尺別炭鉱 東卸第二風洞跡 探検: 北の細道 尺別炭鉱 東卸払跡

尺別炭鉱 東卸第二風洞で蜂の巣を拾う




北海道釧路市(音別町)

 鉱所は道東唯一の良港である釧路港の南西約60kmにある。
これは尺別川の上流、尺別原野を遡る場所だ。
昭和29年2月現在、浦幌坑と尺別坑に分かれており
浦幌坑は東部の国鉄浦幌駅から浦幌川を約26km遡った場所にある。

尺別坑は国鉄尺別駅〜尺別炭山を結ぶ専用鉄道11kmを経由、
所要時間約40分で貨車の輸送を行っていた。
浦幌坑と尺別坑は6kmの尺浦隧道と呼ばれる専用電車経由で接続していた。
尺浦隧道
尺浦隧道

その浦幌坑も昭和29年10月に閉鎖、尺別坑双久地区が最終的に稼行された鉱区となる。
主要断層は北北東の志別沢断層、霧里断層、扇状断層があり、
それぞれ北部区域扇状区域、 東卸の3ブロックに分かれる。



尺別炭鉱については 選炭場冬季南直坑豆炭工場、 などを紹介してきた。

メインとなる双久通洞から2,000mの地点に急傾斜区域の東卸があり、
更に1,000m北に緩傾斜の北卸区域がある。
東卸と北卸の間に扇状区域があり採掘は東卸から移行中である。

今回の探索ターゲットはこの東卸払通気斜坑だ。
道なき道を進む山中の遺跡だ。
鉱区図
鉱区図

遺構を見落とすことなく、無事到達したい。

レール・車軸・斜坑・・・



車軸
車軸





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