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コラム -職場のトラブル・職場のお悩み解決します-

任せっぱなしにしない   (20180205)



上司がよくやってしまう間違い。
それは、仕事の「丸投げ」。

仕事を信頼して任すのと、無責任に丸投げするのとでは、
部下のやる気は全く違うものになります。


最初は「あ、信頼してくれているんだ」と部下は喜ぶのですが、
その後、仕事の進捗状況を説明しようとしても、
上司は自分の仕事に夢中でぜんぜん話を聞いてくれない。
関心も示してくれない。


すると、「単におだてられて利用されているだけなんだ」と思ってしまう。
その結果、仕事を一所懸命するのが馬鹿らしくなってくる。


上司としては、「だって任せたんだから・・・」と言いたいところでしょうが、
せめて方向性は示してあげてほしい。

適宜、「気にかけているよ」「今はどんな感じ?」 
と進捗を確認してほしい。


物理的には手は出していなくても、
そうやって「一緒に取組んでいる」という姿勢を見せていないと、
部下は「放置されている」「どうでもいい程度の仕事なんだ」と不満を抱き、
上司を信頼しなくなります。

それがやがて離職につながります。



任せるというのは難しいことです。
自分でやったほうがどれだけ正確で早いか。

でも、それでは人は育たない。
人が育たなければ、今以上の発展は出来ない。



部下に任せたら、最後まで放置せず、適宜一緒に取り組んでください。
見守っていてください。その愛情は部下に伝わります。

そして、何倍もの利益となって会社に返ってきます。


イラスト:おちゃも


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