猿　　サル

ニホンザル
サル目オナガザル科　
ニホンザルは　体長５０−６０センチ、　体重６−１８ＫＧ　と小ぶりです。　　　特徴としては
オナガザル科に属するものの　尾が短い（１０センチ位）ことです。　　　これは木々がひしめくように密集する日本の環境では尾は長い必要が無く 退化したものと考えられます。
またお尻が赤いのもニホンザルの特徴とされます。
額がとても狭いのですが　これはニホンザルだけの特徴とは言えません。

猿を描くこつ
額を狭く　鼻を小さく　口を大きく　描くと猿の顔の絵になります。　 簡単ですね。　

サルの生息地は？
一般にサルといわれる　サル目　は世界で約２００種ほどいます。
世界中に棲息していると思われ勝ちですが　熱帯系の生き物とされ　東南アジア　中国　アフリカ　南米　が主な棲息地です。　　　　ヨーロッパ　　オーストラリアにはいません。　　また 南米に存在するものの　　何故か北アメリカ大陸にはいません。

サルが生きるためには餌が豊富にに得られる　＜広葉樹林＞　が必要です。　餌を生まない針葉樹林では生きられないのです。

＜ニホンザル　　日本固有種＞
本州　四国　九州に棲息し　　北海道 　及び琉球列島にはいません。　　　

大きな島のうち何故か　佐渡島　には存在しませんが　淡路島　には生息します。

淡路島のサルはとてもおとなしく　奈良のシカのように人との触れ合いができる珍しい猿です。　 　　大昔に温和な性格の 遺伝子を持つ者たちが　他の気の荒い猿たちに追われて淡路に渡り　その子孫達なのではないでしょうか。
他地域のものは人を警戒したり　時には乱暴を しますのでサルと触れ合いたい人は淡路島を訪れてはいかがでしょうか。

鹿児島県の屋久島にはこの島固有の　ヤクシマザル　といって日本列島のニホンザル（ホンドザル）とは少し違う亜種が棲息します。　　　餌が豊富なので さほど大きな島ではないのに一万頭以上もいるそうです。　　　喧嘩早い猿たちなのだそうです。

熱帯性の動物とされるのでニホンザルはサル類の北限とされます。　　つまり日本より北にはサル類は存在しないの です。　　Snow Monkey 　とも呼ばれ貴重なサルなのです。
厳密には青森県の　下北半島　が世界でのサル目の北限になります。

昔から人々にお馴染みで愛されてきた生き物ですが　　明治以降は人間の数が急増したため圧迫されて棲息数は減少をたどっています。
広葉樹林　（常緑広葉樹　落葉広葉樹）でしか生きられず　　明治以降のスギなどの針葉樹の人工植林の増加により受難の時代となってきました。　　広葉樹林の減少に より餌が減少し　仕方なく人間の畑地に被害をもたらずため害獣扱いの地域も少なくありません。

＜有害無用なスギの人工林＞
家屋や家具材料の多様化　　安い輸入材　　などで日本のスギは高価なためほとんど売れず　　そのため人工林は荒れて災害の原因となるなど　有害無用なスギの人工林を多く 作り上げてきた人間のほうが日本列島にとって害獣かもしれませんね。
さらにスギ林の蔓延により　”スギ花粉症”　の原因となり自分達をも苦しめているのです。 　（サルも花粉症で苦しんでいるそうです。　　猿だけでなく他の 動物たちも）

ニホンザルにとって　かってはニホンオオカミが天敵でしたがオオカミは絶滅したため現在は人間が天敵です。

---

---

その他のイラスト集
イラスト集２Ｂ　　馬　　牛

　””　　集２Ｔ　　鳥　

　””　　集２Ｒ　　ウサギ　リス　他

　””　　集２Ｌ　　ライオン　トラ　

　””　　集２Ｋ 　クマ　イノシシ他

　””　　集２Ｓ　　シカ　

　””　　集２Ｗ　　キツネ　タヌキ

　””　　集２Ｄ　　オオカミ　　犬

　””　　集２Ｗ　　虫　昆虫

　””　　集２Ｄ　　魚

他に様々なイラスト集があります。 ↓　

トップページ（当サイトのサイトマップ）へ

当サイトのイラストはコピーフリーです。
リンクを歓迎します。
当サイトへのご意見ご感想は
　 → 　≪送信フォーム≫