尺別炭鉱 豆炭工場跡 探検: 北の細道 尺別炭鉱 豆炭工場跡

尺別炭鉱 豆炭工場でイギリス積みを見る





北海道釧路市(音別町)

 多数の種類がある熱源、過去の日本では木材のみに頼ってきた。
バーベキューなどで使う木炭は木を蒸し焼きにして木ガスを蒸発させたもので、
炭素と灰になる物質が残ったものだ。
燃える気体が含まれてないので炎が出ないのが特徴となる。

豆炭は木炭に代わる家庭燃料として、 「無煙炭」石炭のJISによる4分類(褐炭・亜歴青炭・歴青炭・無煙炭)の一つで炭化度の最も高いもの や木炭粉を配合し卵型に形成した固形燃料のことだ。

豆炭 立坑遠景 練炭 練炭

煉炭(れんたん)は豆炭と同じ材料ながら通風孔を設けた円柱状のものをいう。
これらは一度着火すると一定温度で長時間燃焼する。

豆炭は石炭の中で最も炭化の進んだ高カロリーの無煙炭といわれる石炭を主原料として作られる。
数種の無煙炭を粉砕、混ぜ合わせて成型し粘結材を用いて固めたものだ。
山林保護の観点からも豆炭は家庭用燃料として重宝されることとなる。

これに対してコークスは石炭を高温で蒸し焼きにする乾留という作業を経て、
硫黄、アンモニア等の不純物を抜き、燃焼時の発熱量を上げたもので
これは製鉄の分野で利用される。


尺別炭鉱 については 南直坑北卸坑などをレポートしてきた。
今回は昭和32年に建設された豆炭工場の模様を確認する。

豆炭の生産状況と共に、炭鉱のもう一つの断片を訪ねてみたいと思う。

豆炭・液体燃料・暖冬・・・



豆炭工場
豆炭工場





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