「八千草」俳句誌HP 主宰 山元志津香

 

ピアノの塵 / 2004年

ピアノの塵

極太モンブラン / 2009年

極太モンブラン

木綿の女 / 2015年

木綿の女


 

ピアノの塵 珊瑚集7

 山元志津香/著

 
山元志津香、俳歴20年余にして初の句集。著者の思い出深い句と「八千草」創刊後の句に絞ってまとめた秀逸の305句が収められている。
 
  発行年月:2004年1月
  出版社 :東京四季出版
  定 価 : 2800円
 
 

<収録作品より>

 春暖炉マチスの赤き絵が眠し
武満忌ピアノに東風の塵幽か
もしかしてみんな淋しいラムネ振る
 

<オビより>

 「志津香さんは知的な人であると思う。この特徴は、西洋画家や彫刻家への関心に現れるし、言葉への好奇心にも表れている。」有馬朗人・序より  

 

 
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極太モンブラン

    山元志津香/著

 
発行年月: 2009年 4月
出 版 社 : 本阿弥書店
定  価 : 2700円

 
「ピアノの塵」から6年目の2句集。「八千草」50号を記念して2003年から2008年までの秀句を掲載。
 

<収録作品より>

夜桜へおとなの課外授業かな
抱瓶のほうと吸ひ込む春北斗
からだぢゆう蛍の宇宙にして睡る
 

<オビより>

科峭や いまも極太 モンブラン
 「科峭」は-漸覚東風科峭寒-の、早春の風が肌に鋭く冷たい感じの漢語。暦の上の春とは名ばかりの寒い日、太い万年筆を滑らせる寧らぎ…これもいいか…と機器に弱い私の負け惜しみです。硬質な漢語と、ソフトなヨコ文字の雑居の一句。これが、イコールわが家の姿なのかも知れません。
(あとがきより)

 
 
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厚み

 

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木綿の女

      山元志津香/著

 
発行年月: 2015年 3月
出 版 社 : 文學の森 ミューズ選書
定  価 : 2667円 +税 
 
初句集から11年目の3句集。2008年から2014年まで年ごとに6章に分け計302句を掲載。
 

<収録作品より>

地のホック其処ここ外し地虫出づ
萩・尾花パラフィンに透く相聞詩
遠い戦争煮つめて壊す栗かぼちゃ
 

<オビより>

白南風や木綿の女になってゆく
 自然界からいただいた力を取り入れ、感謝の息をふっと吐くとき、嘘と違った虚の私の内奥の美学が、体温のある十七音に結晶してくると思いました。そこへ、ふと漏らされた姜琪東氏のひとこと「木綿は何回でも洗いが利くからね…」思わず迷っていた句集名が決定したという次第です。(あとがきより)

 
 
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