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談話室
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【2463】嵐の夜
 さなえ  - 07/12/6(木) 17:37 -

引用なし
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   悲しいお知らせをしなければいけません。

3日前、母が永眠いたしました。
昨日、葬儀を終えたところで、まだまだ落ち着くことはできません。
逝ってしまったことが実感できないのが正直なところです。

先週末から呼吸が苦しいと言い、体全体が重く痛むので、モルヒネを使ったそうです。
顔を見に行くとパッと目を覚まし、孫たちはどうしているのかとか、寒くなったねとか話していました。しかし、ぼんやりとしているので、同じことを何度も言ってみたり、話の途中ですっと眠ってしまったり…ずいぶん悪くなったなぁと感じました。
日曜日の夜になって、今まで弱音を吐くこともなかった母が「もう、うちに帰りたい」と泣き出しました。
すずきさんの言葉がずっと心にありましたし、すこしでも母の希望を叶えてあげたくて「明日、先生にお願いして退院しようね。今日はもう遅いから、ここで待っててね」と言うと「良かった〜」と笑顔になり、そのまま眠ってしまいました。
父は心配して、その日は泊り込むことになり、私は一旦自宅に帰りました。
外はひどい嵐で、雪混じりの冷たい雨。
こんな天気で外に出したら危険なんじゃないかと気に揉んでいたのですが、その夜中に病院から危篤の電話がありました。
駆けつけると、すでに虫の息で心拍数も60を切っていました。
「ちょっと前まで『痛い』って話していらっしゃったのに…」と看護師さんも急な状態の変化に戸惑っていました。
うつろな目の母に「お母さん!」と呼びかけると、パッと目を開き声を漏らしました。
待っててくれたんだね、遅くなってごめんね…
お母さん、ありがとう、ありがとうって手を握り、腕をさすり言い続けました。
間もなく心臓が停止し、死亡が確認されました。

母に私の声は間に合ったのでしょうか?

遺体には生前使っていたウィッグを着けてあげました。
大好きな花に包まれて旅立っていきました。
父は母の遺影の前でひとり酒をあおっています。しばらくは仕方ないかな。
私も台所に立つと涙が自然に出てきます。
こうやって日々実感となって、寂しさも募っていくのでしょうね。

こちらで多くの方に励ましいただいて、本当に感謝しています。
卵巣がんに限らず、癌という病気には多くの人が苦しんでいますね。
これからは私自身も体に気を付けつつ、誰かを励ますことができたらと思います。
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【2462】Re(5):介護
 すずき  - 07/12/1(土) 18:19 -

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   ▼さなえさん:
>朝、「立山、キレイねぇ〜」と4歳の子供の口から出る言葉とは思えないです。
富山は、これからは時雨れることが多くなり晴れることの少なく、
晴れたときの剣・立山はそれくらいきれいなんですよね。

お母さんのその後の治療が進んでいなく予断を許さないですね。
患者側は医者に頼るしか手立てがないないですが、医者に少しでも
積極的に治療していただくために、何度も説明を受けて訴えることが
良いですよ。
お父さんは病院に泊まりこみですか。私も最後の入院中はずっと、手術後も
しばらくは泊り込んでいましたね。病人に比べれば楽なもんです。
少しでも共有の時間を持ちたいものです。ついでに、お父さんも励ましてあげてください。
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【2461】Re(4):介護
 さなえ  - 07/12/1(土) 0:10 -

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   ▼すずきさん:
剣岳を見るたびに、すずきさんのことを思い出すようになりました。
毎朝、子供たちを保育所に送るとき、山の顔を見ながら車を飛ばしますが、晴れた日の剣岳には娘も大喜びです。「立山、キレイねぇ〜」と4歳の子供の口から出る言葉とは思えないです。
登山…美しくもあり厳しくもある山です。気をつけて登ってくださいね。

悲しいかな、母の容態は思わしくありません。
出血は量こそ減っているものの、微々たるもので、輸血から逃れることはできません。
この頃は顔を見に行くと眠っていることが多くなりました。
オムツにかぶれたお尻が痛いと困った表情を浮かべつつ、話の途中でふっと寝てしまうこともあります。
付きっきりの介護の父に当たったりすることもあるようで、母も思うような結果につながらなかったことに苛立ちを抱えているのでしょうね。
そんな母に反論するでもなく、「そうか…」と言い、母の手を握り体をさする父も疲れていると思います。
「もう帰るね」と病室を後にするとき、手を振る父の憔悴した顔が頭から離れず心配でなりません。
とうとうここまで来たんだな、と客観的に見ている自分に嫌気がさしたりして、私自身も気落ちすることがありますね。

今週は子供たちが順番に風邪をひいていたので、両親とは十分に話もできない状態でした。
食事も固形のものが食べづらいと言っていたので、明日は喉ごしの良いものや果物を持って行こうと思います。
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【2460】Re(3):介護
 すずき  - 07/11/27(火) 14:35 -

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   ▼さなえさん:
>母の塞栓術は無事に終了しました。
良かったですね。そろそろ効果が出てきた頃ですか。
せめて食べる楽しみでも復活すればと思いますが。
介護するほうも大変ですが、一番大変なのは本人ですよね。

先週、仲間が正月の剣登山のための偵察に、馬場島から剣岳に
登山に行きましたが、腰までの雪で登頂できずに帰ってきました。
寒さがきついですがお風邪をひかないように!!
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【2459】Re(2):介護
 さなえ  - 07/11/20(火) 13:11 -

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   ▼すずきさん:
昨日、うっすらと積もっていた雪も溶けてしまいました。
まだ地面が温かいので、凍って積もりだすまで時間はありそうです。

母の塞栓術は無事に終了しました。
局所麻酔とはいえ、2時間ほど同じ体勢を保っていなければいけないので、相当疲れたようです。
今朝も開口一番「疲れた〜」だって。
腫瘍科の先生によれば、腫瘍に栄養していた血管は無数にあったそうなのですが、大きなものを2本根元から塞栓したとのことです。
今回の治療の効果は1週間ほどで確認でき、本人も自覚できるくらい出血の量は減るそうです。
それによって貧血も軽くなるし、生活の質もぐっと良くなります。
その言葉を聞いて母は「元気出さないとね」と、声も明るかったですよ。
ちょっとでもいいから、前に進めたら…それが、家族の願いですね。
私も介護のこと、少しずつ勉強します。

雪は溶けましたが、次の寒気がやってきているようで、外はビュービュー嵐です。
今夜も雪かな?
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【2458】Re(1):介護
 すずき  - 07/11/19(月) 23:30 -

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   ▼さなえさん:
実の娘に介護していただけるとは、お母さんはさぞお喜びでしょうね。
初めは家族だと患者は気づかれするようですが、慣れると気心がわかり
安心できるようです。
私の母も脳梗塞で殆ど意識も無く、胃に直接栄養補給をする生活が自宅で
三年続きました。
兄が全て看護しましたが、わたくしも時々手伝いましたが、軽いとは言え
大変でしたね。今のように訪問介護もないので試行錯誤で苦労しましたね。
何もしゃべれなかったですが、眼で感謝を表現しているようで、それが支えでしたね。
介護の技術的なことを勉強すると患者側も快適になりますよ。
我が家から見える遠くの山々も白くなってきました。
正月は馬場島から剣岳に登る予定をしています。今年は雪が多くなりそうですね。
寒いところにお住まいなんですね。頑張ってね。
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【2457】Re(7):生きたい思い
 さなえ  - 07/11/19(月) 15:08 -

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   ▼みいさん、ちゅんさん:
私もここで、みなさんに支えられて今があります。
もしいまだに卵巣がんについて無知だったらと思うと、親不孝この上ないと感じます。
母を支えるのは家族で、その家族も誰かに支えられないと頑張れないものですね。
某ドラマではないですが、「所詮、人間ひとりでは生きていけないもの。誰かに生かされて生きているのだ」と思います。
私の投稿に憤りを感じられる方もいらっしゃるかもしれない…
でも、ここで救われる気持ちがあるのだと思っているので、また寄らせてくださいね。

みいさん、ちゅんさん、ありがとうございます。
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【2456】介護
 さなえ  - 07/11/19(月) 14:59 -

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   母たっての願いもあり、来年度、上の娘が進級するのを機に実家へ帰ろうと思います。
実家は富山県の東部。きっと、すずきさんも馴染みの深いところですよ。
実家の改修工事や片付けに追われていて、パソコンに電源を入れることすら忘れていました。
母は相変わらずですが、先日、久しぶりに一時外出が認められ、たった3時間でしたが自宅で楽しく過ごしました。念願のトロやブリの寿司を食べ、孫たちの賑やかな声を聞いてずいぶん元気になりました。顔色がすごく良くて、病院に行ってからも看護師さんたちへの土産話に花を咲かせていました。
母は治療の一環として、尿道カテーテルを入れてもらっていたので、介護タクシーで車椅子に乗ったまま帰宅しました。ベッドに移動するときやオムツの交換など、私も初めての経験で、きっと母にも不快な思いをさせたでしょう。私本人も大変でした。病気の母を抱えて初めて知ることがたくさんありますが、介護に対して、あまりにも無知・無関心だった自分の尻をたたく機会でもありました。自宅で介護にあたっていらっしゃる方も多いでしょう。頭が下がりました。
来週も帰りたいと言っていたので、今週は介護士さんに弟子入りして勉強します。

実は今、母が病院で血管塞栓手術を受けています。
2〜3時間かかるので、いったん自宅に帰ってきました。
母の生活力の向上のために、腫瘍科の先生が踏み切ってくれたのです。
うまくいくことを願っています。
もし、腹膜炎の恐れが出てくれば人工肛門の設置になることもありますが、母はそれをも覚悟で今回の手術を受けることにしました。
一時外出で自宅に帰られたことが、母の希望を大きくしたようで頑張る元気も出てきているのでしょうか。

昨日、ぐっと冷え込んで初雪が降りました。
今年は早いです。降雪量も多くなると聞いているので、今から心積もりしておかないと…。
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【2455】Re(6):生きたい思い
 みい  - 07/11/7(水) 22:55 -

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   ▼さなえさん:

ちゅんさん同様私も母がこの病気です。
病の為に苦しむ母をみるのは本当に例えようのないほど辛いものですよね。
何も為になる事を言えないのですが、同じ立場(娘)として、
母を支える立場として、一緒に頑張りましょうね。

私も幾度となくここですずきさんを始めとする皆さんに助けてもらっています。
治療法にしても、すずきさんにはたくさんアドバイスを頂きました。
そして実際に先生にそれを意見して、治療に活かして貰ったりもしています。
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【2454】Re(5):生きたい思い
 ちゅん  - 07/11/7(水) 20:47 -

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   ▼さなえさん:
はじめまして。類内膜IIIcの母を持つ娘です。
いつも拝見しておりましたがなんとお声をかけていいか分からず今まで過ごしていました。
さなえさんもお母様も本当によく頑張っておられます。
そしてお母様の前向きさに頭が下がる思いです。
さなえさんがどんなに悩まれているか、拝見していてとてもよく伝わります。
いつの日か同じ立場に立ったとき、私はどうするだろう、何が出来るだろうと思いながら拝見していました。
どうすることが本当にお母様のためになるか、色々考えてしまいますね。
でも一生懸命なさなえさんのことをお母様は絶対理解されていると思います。
思い切って話をされてよかったと思います。
>その気持ちを上げていくために、私はどんなことでもしようと思います。
何もお手伝いできませんがお気持ちは痛いほどわかります。
どうかご自身まで体調を壊されませんように、お体に気をつけて、思うように動いてくださいね。
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【2453】Re(4):生きたい思い
 さなえ  - 07/11/7(水) 12:08 -

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   ▼すずきさん:
本当に死生観や人生観を考えることの多いこの頃です。
母のことに限らず、やがて年老いていく自分の人生についても考えたりします。
自分らしく生きるために、自分を振り返ってみる機会でもありました。
こういう形でも人間として成長できるように、今を懸命に見つめていきたいと思います。

>さなえさんのお母さんの場合は、まだまだ治療の手段があると思いますよ。
>腹水も抜いて楽になる方法があると思います。
うれしいお言葉をありがとうございます。
主治医が母の体力と気力をとても心配していて、もう楽にさせてあげるのがよいのかもしれないと相談してこられました。輸血もあらゆる点滴も一切を止めて、腹水・胸水から呼吸を楽にしてあげるのか、「とことん治療」を望むのか…本人の希望しだいだということでした。
昨日、母の顔を見に行くと、そんな医師の言葉とは裏腹な表情です。
思い切って、今後どうしたいのか聞いてみました。医師からの言葉も借りて、洗いざらい話したんです。
そしたら「とことん頑張るよ。ここで諦めたら、今まで何のために苦しい治療を受けて痛い検査をしてきたのか分からない。気力は大丈夫!痛いのは我慢すればいい!」と言うではありませんか。
私の前では強気な母でいてくれるのかな?とも思いましたが、その母の言葉を聞いて改めてその前向きな心に驚き、安心もしました。頑張るっていう気持ち大事にしないといけませんね。
気持ちが体を変える。
その気持ちを上げていくために、私はどんなことでもしようと思います。
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【2452】Re(3):生きたい思い
 すずき  - 07/11/6(火) 10:29 -

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   ▼さなえさん:
>このまま「とことん」やるのが良いのか、もう楽な道を選ばせてあげるのが良いのか…どちらを選んでも、結果、後悔から逃れることはできないと思います。
その通りですね。家族の中で、その選択に意見が分かれ、亡き後も
しっくり言っていない家族もあると聞きます。
最終的には本人の選択ですね。家族としては少しでも長生きして欲しい
共有できる楽しい思い出を一杯作りたい・・・一緒に付き添い一杯
語り合うことが良いですね。
家内とはこんなこともありましたよ。
セカンドオペをした頃ですが、治る見込みがあると本人も希望を
もって治療していた頃ですが、土日は一時退院してもいいですよ
といわれたのに、本人は何かあったときに困るから病院にいます・・
と言いました。
ところが、亡くなった時は入院した翌日に、もう充分治療したから
家に帰りたいと言いました・・・一二度云っただけですから
真意は判りませんが。どこにも痛みは無いのですが、肺炎で呼吸が辛かったのか?
奥ゆかしい人だったので家族への気遣いか、我が家で最後を迎えたかったのか?
・・・・
さなえさんのお母さんの場合は、まだまだ治療の手段があると思いますよ。
腹水も抜いて楽になる方法があると思います。
ここの「治療カレンダー」にゆうさんが居ます。ゆうさんで入場して、右下の
全スケジュールをクリックして下さい。彼女の九年間の闘いが出ています。
最近は、胸水が溜ったのですがチューブで常時抜く、チェストドレーンバッグ
を背負い対処しています。
国立病院ですが学ぶことが多いです。
富山は寒くなり傘の離せない季節になりましたね。風邪をひかれないように
して、励ましてあげてください。辛いことは何でも吐き出してください。
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【2451】Re(2):生きたい思い
 さなえ  - 07/11/6(火) 1:27 -

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   ▼すずきさん:
富山はすっかり秋模様です。山々は色づき、剣・立山の頂には雪が…見るたびに雪の面積が広くなってきます。
冬も間近です。
富山の冬は厳しいですよ〜。

私の母も、本当に厳しい状況になってきました。
こちらのHPで励まされる私ですが、悪化の一途をたどる母の病状を赤裸々に語り、ご覧になられる方の心を痛めているのではないかと不安に…というか申し訳ない気持ちでいっぱいです。
でも、語らせてください。身勝手なのは承知ですが、母や私たち家族の体験が、この投稿をご覧になる方のこれからの参考になればと思っています。

その後、母は急激に腹水が溜まり、食事も呼吸も辛い状態になっています。
母の場合、輸血を繰り返していることが腹水の主な原因とのことで、楽にするためには輸血を止めてしまうのが王道だと言われました。止めれば最悪の状況になること分かっています。
今日、あまりのしんどさに母自ら輸血を断ったそうです。膣からの出血も日に日に多くなり、血を見るのが辛いからトイレにも行きたくないと言いました。
こんな状態になるずっと前に、私は「お母さんの心臓が止まるまで諦めないからね」と強気の発言をしていて、母の前向きな気持ちを支えてきたつもりでした。
でも、そんな気丈な母も体のしんどさには音を上げたようです。腹水のために、お腹だけでなく首のほうまで福福とふっくらしてきた母は、呼吸も荒くて本当にしんどそうです。その姿に、これ以上「がんばれ」とは言えず、尿道にカテーテルを入れてもらった母に「今晩は良く眠れるね。ゆっくり休みな」と言うしかできませんでした。
もし、兵糧攻めでやっつける方法に踏み出す気力が残っているのなら、「とことんやりましょう」と主治医も言ってくれます。
でも、母は今まで十分頑張ってきました。

私には、癌でお母様を亡くした友人がいます。
彼女は、最後まで「がんばれ!」を言い続けたことをものすごく後悔していました。母が母らしく生きる時間を奪ったように思うと未だに自分たち家族を責めています。忘れようとしても、忘れられない、と。

このまま「とことん」やるのが良いのか、もう楽な道を選ばせてあげるのが良いのか…どちらを選んでも、結果、後悔から逃れることはできないと思います。
私に決める権利はありません。
これは、母の生きる人生です。
母が母らしく、どう生きるか。

血中の電解質バランスが崩れて、少々ボンヤリしている母ですが…
明日、ちょっと話してみようかな。
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【2450】Re(1):生きたい思い
 すずき  - 07/10/30(火) 19:34 -

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   ▼さなえさん:
大変に厳しい状況ですね。でも、お母さんは前向きに立ち直られたので
なにか良い方法があるのではと思いますが、現在の病院では難しそうですね。
もし都会でセカンドオピニオンが取れるならとも思いますね。
病院によっては実に丁寧な治療をされるところがあります。
お母さんの決断が、がん細胞に兵量攻めでヤッツケル方法ですか。
もしそうなら、成功すると信じて治療されると免疫力アップになります。
五分五分なら信じるしかないと思います。お祈りします。
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【2449】生きたい思い
 さなえ  - 07/10/30(火) 14:46 -

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   母の病状が悪化する中、日々を過ごす辛さと見守るしかできない歯がゆさに滅入っておりました。

母自身にも肝転移は報告され、本人もかなり落ち込んでいました。

私は、本人への肝転移の告知は避けてほしいと言っていました。
でも、今まで本人が病状のすべてを知りたがっていたし、患者自身の「知る権利」と正確に病状を知ることでの「心の持ち方」を考えて、伝えたほうが良いと医師から度々相談されました。
何が母にとってプラスになるのか、前を向いて残りの人生を生きていくには何が最善なのか?

退院したい本人の意思を汲んで、手立てがないわけではないと言ってくださる医師がいます。
腫瘍に走る血管を塞ぎ、腫瘍自身を壊死させる。普通なら壊死した組織は体に吸収されるが、運が悪ければ腹膜炎を引き起こして一気に容態はわるくなる…その可能性は五分五分で、ほかの医師はあまり進められないと言います。人工肛門の話も出ました。
母もそんな確実ではない賭けはできない、決心はできないと言います。当然ですよね。

本人への告知があって一週間。
母はひとつ残された手立てに一歩踏み出すようです。
できるだけリスクを排除して、生きる道を確実なものにしたい。もし、今の病院での手術が困難ならば、転院も考えています。少しでも元気になってうちへ帰りたい。
不安はいっぱいです。でも、母の生きたいという思いがある限り、私たち家族は全力で支えていくのです。

ここで、皆さんの体験と頑張りを知ることで私自身が励まされ、そして母を勇気付けることができています。
また、アドバイスいただけることがあったら是非、教えてください。。。
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【2448】Re(1):ご報告
 すずき  - 07/10/25(木) 21:25 -

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   ▼プリシラさん:
お久しぶりです。
順調に経過しているようで嬉しいですね。
マーカーも一桁の下のほうで超安定です。
良くなっても、CTによる肺の影や胸水はなかなか消えませんよ。
でも、マーカーが安定していれば心配はありません。
地固め療法が旨く回転しているのですね。
再発を心配するなと言っても、お母さんには無意味かも知れませんが
心配が免疫力を下げてよくないので、自分は特異体質で抗がん剤が
よく効く体質だと信じ込むことが良いですよ。
頑張りましょう。
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【2447】ご報告
 プリシラ  - 07/10/24(水) 19:25 -

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   すずきさん、皆さん、お久しぶりです。


先日、母が約半年ぶりにCTを撮りました。
結果を報告させて下さい。

今回、明らかな再発転移はみられないとのことで一安心でした。
が、半年前と変わらず、肺に怪しい影と少量の胸水があるそうです。

マーカーは術後から変わらずCA125が4か5、他のマーカーも範囲内です。

一安心の反面、肺の影と胸水の存在が怖く、いつ動き出すのかと
母も家族も不安でいっぱいです。
母には、「半年前と変わってないということは、悪くなってない
ということなんだから!」と励ましています。

地固めが、あと数回ありますので、それで良い方向へ進んでくれればと
思って頑張ります。
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【2446】Re(1):進行
 すずき  - 07/10/14(日) 11:12 -

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   ▼さなえさん:
残念なことに大変に厳しい状況ですね。
転院もかなわず、延命治療しかできない状況に歯がゆさを
感じます。
少しでも辛さから開放されるよう痛みから開放し、トイレも
大変に疲れますから、器具を挿入していただくと良いかな思います。
大変辛いですが、今出来ることは一分でも一秒でも一緒にいて
人生を共有することですね。
わたくしも、二ヶ月前に突然にあと三日かもと云われ、辛い思いをしました。
三日間はトイレ意外はずっと一緒に、語らいながら、手を取り合い
最後まで一緒に闘いました。
ただ一つ悔いることは、亡くなる一日前に"水が飲みたいな"と言いましたが
怖くて飲ませてやる勇気が無かったことです。
お母さんのためにも、ご自身のためにも悔いの無い時間を共有されると
いいと思います。その時間が長くなることを祈っています。
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【2445】進行
 さなえ E-MAIL  - 07/10/14(日) 1:17 -

引用なし
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   先日、母が久しぶりにCTを撮りました。
なかなか回復しない貧血から、頻繁に輸血を行うようになりました。貧血の原因は、膣・腸内からの出血だけではなく、腫瘍が活発化しているためではないかとのことです。
抗がん剤治療中断から2ヶ月。CT検査の結果、やはり腫瘍は肥大化。しかも肝臓に転移していました。
貧血に加え、栄養を保持できないために手足のむくみがひどいです。本人も日に日に衰弱していく体を分かっていて、かなり弱気です。
トイレに歩いていくのがやっとで、体力が戻らないから気力も萎えつつあると言ってました。あの前向きな母が涙を流すので、思わず私もポロポロこぼしてしまいました。手を握り「もうちょっと頑張ろうよ」としか言えなかった。
血圧から見ても常にショック状態で、外科的な手術はできない。今はいわゆる「末期」と言われる時期に来ていて、今行っている輸血も延命治療だそうです。輸血を止めて退院すれば、1週間は持たないだろうとも言われました。できれば帰らせてあげたいけど、最期を覚悟しなければいけない…。それも耐えられません。
私に何ができるんだろう?
どうしたらいいんだろう?
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【2444】Re(1):スマイリーの活動
 すずき  - 07/10/13(土) 18:29 -

引用なし
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   ▼みいさん:
たひさんの闘病がきっかけで「未承認薬の早期承認」の運動が
皆さんの情熱と協力で立ち上がり、その後引き継いでいただいた
スマイリーの皆さんのお陰で社会に未承認薬問題を提起されたことは
大きな成果ですね。ありがとうございました。心よりお礼申し上げます。
色々な問題を抱えていますが、たひさんの遺志がその通りに引き継がれて
実現、発展されていくことをお祈りしています。
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