鎌倉 昔工藝

修理対象品



修理依頼



骨董品修理講座

鎌倉昔工藝が長年にわたり骨董・古美術品の修理・修復を行ってきた経験で得られた修理技法を整理・集大成し講座テキスト(ノウハウ集)にまとめました。骨董品が好きで手先の器用な方が、これから修理業を営まれる際に必要となるノウハウ集です。

昔工藝では、全て独学で実践しながら学びましたが、自信を持って修理代金を頂けるようになるには、普通多くの時間を要します。

サラリーマン時代に兼業で15年間、独立してから18年目、多くのノウハウを蓄積してきました。現在、跡継ぎが居ませんので、このままノウハウを朽ち果てさせるのが忍びなくノウハウ集としてまとめました。

これから本格的に修理業を目指す人向けに限定販売しますので、ご興味のある方はご連絡ください。

記載内容の性質上広く一般販売はしません。使用している写真の品物はほとんどが骨董商からの預かり品で、共直しされた品物がその後どのような売り方(無傷物として販売など)をされたか判らず、骨董商・コレクター双方に迷惑がかかる恐れがあるからです。

なお、骨董品修理業は薄利です。ほとんどの骨董商は修理を依頼せず、商品を右から左に流す商売をやっていますので、修理代が高ければ益々依頼が減ってしまいます。

美術館が依頼する修理や、共直しの陶磁器修理では商売が成り立っているようですが、庶民が手にする骨董品の修理ではそれ相応の利益しか得られませんので覚悟が必要です。

昔工藝の扱う修理は広範囲の骨董品を対象としているため、専門職に比べ技術の底は浅いかもしれませんが、製品(骨董品)・材料・修理技法・工具など広範囲の知識と技術を蓄積しています。

ある特定分野の修理、例えば陶磁器や刀剣研磨などは現在でも専門職人がいて、その技法も出版されています。また、修理では有りませんが木彫仏彫刻・能面打ち・鎌倉彫などの製作技法も出版されています。しかし、多くの骨董品の修理技法は公開されず個人や集団の内部にとどまっています。

骨董品全般の修理を専業とする業者は極少ないのが現状です。従って、ほとんどの壊れた骨董品は修理されることなく、あるいは素人修理の状態で市場に出回っています。

昔工藝では、広範囲の壊れてしまった古い骨董品を大切に蘇らせ、経済的にも価値を高める仕事を行っています。確かな技術の元、骨董品を良い状態に戻し、長く世に伝えていくのが使命です。


これから骨董品修理を目指す職人には次に示す能力や環境が要求されます。

1.手作業の器用さ、細かな作業を長時間行う根気さ。

2.広範な技術知識(金工・木工など)、骨董品に関する商品・価格知識。

  工作機械・材料・工具・治具に関する知識。

3.想像力・応用力(欠損部品の設計、工作法の工夫、治工具設計)。

4.商売力・事務能力(簿記・税務処理・古物台帳管理)・品物・工具類・材料の管理能力。

5.作業場10畳程度+倉庫、工作機械、工具、材料。

6.機械加工の外注先との連携、骨董商との広範囲な付き合い。

7.骨董商の鑑札。

なお、品物(和時計や古式銃など)によっては機械設計・製作の実務経験が基本的に必要です。


骨董品全般の修理講座

A4版 本文378P 工具集23P 写真集477P  白黒印刷

講座費用(ノウハウ集テキスト代):応相談  対象者に応じ公開範囲を調整させて頂きます。

なお、火縄銃と和時計については別途専門講座を設けています。


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