプルを旨としている氏らしいギター曲です。
この曲想が生まれたのは、出だしの「紫てまり」が印象深かったこと、紫のトルコ桔梗が寒空で長く咲いていたこと、銀山温泉街が紫に煙っていたから、などなどだそうです。

 

雨に うたれた 紫陽花の

紫手まりの 花びらを

伝うしずくが この胸までなぞる

嗚呼 ねずみ色に くすんだ日々よ

秘めやかな 紫の色 濃く深く

女 女 女呼び起こす 紫慕情

外は 雨です 紫陽花は

虹色散らした 花びらを

濡らしてるらし この胸まで湿る

嗚呼 今日も一人 寂しい朝よ

あでやかな とりどりの色 たぐりよせ

夢を 夢を 夢を紡ぎたい 虹色慕情

暗い 梅雨空 紫陽花は

七色妖しく 七変化

よぎる鳥影 この胸うち重ね

嗚呼 濡れる翼 光りが欲しい

移ろえる 七色の花 狂おしく

心 心 心かき乱す 七色慕情

  しろ ゆうすけ氏作曲

次ページは羽生つたえ氏作曲です。聴き比べてみてくださいね。

 

 

 

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