THA-08Xのご紹介
THA-08Xとは、ベースをTHA-06とし、A47式と呼ばれるヘッドホンアンプ(イヤホンアンプ)回路を改良して製作したアンプです。THA-06と大きく異なる点は、4つのすべての増幅段オペアンプを「シングルオペアンプ」にした、という点です。前段オペアンプにはJ-FET入力のシングルオペアンプならおそらく差し替え可能。後段バッファ用のオペアンプはユニティゲイン安定ならば差し替え可能です。(現段階で動作確認は両方ともOPA134PA、OPA604AP、MUSES03のみ、差し替えは自己責任でお願いいたします)
THA-06ではMUSES01を動かすために、初段増幅部分にデュアルオペアンプを採用しておりましたが、このたび、その初段もシングルオペアンプにして、音の分離の良さを再現。さらに、臨場感を出す事に成功。アンバランスアンプながら、左右に広い音場を表現しました。MUSES03が発売開始され、こちらで購入しまして、テストしたところ、前段・利得部分にも、後段・バッファ部分にも、またさらに、4つ全てMUSES03に置き換えることも可能ということを確認いたしました。もとより、THA-08Xは、MUSES03を目標・対象として設計・製作した部分がございますので、拘られる方はぜひMUSES03の導入をご検討ください。ただ、流通が安定するまでは入手困難かもしれません。そのあたりはご了承ください。(追記ここまで) さらに、今までの機種でも可能ではありましたが、「DC-DCコンバータレスモード」を正式採用。もしも、DC-DCコンバータが嫌いだ、という方がいらっしゃいましたら、電源に9V~30Vの単電源をご用意いただければ、THA-08X内部で分圧して動作致します。参考までに、MUSES03の発表が「±3.5V~」となっておりましたので、9Vの角電池を電源にも使用可能と思われます。その他、動作電源電圧の低いシングルオペアンプにも有効です。 シングルオペアンプにこだわったこの作品は、初の両面基板を使用。コンセプトはズバリX(エックス)です。意味は、オペアンプの配置がなんとなく「X」のように見えたからです。大した理由はございません。
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