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コラム -職場のトラブル・職場のお悩み解決します-

人の話を聴く   (20180718)



こちらが話しているのに、途中で話を遮って
自分の話をしてしまうことは気をつけたいものです。


昔、産業カウンセラーという資格に興味を持ち、
その説明会に行ったときに、
「人の話が聴ける人か、聴けない人か」を診断する
簡単なテストがありました。

私は「人の話が聴けない人」でした・・・。
自分ではそう思っていなかったので、結構ショックでした。

そのときは、すでに社労士業をしており、
人から質問されるとすぐに答えを提供する、つまり
「コンサルタント」面が強かったので、
カウンセリングとの違いを思い知らされました。


また、そのときの私は、すぐに相手の悩みに反応し、
(法的に)正しいことを伝えるのが自分の役目みたいに考えていました。
ですから、相手の考えを否定、非難することもあったと思います。

否定された相手は、自分を守るための自己弁護に走る。
結局、真の問題の解決には至らない。
いつまでたっても信頼してもらえない。


こういうことをお客様から学び、
どうすればいいんだろう・・・と悩んでいたときに、
前々から興味があったキャリア・コンサルタントの資格を取りました。
とにかく、カウンセリングを学びたい一心でした。


そして、実際にカウンセリングを勉強していくなかで、
思った以上の大切なことを学べました。

そのひとつが、人の話を黙って聴くことや、
自分の価値観をひとまず脇において、
相手をそのまま受け入れることが大切だ、というようなことです。


「相手の話を聞くよりも先に説教してしまう。
でも、なんにも効果がないんだよ」と感じている人も、
「話を聴く」ということをやってみるといいと思います。

下手な説教や助言よりも、
相手の自発的な成長を促す効果がありますよ。



イラスト:おちゃも



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