インディゴ
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「ウルトラマリンブルー」「エジプシャンブルー」「プルシアンブルー」「インディゴブルー」・・・。 古代より、人は、青色に対して特別な思いがあるようです。 さて、“ジーパンの青色”でお馴染みの「インディゴブルー」の正体は? ![]() 学ぶ項目を、ステップを細かく分けて一覧にしました。 「この項目は大丈夫だな。」と思うものは飛ばしてもらって結構です。 自分に必要な項目だけを学べば良いでしょう。 カッコ内は、文部科学省の学習指導要領に従った、目安となる履修学年です。 【インディゴの化学】 (01)藍染め・・・紀元前4500年頃のインダス文明の遺跡から、藍染めの工房跡が発見されています。 (02)インディゴ(高3)・・・藍色の顔料です。 水に溶けにくいです。 (03)タイワンコマツナギ・・・インディゴの原料となる植物。 アジアやアフリカの一部にまで広く分布。 (04)インディカン・・・インディゴの前駆体であり、タイワンコマツナギの葉に含まれています。 (05)加水分解・・・葉を水に浸すと、インディカンの加水分解により、インドキシルとグルコースに分解。 (06)インドキシル・・・インドールの3位にヒドロキシ基が置換した複素環式化合物です。 (07)酸化・・・酸素を送り込むと、2分子のインドキシルが酸化され、インディゴになります。 (08)ロイコインディゴ・・・インディゴは、還元されると水に溶けやすくなります。 (09)ロイコ染料・・・2種類の化学種の間を変化できる染料です。 2種類の化学種のうち一方は無色。 【ヨーロッパへ伝播】 (10)マルコ・ポーロ・・・インディゴの調合の仕方を、初めてヨーロッパに伝えたイタリアの商人です。 (11)バスコ・ダ・ガマ・・・1498年にヨーロッパ人として初めてインド航路を開拓しました。 これにより、インディゴが一気にヨーロッパに広まりました。 (12)インディゴと尿・・・水に溶けにくいインディゴを溶解するのに用いられたのは、何と尿でした。 (13)アンモニア・・・尿素の加水分解により生じるアンモニアが還元剤として作用していたのかも知れない。 (※)インディゴを溶解するのに「尿」という発想 ・・・「錬金術(硝石作り)」から思いついたのかも知れません。 「ガソリン」に戻る |
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