流水のはたらき

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小学5年生で、「流水のはたらき」について学びます。

ここで、小6や中1で学ぶ「地層累重の法則」につながる、3つの作用(浸食・運搬・堆積)を知ります。

@速い流れは、地面を削ったり(浸食作用)、削った土を運びます(運搬作用)。

A遅い流れは、浸食作用や運搬作用が弱くなり、堆積作用が大きくなります。



学ぶ項目を、ステップを細かく分けて一覧にしました。

「この項目は大丈夫だな。」と思うものは飛ばしてもらって結構です。

自分に必要な項目だけを学べば良いでしょう。

カッコ内は、文部科学省の学習指導要領に従った、目安となる履修学年です。



【雨水の観察】


(01)
雨が降ると(小5)・・・最初は、地面に浸み込んでいきます。

(02)
さらに降ると(小5)・・・土の中に浸み込めなくなり、水たまりをつくります。

(03)
さらに降ると(小5)・・・水たまりどうしがつながり、小さな川のようになります。

(04)
雨水の流れ(小5)・・・高いところから低いところへ流れます。



【川のはたらき】


(05)
川(小5)・・・「上流」「中流」「下流」に分けられます。

(06)
上流(小5)・・・山地のため、傾斜が大きく、流れが速いです。 「V字谷」が見られます。

(07)
V字谷(小5)・・・断面がV字形をした深い谷です。 流れの速い川中ほど大きく削られてできます。

              (※)なぜ、川の流れは、川岸ほど遅く、川中ほど速いのでしょうか?

(08)
下流(小5)・・・平地のため、傾斜が小さく、流れが遅いです。 「三角州」が見られます。

(09)
三角州(小5)・・・河口付近を頂点とする、三角形に堆積した場所です。

(10)
中流(小5)・・・山地から平地への変わり目。 「扇状地」が見られます。

(11)
扇状地(小5)・・・上流側から下流側へ、扇を広げたように石や砂が積もった場所です。



(※)教科書や参考書では、曲った川についての説明は、しばしば見かけます。

   ・・・カーブの外側だと流れが速く、カーブの内側だと流れが遅くなる。

   ・・・曲がり方がだんだんきつくなり、蛇行するようになる。

   ・・・さらには、三日月湖の形成に至る。

   この説明は、既に曲った流れを前提にしています。

   傾けたまな板に水を流しても曲がりません。

   元々は真っ直ぐな流れが、どのようにして曲った流れになるのでしょうか?



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