セメント
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古代エジプトには、大きく3つの隆盛期がありました。 @古王国(第3王朝〜第6王朝)、A中王国(第11王朝〜第12王朝)、B新王国(第18王朝〜第20王朝) 「エジプト」と言えば、真っ先にイメージされるものが「ピラミッド」かも知れません。 ピラミッドは、古王国時代に盛んに建てられたものであり、 積み上げた石を接着するために、「モルタル」を使用していました。 ・・・「セメント」は、どう関係してくるの? ![]() 学ぶ項目を、ステップを細かく分けて一覧にしました。 「この項目は大丈夫だな。」と思うものは飛ばしてもらって結構です。 自分に必要な項目だけを学べば良いでしょう。 カッコ内は、文部科学省の学習指導要領に従った、目安となる履修学年です。 【支配者の出現】 (01)略奪農法・・・肥料を用いない初期的な農法。 生産力は低く、農耕集落は大きくなりませんでした。 (02)かんがい農業・・・ナイル川を利用することで、川が運んでくるミネラルを肥料として使えました。 (03)集落の大規模化・・・「かんがい農業」により生産力が増し、多数の村落が協力するようになりました。 (04)指導者の出現・・・共同で農耕を行うようになると、分業が生まれ、指示を出すものが出てきました。 (05)良い指導者・・より多くの生産物をつくることができます。 (05)争いの発生・・・生産物が富として蓄えられるようになると、その富を巡って争いが起こりました。 (06)支配者の出現・・争いの結果、勝った者は、負けた者を支配するようになりました。 【古代エジプト(古王国まで)】 (07)下エジプト・・・カイロからナイル川河口までのエリア。紀元前3500年頃に統一されました。 (08)上エジプト・・・カイロからアスワンまでのエリア。紀元前3500年頃に統一されました。 (09)第1王朝・・・紀元前3150年、上エジプトが下エジプトを征服し、統一国家を形成しました。 (10)第2王朝・・・紀元前2890年、王統が交代しました。 (11)エジプト古王国(高2)・・・第3王朝〜第6王朝。ピラミッド建設の最盛期でした。 【モルタル】 (12)ギザ・・・エジプトの都市で、ピラミッドとスフィンクスがあります。 (13)スフィンクス(高2)・・・石灰岩の丘を掘り下げて作りました。 (14)石灰岩・・・主成分は、炭酸カルシウムです。 (15)ピラミッド(高2)・・・石を積み上げ、モルタルで接着しました。 (16)モルタル・・・セメントと砂を混ぜたものです。 【セメント】 (17)セメント・・・クリンカーとセッコウを混ぜたものです。 (18)セッコウ・・・クリンカーが速く固まってしまうのを防ぐために混ぜます。 (19)クリンカー・・・これが強固な塊になるメインの物質で、4成分から成ります。 (20)カルシウムアルミネート・・・クリンカーの成分の1つ。 初期の強度に貢献します。 (21)ビーライト・・・クリンカーの成分の1つ。 長期的な強度に貢献します。 (22)エーライト・・・クリンカーの成分の1つ。 前2つの成分の中間的な性質です。 (23)カルシウムアルミノフェライト・・・クリンカー生成温度を下げることができ、経済的効果があります。 (24)トバモライトゲル・・・ケイ酸カルシウムの水和反応により生じ、これが強固な結晶を形成します。 「酸化と還元」に戻る |
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