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『歪とエントロピー』を更新しました

AR-2の予備実験に失敗し、もう一度、自由度やエントロピーの考え方に立ち戻ってみました。
一部、図表の追加も行い、自分の考えも整理しました。
音場再生を考えると、やはりキャビネットに伝わる振動を排除することが、AR-2コンセプトの根幹だと再認識しました。
磁気浮上機構の再実験用図面もほぼ完成したので、製作にかかろうと思います。

pdfファイル:  『歪とエントロピー』

『再生系を一新しました』を更新しました

友人からΔΣDACのデメリットとジッタの説明が分かりにくいとクレームがつきました。
そこでpdfファイルの内容見直しをかけました。
ジッタに関してはアイパターン図なども入れてみました。
少しは分かりやすくなったでしょうか・・・(^_^;)

DS-DAC-10のインプレッション後記も入れました。課題も見えてきました。

pdfファイル:  『DS-DAC-10を導入しました(編集)』

『吊り構造のアイデア2』

アイデア1では吊り構造の安定度が取れないと判断。
自由度2の安定度を狙いました。

pdfファイル:  『吊り構造アイデア2』

『AR-1での再実験』

仕事が忙しく、未だに磁気浮上方式が手付かず状態でストレスが溜まりますが、三連休に入り少し時間が取れたので、 せめてキャビネットと発生部との間に入れたソルボセインの変形状況による音質変化を再確認することにしました。
AR-1のキャビネットはトリ・ホルダ〜ソルボセイン〜ピラーを介して床に置かれています。
機械要素接続図を以下に示します。

構造図

発生部から見ると、直列バネ要素として二つのソルボセインが入っているので、影響因子を絞り込むためにトリ・ホルダとピラー間に入れたソルボセインを取り去り、両者が直に接触するようにした上で実験をすることにしました。
この状態を基準としてセンターシャフトの長さを変える事で、以前問題視した「発生部とキャビネット間のソルボセインに加わった応力歪の影響度」をより明らかに確認したかったのですが、以前と異なり中音域の歪感(ヴァイオリンの胴鳴りがヒリつくなど)の違いが分かるだけで、 そもそも、高さを合わせた基準状態での情報量が極端に少なくなってしまいました。
あまりにも見通しが悪くなり、何が起きたのか分からないほど酷い状態でした。
そこで今度は、キャビネットと発生部の間に硬質ネオプレンゴムを挟んで結合度を上げた状態にして、トリ・ホルダとピラーに入れたソルボセインの有無による差異だけを確認しました。
ソルボセインの厚さ分は、シャフトの長さを変える事で発生部に対するセンターシャフトの位置関係が同条件になるようにして評価しました。
音を出した瞬間、情報量の違いが分かりました。
ソルボセインを取り去ると、スピーカーが発音源であることが分かるようになり、スピーカーの間に音像が並んでいる感じになります。(安物スピーカーのようです)
これは発生部とキャビネットの結合度が上がったのでキャビネットの振動が変調音として聞こえている状態(楽器と同じ)なので、当たり前と言えば当たり前ですが、音像の周囲にモヤがかかったようになり、ピンポイントからは程遠い状態になります。
再びソルボを入れると影響度が極端に減る事が明確になりました。
拙宅の床は一般的な建売住宅の標準である15mm合板長尺材を組み合わせたものが梁に乗っているだけの構造なので、いわゆるタイコ状態です。
たぶん、発生部〜キャビネット〜ピラー〜床〜センターシャフト〜発生部という一巡経路で遅延帰還がかかり混変調歪を起こしているのでしょう。
本来、床がコンクリート打ちっぱなしのように絶対質量を持った基準面(電気系では巨大なLに相当)であれば、そこで一巡ループを切れるのですが・・・。
少なくとも、今の床の状況からすると、ソルボは入れないと使い物にならないことが分かりました。

『吊り構造のアイデア』

AR-1のキャビネット保持構造でアイデアが浮かびました。
吊り構造を取り入れ、エントロピーを極大にすることで安定化を図るものです。

pdfファイル:  『吊り構造アイデア』

『再生系を一新しました』

KORGのDSD対応USB-DAC:DS-DAC-10を導入しました。
使い勝手や1bitDACについての解説を記載しました。

pdfファイル:  『DS-DAC-10を導入しました』

『AR-2の課題について』をアップしました

AR-1の検討により、ユニットからキャビネットに伝わる振動を断つことが混変調の抑制につながることが見えてきました。
この部分を課題にしたAR-2を設計開始しましたので概要を技術情報のページに追加しました。

 『AR-2の課題について』

『歪みとエントロピーについて』をアップしました

スピーカーユニットからキャビネットに伝わる振動により発生する混変調歪に関して技術的な解説を追加しました。
次回の製作ネタとなる部分ですので、前フリの意味も含めてエネルギー状態を表すエントロピーの観点から考えてみました。

pdfファイル:  歪みとエントロピーについて

『サイレンサーについて』をアップしました

AR-1の改造に関して技術的な解説を追加しました。
サイレンサーとは名打ったものの、サイレンサーと言うよりはサブ・キャビネットの容量アップが改善ネタとなりました。
相反する課題の解決は、二兎を追うもの・・のことわざ通り、難しいものでした。

改造

pdfファイル:  サイレンサー追加改造について

ARシステムの概要をアップ

タイムドメイン理論の実践に作用/反作用の法則を取り入れたARシステムについての概要を記述しました。

構造図

pdfファイル: ARシステム概要

TSパラメータの概要をアップ

ユニットを設計するために必要なTSパラメータについて記述しました。

pdfファイル: TSパラメータ