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THAADによる迎撃テスト

GBI イージス PAC3 THAAD

Terminal High Altitude Area Defense
名称 日付 迎撃 メモ
FET-01 2017.07.30 太平洋上のC-17輸送機から投下された準中距離弾道ミサイルをアラスカのコディアック基地配備のTHAADシステムが探知・追跡し、迎撃した。
FFT-18 2017.07.11 ハワイの北、太平洋上のC-17輸送機から投下された中距離弾道ミサイルをアラスカのコディアック基地配備のTHAADシステムが探知・追跡し。迎撃した。
FTO-02
E2a
2015.11.01
北太平洋ウェーク島周辺と西太平洋海域で実施されたイージスBMDとTHAADの統合テスト。米軍の2機のC-17輸送機からそれぞれ短距離用ターゲット、中距離弾道ミサイルが投下された。前者はェーク島に配備されたTHAADシステムが追跡し、ターミナル段階で標的を迎撃した。後者はイージスシステムとTHAADシステムが追跡し、ジョン・ポール・ジョーンズが SM3-IB を発射したが迎撃に失敗。しかし、THAADシステムがターミナル段階で迎撃した。
FTO-01 2013.09.10 クワジェリン島周辺と西太平洋海域で実施されたイージスBMDとTHAADの統合テスト。ほぼ同時に発射された2発の準中距離弾道ミサイルに向けてTHAADミサイルを発射。1発は標的ミサイルを迎撃。もう1発はイージス駆逐艦ディケーターがすでにSM-3で迎撃したので、迎撃には至らなかった。
FTI-01 2012.10.25 クワジェリン島周辺と西太平洋海域で実施された、ほぼ同時に発射された3発の弾道ミサイルと2発の巡航ミサイルへのイージス艦、THAADシステム、PAC-3システムによる統合対処テスト。THAADシステムは空中発射の短距離弾道ミサイルを迎撃した。
FTT-12 2011.10.05
カウアイ島のミサイル試験場で実施された迎撃テスト。C-17輸送機と移動発射台からほぼ同時に投下/発射された短距離弾道ミサイルをTHAADシステムが連射し、共に迎撃した。
FTT-14 2010.06.29 カウアイ島のミサイル試験場で実施された迎撃テスト。FTT-11がキャンセルされ、FTT-12が延期されたので前倒しで実施された。一体型の短距離弾道ミサイルを迎撃。迎撃高度はこれまでで最低であった。
FTT-10a 2009.03.18 カウアイ島のミサイル試験場で実施された迎撃テスト。1発の短距離弾道ミサイルに対してTHAADミサイルを連射し、1発目が標的を迎撃した。2発目についての報道はない。
FTT-09 2008.06.26 カウアイ島のミサイル試験場で実施された迎撃テスト。短距離弾道ミサイルがC-17輸送機から投下され、その分離された弾頭を初めて迎撃したが、迎撃地点は低空とみられている。
FTT-08 2007.10.26 一体型標的を大気圏外で迎撃。高熱環境での操作を模擬してミサイルを予め加熱した。
FTT-07 2007.04.06 一体型標的を大気圏中高度で迎撃。統合されたミサイル防衛システムを使用した初めてのテスト。THAAD部隊の指揮・管制システムはサン・ディエゴの宇宙・海洋戦闘システム・コマンドにリンクする衛星を介して「模擬」イージス艦ともリンクした。
FTT-06 2007.01.27 ハワイの太平洋ミサイル評価施設で初めて実施。スカッド型ミサイルと見立てた一体型標的を大気圏高高度で迎撃した。他には次のような目的もあった:赤外線シーカーの性能評価、液体燃料推進の一体型標的の認識と迎撃、発射手続きや装備のテスト。
FTT-04 2006.09.13 × 第一目的は迎撃であったが、ミサイルの欠陥のために中止された。
FTT-03 2006.06.12 弾頭の分離しないHeraターゲットを使用。第一目的はちょうど地球大気の内側の、高度大気圏内での赤外線線シーカーの性能評価だった。迎撃はこのテストの主要目的ではなかったが成功した。このテストは改造されたTHAADシステムの最初の完全な統合飛行テストであった。
FT-11 1999.08.02 目標エリア内でHera標的ミサイルの分離弾頭を大気圏外で迎撃した。この後、ペンタゴンは3度目の迎撃テストの実施を見送った。
FT-10 1999.06.10 分離されないHera標的ミサイルを目標エリア内で迎撃した。この時点での部隊の配備目標は2007年であった。迎撃高度は60マイル弱、両ミサイルの速度は秒速1マイル弱だった。
FT-9 1999.03.29 × 高度制御システムのノズルがはずれた。これには4つの失敗があった: 軌道修正用エンジンの故障、エンジンの燃焼室のオーバーヒート、遠隔測定の失敗、迎撃ミサイルが標的を見失う。このテストではInSbによる赤外線シーカーの実証や非分離標的ミサイルに対するレーダー性能の初めての実証も目的だった。このミスでロッキード・マーティン社は1500万ドルのペナルティを負った。
FT-8 1998.05.12 × 電子回路のショートでブースターロケットが失敗。度重なる実験失敗で上院は99会計年度予算のカットを決めた。すでに上院軍事委員会はその年のTHAADの生産技術開発費から7000万ドルを削減している。
FT-7 1997.03.06 × 迎撃体のバッテリー接続部分が不良となりDACS推進ロケットが操作できなかった。今回、初めてTHAADレーダーを取り入れた。この時点でTHAAD配備は2004年の計画。
FT-6 1996.07.15 × Heraターゲットを使用。追尾装置の電気的な不良と露状の不純物によって焦点面アレイの半分が飽和してしまった。この時点でのテスト費用は200万ドル。
FT-5 1996.03.22 × パレット輸送システムを含む全構成要素を含めた最初の飛行テスト。ブースターから迎撃体が分離せず。
FT-4 1995.12.13 × Stormターゲットを使用。飛行に関するソフトウエアのエラーにより迎撃体の燃料使用が早まってしまった。
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