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広報紙「のぞみ」 第5号(2014年2月23日発行)
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キリストの復活 世界で祝う 新しい命、生きる希望に目ざめる時 ― 4月20日(日)道後教会でもミサ
カトリック道後教会 担当司祭 川上 栄治
寒くて長い冬を耐え、自然が華やかに動き始める春、私たちは毎年復活祭を迎えます。イエス・キリストの復活を祝う日で、「イースター」といったほうがわかりやすいでしょう。この日はバチカンをはじめ全世界の多くの人々が教会、地域、各家庭で「キリストが復活された」ことを喜びお祝いします。
今年の復活祭は4月20日(日)。カトリック道後教会でも午前11時からミサを行い一緒に喜びの歌を歌い祈って大祝日を荘厳に迎えます。
愛に生きたキリスト
キリストの復活といっても日本人にはあまり関心がないかもしれません。でも教会は、苦しみ悩む人々の『救い』のために愛に生き、そのために反逆者として十字架につけられ死んだキリストが、3日目に復活したと信じています。キリストは死に打ち勝ち、復活し、神であることを示しました。復活祭はキリストの復活から新しい命を感じ、生きる希望に目覚めるそんな時なのです。
聖書にはキリストが復活する姿や情景は書かれていませんが、墓が空になって遺体がなくなっていたことだけが書かれています。その後、ペトロら弟子たちが集まっているところにキリストが現れ、女弟子の“マグダラのマリア”にも現れました。
『隣人を愛しなさい』
復活したキリストは弟子たちに『全世界へ行って福音をのべ伝えなさい』と命じました。弟子たちは神から聖霊の力をもらって宣教の旅へ出ました。すべての人々を愛し抜かれて死んでいったイエス・キリストの生きざま、『隣人を自分のように愛しなさい』などキリストの語ったことば・福音(よい便り)を熱心に力強く伝え人々に癒しを与えました。ここからキリスト教が始まったのです。
ですから復活祭はキリスト教にとって重要な記念日なのです。弟子たちは師の命に従い愛の福音を伝え続けキリストと同じように殉教していきました。
ミサ体験してみては
人々への愛に生きたイエス・キリストやキリスト教についてもっとお知りになりたい方は、道後教会へおいでください。入門講座もあります。生きる力を何かつかめるかもしれません。
復活祭の4月20日の日曜日にはカトリック教会の伝統的な祭儀であるミサがあります。宗教的な雰囲気を体験し、復活の新しい命を体感し、生きる希望を感じられるかもしれません。どなたでも遠慮なくご出席ください。
〈復活祭ミサご案内〉
4月20日(日)11:00~ 道後教会 聖堂