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GBIによる迎撃テスト

GBI イージス PAC3 THAAD

Ground -Based Interceptors:長距離弾頭用
名称 日付 迎撃 メモ
FTG-15 2017.05.30 FTG-06Aの再テスト。マーシャル諸島のクワジェリン環礁レーガン・テストサイトからからICBMクラスの標的ミサイルが発射された。いくつかのレーダーと海上配備Xバンドレーダーが標的を追跡し、バンデンバーグ空軍基地から迎撃体CE-II ブロック-I改良型を搭載したGBIが発射された。迎撃体CE-IIが放出され、初めて迎撃に成功した。
FTG-06B 2014.06.22 標的は Launch Vehicle 2 (modified Trident I)。FTG-06Aの再テスト。マーシャル諸島のクワジェリン環礁レーガン・テストサイトからから0:57pm (PST) にLV-2が発射された。イージス駆逐艦(ホッパー)レーダー、海上配備Xバンドレーダーで追跡した。これらのデータを基にGBIがとるべき精確な軌道が割り出された。バンデンバーグ空軍基地からGBIが発射され、迎撃体CE-IIも放出され、初めて迎撃に成功した。
FTG-07 2013.07.05 × 標的は Launch Vehicle 2 (modified Trident I)。マーシャル諸島のクワジェリン環礁レーガン・テストサイトからからLV-2が発射された。バンデンバーグ空軍基地から迎撃体CE-I改良型を搭載したGBIが発射されたが、放出に失敗した。迎撃体のバッテリーの電解液の漏洩による電圧変化で飛行用コンピュータが停止し、放出できなかった。
FTG-06A 2010.12.15 × 標的は Launch Vehicle 2 (modified Trident I)。マーシャル諸島のクワジェリン環礁レーガン・テストサイトからから0:03pm (PST) にLV-2が発射された。前回のFTG-06の計画よりも遠方の約4,200マイルでの迎撃を予定していた。海上配備Xバンドレーダーや他のセンサーも予定通り機能した。バンデンバーグ空軍基地からGBIを発射され、迎撃体CE-IIも放出された。しかし高周波振動による指向誤差のため迎撃に失敗した。
FTG-06 2010.01.31 × 標的は Launch Vehicle 2 (modified Trident I)。マーシャル諸島のクワジェリン環礁レーガン・テストサイトから3:40pm (PST) に新しく開発した中距離弾道ミサイル標的LV-2が発射された。約6分後にバンデンバーグ空軍基地からGBIを発射。しかし海上配備Xバンドレーダーが十分に機能せず、迎撃に失敗した。また今回から変更された迎撃体CE-IIの姿勢制御装置にも不備があった。
FTG-05 2008.12.05 標的は Polaris-A3 Stages 1 and 2。アラスカ州コディアックから3:04pm (EST) に発射された標的ミサイルを数基の陸上・海上レーダーで捕捉・追跡し、3:23pm (EST)にバンデンバーグ空軍基地からGBIを発射。予定軌道に放出された迎撃体CE-Iは標的を識別し、軌道修正をして標的弾頭を迎撃した。今回、初めてアラスカのフォート・グリーリーの代替火器管制センターの運転員がバンデンバーグ空軍基地のGBIを遠隔操作で発射した。標的はアラスカ州ジュノーの移動式レーダー、イージス艦レーダー、カリフォルニア州ビール空軍基地の早期警戒レーダー、海上配備Xバンドレーダーで追跡した。これらのデータを基にGBIがとるべき精確な軌道が割り出された。
FTG-03A 2007.09.28 前回と同じシナリオ。おとりなどの対応手段は使用せず。費用は8500万ドル。
FT-3 2007.05.25 × 標的ミサイルを発射できなかった。前回と同じ設定だが、迎撃が目的だった。
FT-2 2006.09.01 ヴァンデンバーグ空軍基地から発射された迎撃体がアラスカ州コディアックから発射された標的を迎撃した。元々データ収集とレーダーの認証テストが目的。海上配備Xバンドレーダーはテストを監視したが迎撃に関するいかなるデータも提供しなかった。おとりなど対抗手段は使用せず。
IFT-14 2005.02.13 × IFT-13Cと同様の計画だったが、ブースターの打ち上げに失敗し、システムは発射の数秒前に自動停止した。原因はサイロで迎撃体を持ち上げるアームの不具合。
IFT-13C 2004.12.15 × オービタル・サイエンス社の新しいブースターがクワゼリン島から打ち上げられ、アラスカ州のコディアックからの標的に命中させる予定であった。ブースターは打ち上げに失敗し、システムは発射の23秒前に自動停止した。
IFT-10 2002.12.11 × 初めての夜間テストであったが、迎撃体を分離することができず失敗。このテストの過程で初めて、THAADシステムとABLのレーダーが組み込まれた。これまでのブースター・ロケットを用いた最後の飛行テストであった。
IFT-9 2002.10.14 イージス艦レーダーが初めて使用され、飛行中の標的ミサイルを追跡し、集めた情報をGMD戦闘管理システムへ送った。これは迎撃のためには使われなかった。おとりはIFT-8と同様に3つのバルーン。
IFT-8 2002.03.15 今回も迎撃体には標的に誘導される前に情報が与えられていた。おとりは3つのバルーン(1つは大きく、2つは小さい)。批評家は、大きなバルーンは赤外線シグナルが模擬弾頭よりもひじょうに大きく、2つの小さなバルーンは逆にひじょうに小さいことを指摘する。
IFT-7 2001.12.03 標的のロケット・ブースターをロッキード・マーチン社製からオービタル社製に変更。批評家は、迎撃体はテストの前に標的の豊富な情報を得ており、実際に運用できるか疑問であると指摘。おとりはIFT-6と同じ。
IFT-6 2001.07.14 IFT-5の繰り返し。迎撃に成功したがプロトタイプのXバンドレーダーは処理能力が劣り、標的を見失ったと報告。おとりは1つの大きなバルーンを使用。赤外線シグナルは模擬弾頭より3倍明るい。
IFT-5 2000.07.08 × ブースター回路の欠陥で迎撃体を分離できなかった。使われたおとりは前回と同じ1つの大きなバルーン。
IFT-4 2000.01.18 × 失敗原因は迎撃体の低温冷却システムの障害。おとりはIFT-3と同じ1つの大きなバルーン。
IFT-3 1999.10.02 Xバンドレーダーは開発中でプロトタイプの地上レーダーを使用。おとりは1つの巨大なバルーンで、赤外線シグナルが模擬弾頭に比べ6倍も高い。

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