竹内由美子社会保険労務士事務所メインイメージ

コラム -職場のトラブル・職場のお悩み解決します-

仲間への関心   (20180215)



会社で、誰かが欠勤したり、早退したりすると、
ほとんどの人は「あれ?どうしたんだろう?」と思い、
出勤してきた時に「昨日、どうしたの?」と声をかけると思います。


声をかけられる方も、「自分がいないことに気づいてくれたんだ」と、
少しは嬉しい気持ちも湧いてくるのではないでしょうか。



問題なのは、自分の部下や同僚が、
月に何日も欠勤している、何日も年次有給休暇を取っている、
ということに無関心でいることです。

もしかして、それが重大トラブルの前兆かもしれません。



たとえば、毎月欠勤が続くようなら、
「もしかして、朝起きられないのかな?」「家族の誰かが病気なのかな?」
と心の病気を疑ってみたり、家庭環境を気にしてみたり、


年次有給休暇を、他の人よりも明らかに多く、毎月頻繁に使うようなら
「会社に何か不満があるのかな?」と個別に呼んでガス抜きをしてあげるとか、
先手先手で策を講じることは必要な気がします。

それには、さりげなく、そして常に、
部下や仲間に関心を示す必要があります。


関心を示すとは、あらさがしをするとか、
プライベートにまで踏み込むとかそういうことではなく、

「みんな気持ちよく働けているかな」
「困っていることはないかな」
「体調は大丈夫かな」、
と「仲間」を気遣う、配慮することです。


その前提に、「仲間」と思えるかどうかという新たな問題はありますが、
せめてその職場の上司には、上司という役割上、部下にいろんな面で
関心を持っていただけたらと思います。


イラスト:おちゃも


事業方針とお問い合わせ

 「どうしたいか」を優しくじっくりお聴きし、ご希望に沿ってご支援していきます。
 090-4455-0555(ショートメール歓迎)