行き方
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新編相模国風土記稿に、銚子の井に関しての記述がありました。「銚子の井は長勝寺の東方にあり、日連の供水(こいみず)と云う、寺伝には日蓮乞水と唱えるいえども、この井戸は近くにある同名の小井あるを、混じ誤れるならん。 新編鎌倉志には、長勝寺の境内に、岩を穿ちし井あり、石井と号す。鎌倉十井の一と記す。この井の事か。今は詳らならず。」と書いています。日蓮乞水との距離は約100m位しか離れていませんので、当時は家も少なく両方の井戸は相接していたであろうと推測します。銚子の井戸は、小道の奥にあって、上に六枚の花弁の形をした蓋が乗せられています。蓋の直径は110cm、高さ60cmの大変に重そうな形をしています。井戸枠も蓋と同じように外形は六角形をしており、内側は円筒状の形状をした石製のものです。枠の手前が片口のように突出しています。 この形から昔風の銚子に似ていることからこの名前が付いたと思われます。(汲むこと、飲むことは出来ません)
由来・歴史
銚子の井(ちょうしのい)又は石井の井(いしいのい)
神奈川県の名水&湧水情報