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THA-12 BUFのご紹介

 THA-12 BUFは、今までバッファ部分(イヤホンを駆動させるために電流を増幅させる部分)にオペアンプを使用してきましたが、その部分に新たにバッファ専用ICである、「BUF634A」を使用したヘッドホンアンプになります。また、電源部分の仮想GND生成部分(プラスマイナスの正負電源を仮想的に作る回路)にも同じくBUF634Aを使用し、より安定して駆動力のあるアンプに仕上がりました。

 今回のTHA-12 BUFには、今までいろいろ培ってきた努力を全てぶつけてみました。正直なところ、今までのアンプは、至らないところが多々あったかと思います。それは今でも同じかもしれません。ですが、今のところの集大成という形で製作させていただきました。THA-09EXのときと同じ言い回しなのが本当に悔やまれます。

以下に特徴を挙げさせていただきます。

〇前段にシングルオペアンプ2つ使用。
〇後段バッファに専用ICであるBUF634AIDDAを使用。
〇仮想GND生成分圧回路にもBUF634AIDDAを使用。
〇電源にDC-DCコンバータを使用。
〇今までよりさらに増強した電源ノイズフィルタ回路。
〇出力抵抗を47Ωから20Ωに変更。
〇基板に直接ジャック類を実装。
〇シングルエンド入出力にこだわった。


このアンプはオペアンプを交換前提ではありません。
特に、後段のBUF634Aを通常のオペアンプに交換しますと、
互換性がないため、最悪オペアンプを破損します。
同様に、電源部分のBUF634Aも交換できません。

前段部分のオペアンプの交換も必要最低限で、
自己責任にてよろしくお願いします。
基板上のどのICを交換してもよいのか分からない方は、
交換をしないでください。

使用可能(検証済みリスト)
・OPA627
・OPA827
・OPA828(強く推奨)
・MUSES03
・MUSES05

 

PDFダウンロード

THA-12 BUFの回路図をダウンロードいただけます。


Version1.1.0. 2023/05/24更新


基板の入手方法

THA-12 BUF含め、現時点で通常頒布は考えておりません。
主にTwitter等で知り合いの方で、興味を持って頂いている方向けに、
個人的な頒布はあるかもしれません。ご了承ください。


THA-12 BUFの写真


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