地層累重の法則

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小学5年生で「流水のはたらき」について学んだ後、小学6年生で、次のような実験をします。

@ 水が入ったガラスの容器を用意する

A 粘土や砂、小石の混じった土を用意する

B 水が入ったビーカーを用意する

C AをBに入れて、よくかき混ぜる

D Cを、静かに@へ入れる

E 土が沈む様子を観察する



実験の結果、小石・砂・粘土の順に、水平な層をつくりながら、積もっていきます。

この“単層では、粒度の細かい方が上位になる”ことを、「級化層理」と言います。

なぜ、粒度の細かい方が上位になるのでしょうか?・・・「ストークス抵抗」について学ぶと良いでしょう♪



先の実験において、A〜Eの操作を繰り返すと、縞模様が得られます。 これが「地層」です。

地層は、古いものほど下にあり、新しいものほど上に積もります。 これを「地層累重の法則」と言います。



ところで、この実験、@は必要なのでしょうか?

A、B、C、Eの4段階でも「級化層理」の確認はできそうなのですが・・・。

「地層累重の法則」は、

デンマークの地質学者ニコラウス・ステノ(1638−1686)によって、1669年に発見されたのですが、

そのときの背景が重要なようです。



(※)「地層累重の法則」と並んで大事な法則に「地層同定の法則」があります。

   「地層同定の法則」は、「古生物学」が誕生するきっかけになりました。 → こちら



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