テキスト版
広報紙「のぞみ」 第6号(2014年10月26日発行)
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クリスマスおめでとう! 世界に平和が訪れますように
カトリック道後教会 担当司祭 川上 栄治
キリスト教では、12月24日の夜にクリスマスを祝います。クリスマスはイエス・キリストが生まれた日のことです。イエス・キリストは神の子でありながら、人間となって、わたしたちのために生まれました。それは、神がこの世界を愛してくださったしるしです。だから、キリスト教は神がわたしたちを見捨てることが決してないと信じています。たとえ、現代の世界で戦争が起こり続けても、神が完全な平和を実現してくださるとキリスト教は信じています。
今、シリアやパレスチナでは戦争のために、多くの人が亡くなり、家を失っています。それ以外の地域でも、テロのために、多くの人が犠牲になっています。政治家たちは平和を実現する努力をしているにもかかわらず、状況は一向に改善する気配はありません。
この状況の中で、キリスト教信者は教会で平和のために祈りをささげます。「祈りによって平和が実現するのか」と思われるかもしれません。祈りは平和を実現するための直接的な行為とは言えません。けれども、「祈り」によって、わたしたちはそれぞれの違いを乗り越えて、心を一つに合わせることができます。そして一つになった心で、キリスト教信者は神がこの世界に平和を実現してくださるように祈るのです。
12月24日の夜のミサに読まれる福音書(イエスのメッセージが書かれている書物)には「神に栄光、地に平和」という言葉があります。これは現代社会に投げかけられるメッセージです。つまり、「神」が本当に神としてあがめられるとき、この世界に平和が訪れるのです。この世界で平和を実現しようとする努力はほとんど「人間の利害関係」に左右されます。それでは完全な平和は実現できないのです。神があがめられ、わたしたちが一つとなって神を信じて祈りをささげるとき、世界に平和が少しずつやって来るとキリスト教は信じています。それがキリスト教信者がミサに来る理由なのです。
ですから、皆さん、12月24日の夜、一度教会に足を運んでみてください。戦争が絶えない世界に神が平和をもたらしてくださることを信じ、心を一つにして祈る時を、共に過ごしてみませんか。カトリック道後教会は、皆さんのお越しをお待ちしています。
〈クリスマスミサご案内〉
・クリスマス・イブのミサ:12月24日(木) 午後7時~
・クリスマス・日中のミサ:12月25日(金) 午前11時
イブのミサ後は温かい豚汁
ミサ後は、豚汁で暖まってお帰りください。
マドレーヌもプレゼント。