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広報紙「のぞみ」 第4号(2013年11月3日発行)
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クリスマスおめでとう! 平和が来ますように ― 12月25日 キリストの誕生祝う
カトリック道後教会 担当司祭 川上 栄治
街にはサンタさんやクリスマスツリー、ケーキやフライドチキンを食べ、プレゼントを交換して楽しく過ごす。クリスマスはそんな日だと皆さんは思われていませんか。
でも本当のクリスマスはイエス・キリストの誕生を祝う日ですね。道後教会をはじめ全世界の教会で12月24日のクリスマスイブから聖夜のミサが荘厳に行われ、世界の平和と人々の心の安らぎを祈ります。
2千年前、イエスはユダヤの町ベトレヘムの貧しい馬小屋で生まれました。飼い葉桶の干し草の上に寝かされた幼子を最初に訪れたのは付近にいた貧しい羊飼いたちでした。彼らは喜びにあふれ、神を賛美しました。
成人したイエスは、人々に自分のことよりも周りの人を気遣い大切に思うことを教えました。
『隣人を自分のように愛しなさい』という徹底した愛に生きる道を命をかけて実行しました。貧しい人、病人、未亡人、体の不自由な人など弱い人に寄り添って生きました。また社会のはみ出し者、不当に罪人と呼ばれるような差別された人々とも食事を共にしました。そして当時の為政者、学者らからは反逆者と見られて捕われ、十字架につけられ殺されました。
クリスマスを機に、皆様も愛に生き愛に死んだキリストの生涯を、聖書でたどってみませんか。教会はキリストが死んで3日目に復活したと信じています。
皆様に平和が来ますように。クリスマスおめでとう!
イブの夜は道後教会でミサ
クリスマスをお祝いする12月24日の聖夜、道後教会では上記のとおり(クリスマスミサのご案内)イブのミサを行います。キリストの聖誕を祝い、喜びの中で『しずけき』などの聖歌を歌い、祈り、司祭の話を聞きます。
毎年、『教会での本当の聖なるクリスマスのミサを体験したい』という一般の人や近所の家族連れらが来ます。教会は皆さんと共に荘厳な雰囲気の中でクリスマスを祝えることを望んでいます。
25日には午前11時からキリスト聖誕を祝うミサがあります。両日とも、どなたでも参加できますので、ご遠慮なくおいでください。
サンタクロースとは
クリスマスの人気者サンタクロース。その名は「サンタ・ニクラウス」がなまったものだそうだ。聖ニクラオ(ニクラウス)は4世紀、今のトルコにあった教会の司教だった。
伝説では、2人の娘を持つ父親が金に困っているのを見て憐れに思った聖ニクラオが三つの金塊を家に投げ入れると、それが娘たちの靴や靴下に入ったといわれている。それが欧州の民話や米国の生活文化に取り入れられ、今のようなクリスマスの人気者になったそうだ。
〈クリスマスミサご案内〉
・クリスマス・イブのミサ:12月24日(木) 午後7時~
・クリスマス・日中のミサ:12月25日(金) 午前11時