日本を憂うあなたへ・・・木村正三ホームページShouzou KimuraOfficial Websitehttp://www7b.biglobe.ne.jp/~zassou1941/
ホーム     木村正三紹介     著書紹介     インタビュー     木村正三ブログ
コンテンツ


  ▼インタビュー前編

  ■■■プロローグ

  ■■■戦後の記憶

  ■■■中国の歴史
  南京大虐殺の誇張

  ■■■歪んだ歴史認識



  ▼インタビュー中編

  ■■■仕事上で
  体験した反日感情

  ■■■悪いのは
  人ではなく国家体制

  ■■■政治家
  官僚・マスコミの腐敗

  ■■■官僚は日本の元凶



  ▼インタビュー後編

  ■■■評論家の人々

  ■■■ここがヘンだよ日本人

  ■■■これからの世代に期待

  ■■■エピローグ

「国を愛せない大人たち-もうひとつのいじめ-」出版記念インタビュー前編

今回、木村正三さんにお話を聞いたのが、2008年7月18日、大阪のとある場所でのこと、
お酒を呑みながら、ざっくばらんな話題からスタートし、5時間に及ぶものとなりました。

人生の教訓から、刺激的な、ここでは公開できない物騒な話の数々(笑)。
私がとりとめのない話で脱線しそうなところを、木村さんに上手に軌道修正をしてもらいながら、
手のひらに転がり、楽しくインタビューをさせていただきました。

柔らかい物腰でお話しをされる、木村さんの暖かいお人柄が伝わりますように、
その魅力の一端を、どうぞ味わいながら、最後までお付き合いください。



■■■■■ プロローグ

──今回、インタビューさせていただきます私は、今年35歳と、団塊の世代ジュニアの実に頼りない年代ではありますが、どうかよろしくお願いいたします。

木村 こちらこそ、お手柔らかにお願いします。

──木村さんの処女作となります、「国を愛せない大人たち-もうひとつのいじめ-」を拝見しましたが、まず、単純な疑問として、この本を書くきっかけ、その背景から探っていきたいと思うのですが。

木村 そうですねー、定年間際の2001年頃は、体調がとにかく悪くてね、長生きするとは思ってなかったのよ。65歳まで生きていたらいい方だな〜と思ってて。ところが、ちょっとまだ死にそうにないし(笑)。平均寿命からいったら、あと10年くらいあるし(笑)。それだったら、その間に記憶にあることを書いて、これからの世代に残そうと思ってね。

──あと10年ですか(笑)。

木村 そう、あと10年(笑)。で、その間になんとか、自分が聞いてきたこと、体験して知っていること、日本の姿を伝えたくてね。中国や韓国に対しても、戦争や侵略は、時代背景が色々とある中で、お互いがやったことなんだから、これまでのことだと線引きして、これからは対等な立場で話をしていきましょうよと。そういうことをわかってくれたら、いつ死んでもいいな〜と思いますね(笑)。

──ダハハハ! わかってくれたらいつでも死ぬぞと(笑)。その想いが生まれた原点にあるものは、生い立ちからの育った環境ですか? それとも、仕事上においての経歴からくるものですか?

木村 僕らが生まれた時期がね(昭和16年)、戦争が終わった時ぐらいから物心が付いて、戦争の直後をなんとなく覚えている、最後の世代なんですよ。

──生まれた年代で言えば、そうなりますね。

木村 終戦の時が4才半だから、3才だったらあんまり覚えてないよね。そう考えたら、そういうことを残せられる最後の世代だし、その頃に生まれた人間が、そろそろ思ってきたことを書いても、許されるんやないかい!ってね(笑)。

──ダハハハ! 最後の世代だから許してくれよ!と(笑)。ま、確かに、生まれた頃がその時期ならば、嫌でも心に刻まれますし、残す責任みたいなものを感じるかも知れませんね。



■■■■■ 戦後の記憶

木村 子供の頃、周りの大人がしゃべっていることが、記憶に残っててね。その頃の人だったら、戦後、日本が敗戦したと同時に、日本人ではない人たちがどれだけ悪いことをやったのか、絶対に知っているし、覚えているはずなんですね。

──私の父も、木村さんと同じ年代ですから、そんな話を聞いた覚えがあります。

木村 それから考えると、例えば関東大震災の時に、日本人が朝鮮人を虐殺したとかの話があるけど、その事実があっても、どこまでが本当の話なのかなー? それには何かの理由があったんじゃないのか? 色々と疑問が浮かんでくるんだよね。

──覚えていることに、照らし合わせて考えてみると、そういった事柄に対して、違和感を覚えるということですね。

木村 そう。子供の頃に、日本人ではない人たちが、悪いことをしている現場を実際に見てるし、壊されたところも見に行って、土地の不法占拠や強奪、文句を言えば徒党を組んで家に押しかけ、半殺しの目に合わせたり、色々と見て聞いてきたからね。

──そういうことがあると、日本人の朝鮮人虐殺を知っても、素直に受け入れられず、疑問に思うのはわかります。

木村正三

木村 でもね、そんな現場を見てきたからといって、今それについて責めようとは思わないよ。当時ですら子供心に、それを責めるというより、みんな仲良くやって欲しいなというのはあったからね。日本人も悪かったところがあったと思うけど、日本人でない人も、ひどいことをしてきたでしょ?と。

── 一方だけではなく、お互いやったじゃないかと。

木村 だから、それをお互い認めて、責めるのもやめて、対等な立場で話をしようよ! ということなのね。そうしていくために日本人は、もっと主張していかなきゃいけないよ。今は相手に言われるがままだから。

──同じスタンスに立って、話し合える関係を作るには、まず、そういった認識を、共有することから始める必要がありますね。



■■■■■ 中国の歴史・南京大虐殺の誇張

木村 でも、その認識を共有したくても、秀吉の朝鮮征伐、植民地化、中国への侵略戦争、南京大虐殺とか、すべて日本人だけが悪いと、誇張されてしまっているからね。朝鮮征伐は確かにあったけれど、それを言うのなら、その前に先に手を出してきたのは、あなたでしょ? と言いたいよね。

──先に手を出したというのは?

木村 日本侵略を企てた元寇で、先に虐殺したのは誰なんですか? それも1度じゃなく2度もですよ。その経緯があって、そのあとに秀吉が、朝鮮征伐に行ったということだからね。

──んー、確かに、日本だけが悪いことをした、そんなイメージを植え付けられていますよね。

木村 日本だけ悪い悪いと言ってね、もっとひどいのが南京大虐殺ですよ。そもそも虐殺なんてやってないし(笑)。

──やってないし(笑)。私たちの世代はですね、南京大虐殺は授業で、教科書にはそらもうご丁寧に写真付きで(笑)。ひどい写真が載ってましたよ! それでしっかりと、日本人が悪いことをしたと教え込まれましたからね〜。

木村 中国共産党、最大の指導者の毛沢東氏がね、「日本軍は、南京市を包囲しながら、殲滅しなかったのは作戦の失敗だ」と言ってね、南京大虐殺について、生涯に一度も言及してないんだよ。どういうことかわかるよね(笑)。南京にいた内外の報道記者の誰もが、30万人の大虐殺の報道をしていないし。国民党政府が300回開いた記者会見で、虐殺に1回も触れていないんだから。おかしいよね(笑)。

──ガハハハハハ 300回! それでも虐殺に触れない中国(笑)。あーそれを言えば、盧溝橋事件だって怪しいですもんね。

木村 それは、最初の一発を、誰が引き金を引いたのか、中国共産党が送り込んだスパイだと、資料も出てきているよね。それで日中戦争が始まって、3,500万人の犠牲者が出たと(笑)。

──ガハハハハハ 3,500万人! もー言ったもん勝ちですね(笑)。

木村 そんなことを言う方も言う方だけど、それを素直に聞いて、信じる方もどうかしてるよ(笑)。もう、百人斬り競争とか、物理的にムチャクチャじゃない(笑)。数人斬ったら、刃こぼれするのにね。もうやめてくれって(笑)。

──ガハハハハハ!

木村 さかのぼれば、倭寇だってそうだよ。後期の倭寇というのは、朝鮮人や中国人が9割以上だったんですよ。その時に、ものすごく悪いことをするわけね。ところが、倭寇って和寇だから、その括りの中で日本が全部やったと、悪いのは全部日本人だと非難されているけど。それをやったほとんどは、中国人や朝鮮人だからね。ずっと昔から、そういう歴史の繰り返しですよ。

木村正三

──声を大にして、もっと言ってやってください!(笑)。

木村 中国初代総統の蒋介石が、日本の敗戦後に、「以徳報怨」(徳を以って怨みを報ず)という言葉を用いて、日本から補償を取らないとか言ったけど、現実はそうじゃない。しかも、今の中国があるのは、日本の経済支援やODAのおかげだからね。中国に工場をバラまいて、技術をプレゼントして、仕事の世話をして、その商品を買って。

──感謝はされても、恨まれる筋合いなんてないですよね(笑)。



■■■■■ 歪んだ歴史認識

木村 日本は侵略者だって言うけれど、あの当時のことを考えて欲しいんですよ。ロシアが南下して、満州、中国、朝鮮、日本すらも植民地にしようとしてて、それをさせまいと日露戦争になったわけでしょ。その結果、日本が朝鮮を統治することになったんだから。

──そういう歴史の流れがあったのに、侵略目的のように言われていますね。

木村 しかも、日本が統治する前の朝鮮は、どれだけ未開で悲惨な状況だったか、その事実を知らないとね。貨幣制度もほとんどなく、地ベタで暮らしているようなところだったから、トイレもなく悪臭がすごくて。そこで日本が、電気もないところから街や交通を整備して、義務教育も施して、朝鮮の近代化に力を尽くした事実があるからね。

──教育するのも日本語じゃなくて、現地の言葉のハングルを教えて。

木村 うん。それから色々な事情があって、日中戦争に発展していくことになるんだけど、元をたどっていけば、そういう時代背景があってこそだから。今の道徳から良い悪いと言ったって、違うでしょ!と。そういうことがあったんだと、日本人がちゃんと知って、日本を悪く思わず、もっと自信を持って欲しいね。

──正しい歴史認識もなく、百人斬り競争を教え込まれていたら、そりゃ自信も持てなくなりますよ(笑)。

木村 太平洋戦争も戦後7年間かな? 占領されていた時に、アメリカ軍にひどいことをされているんですよ。でもそれも、日本が戦争を始めたのが原因だから、アメリカではなく日本が悪いんだという話になっていくのね。

──日本人お得意の自虐史観ですね(笑)。あれも今じゃ、日本が戦争を仕掛けたんじゃなく、アメリカが真珠湾攻撃を察知していたのに、放置したとか、アメリカが戦争をしたいがために、そう仕向けた、そんな話も出てきてますね。

木村 諸説はあるよね(笑)。だから、そういう意味では、教えられた歴史に対して、本当にそうなのか?と、片一方の意見だけではなく、違う見方もしてみることが、バランスの良い歴史認識を持つことになるよね。広い知識を持って、自分でその判断ができるようになれればいいね。

──戦争を終わらせるために、広島、長崎へ原爆を投下したと教えられましたけど、これも本当にそうなのか? 壊滅状態だった日本に、そこまでする必要があったのか? 一説には人体実験だったとか言われていますけど、そういったことも含めて、言われたままを信じるのではなく、多面的な見方をすることが大切なのかも知れませんね。

木村 まず、白人の国へは落さなかっただろうね。それとね、言われたままを信じて、黙っているのがおかしいんだよ。例えば、中国がうるさく日本が侵略戦争をやった! と言うのは自由ですよ。外交ってそういうものだから。でもそれに対して日本が、それは違う! と言うのも自由じゃないですか? 黙っていたら、いいように利用されるだけなんだから。ところが、日本は、国内での批判がすごい。特に親中派と言われる政治家たち。おかしくないですか?

木村正三

──外国にも親中派の政治家にも、なぜ日本人は黙っているんですかね? よっぽど日本だけが悪いことをしたと思っているんですかね? 戦後アメリカがそういう教育をした、それだけが原因ですか?

木村 そういう風になったのも、また別の背景があってね。中国に抑留された人たちが、ロシアもそうだけど、日本が悪いと洗脳されて、それが行き届いたとされる人間から、帰されていったという経緯があるわけね。で、その人たちが国に帰ってきて、「日本軍はこんな悪いことをした」と吹聴して回った、そういうこともあって。捕虜が、どんな虐待を受けたかは忘れ去られようとしているんですよ。

──あー、そんなこともあったんですか。

木村 まー、戦争だから、やらなければ、やられるんだから。日本軍が悪いことをしたのは、大なり小なりあったと思うよ。でも、向こうもやってきたことだからね。戦争だから、それに対して良い悪いもないし、日本だけ悪いと思うのは間違いだよ。しかも、言われたまま黙っているしね。

──竹島問題もそうですよね。一度は日本が韓国に対して、国際司法裁判所に委ねて、出るとこ出ましょ! と珍しく言ったのに、否定されたら結局、日本は黙ってしまって(笑)。今では韓国の観光地ですよ。

木村 韓国初代大統領の李承晩氏がね、例の李承晩ラインを引いてね、米国の占領期間中、7年間も韓国に占領されとったでしょ。それをそのままにして、既成事実を作らせた日本に問題があるんですよ。黙っていたから、こういうことになってしまったんだから。政治家は、ホントいい加減にして欲しいよ(笑)。


「 国を愛せない大人たち - もうひとつのいじめ - 」出版記念インタビュー 中編に続く

木村正三ホームページ  Copyright (C) Shouzou Kimura Official Website. All Rights Reserved.