湧水は、古くから市民の生活用水として利用されてきました。しかし近年では周辺環境の都市化が進み、清浄な水質が保てなくなっています。水道水と違い配管を通っていないため、周辺地域での工事や農薬散布、雨水などによって影響を受けます。何年も前に土壌に染み込んだ成分が、時間をかけて湧水中に溶け出す可能性もあり、水質が不安定ですので飲用は避けてください。なお、災害時等には飲用以外の生活用水としての活用が可能です。
飲める云われている水汲み場の注意点・・・飲用を目的とした水道水については水道法で水質基準が定められていますが、給水事業ではない各水場は水質基準については法的に定められていません。飲用される場合は水質の目安として、最低10項目(大腸菌・一般細菌・硝酸態及び亜硝酸態窒素・塩素イオン・全有機炭素・ph値・臭気・色度・濁度・味)の検査を実施しているか確認してから飲用して下さい。尚、、各水汲み場に「煮沸して飲んでください」と、注意書きがあるように煮沸してお飲みください。尚、”生でお飲みになる場合は、各自の責任で飲用するようお願い致します。
注 意
走水2丁目井戸群【横須賀市走水】
走水は、4〜5軒歩くと井戸に出会う位、井戸が多いところです。ファミリーマート走水店から東部漁協走水大津支所の間の僅かな距離の間にあった井戸群です。
滝の井戸【横須賀市走水】
走水の滝の井戸”と呼ばれる場所があります。井戸といっても実際に井戸があるわけではなく、水槽とバケツが置かれ、そこに裏の水源から引かれた水が流し込まれています。かつては、周辺の民家の生活用水として使われていたそうです。明治になると、横須賀軍港まで送水され、後には小川町、大滝町、そして若松町などの生活用水としても使用されていたそうです。
大泉寺の湧水【横須賀市走水】
走水は昔から地下水が豊富で水質が良いことでも知られ,大泉寺の境内には富士山から永い歳月をかけて湧き出ている湧水を入口の道路に面して「うるおしの水琴窟」が設置されている他、境内のあちらこちらに湧水を使った水場が沢山あります。この大泉寺にも走水に伝わる「カッパ伝説」に因んで,可愛いカッパの水場もありました。
走水神社の御神水【横須賀市走水】
走水は昔から地下水が豊富で水質が良いことでも知られ,走水神社の境内には富士山から永い歳月をかけて湧き出ていると言われる井戸があります。その井戸の上には,走水に伝わる「カッパ伝説」に因んで,可愛いカッパが置かれています。
ヴェルニーの水(走水水源地の湧水)【横須賀市走水】
国道16号線の海辺りにある横須賀市水道局管理センターの隣にある走水水源地有料駐車場出口そばに「ヴェルニーの水」の水汲み場があります。この横須賀市走水は、日量約2000トンの地下水が年間を通じて取水できる横須賀市内唯一の自己水源地です。この湧水は、ヴェルニーの時代に発見され、今なお枯渇することなく継続取水されており、降水後20数年を経て涌き出る水は、カルシウム等を多量に含み、おいしいことで有名です。また、艦船に搭載されたこの湧水は赤道を越えても腐らなかったといわれています。
御滝不動尊の霊水【横須賀市秋谷】
長者ケ崎から立石方向に向かい、久留和バス停前を左折斜めに細い道路に入りしばらく行くと“御滝不動尊”のお社が現れます。お社の脇に水飲み場が作られています。昔は、この地に今のお社よりもっと小さなお社があり“御滝不動さま”として祭られてきたが、大雨の被害で滝も枯れ、御滝不動も行方不明になり、前の道で事故が幾度なくおこる為、地元の人達がお社の跡を掘ってみると、逆さになったお不動様が埋まっており、改めて今の所にお社を建て直しお祭りしたとのことです。そして、奥山に湧く水をパイプで引いて、昔の御滝と同じ水が飲めるようになりました。
太和田つつじの丘湧水【横須賀市太田和5】
太田和つつじの丘駐車場に湧いている湧水。
京浜急行横須賀中央駅からバス三崎東岡行き「武山」又は「一騎塚」下車、徒歩20分 P開花期間(4月1日〜6月30日)のみ利用出来ます、34台分 開門期間4月1日〜6月30日 開門午前8時〜閉門午後5時 トイレ有
管理人のお薦め
菊名の湧水(水間様の霊水)【三浦市南下浦町】
京浜急行三浦海岸駅」より○○○行き「白山神社」下車徒歩15分。両側の民家を過ぎ、左に曲がると、田園風景の広がる畑地がつづき、その奥に菊名の湧水(水間様の霊水)があります。この菊名の湧水(水間様の霊水)は、母乳の出がよくなる水として知られています。伝説によると、三浦氏の武将菊名左衛門重氏の乳母の母乳の出が悪く、夢のお告げがあり、この湧水を飲んだところ、母乳の出がよくなったそうです。
三浦・横須賀地域(8ヶ所)
神奈川県の名水&湧水情報