竹内由美子社会保険労務士事務所メインイメージ

コラム -職場のトラブル・職場のお悩み解決します-

新しい風   (20180203)



私はキャリアコンサルタントとして、従業員の方々の面談を行なっています。
内容はご要望に応じて変わります。


面談をする際には、事前にその人のいいところを聞きだし、
面談の要所要所で、そのことを伝えるようにしています。

なぜかというと、普段、社長・管理者の方々は、
従業員を叱ることはあっても、褒めること、認めることはしていないからです。


また、従業員側は、たとえ褒められたとしても、利害関係がある分、
「単におだてて何か企んでいるのでは?」と勘ぐり、
素直に受け取らない人もいます。


また、社長さんとしても「部下に媚びてると思われるかも・・・」と
余計な心配をしてしまい、結局言葉にすることに二の足を踏みます。


そんな時に、第三者である私のような人間が、
社長さんの言いにくいこと、たとえば褒めたいこと、改善してほしいこと、
社長も辛いんだよというようなことを、客観的な立場で従業員に伝える。


すると、それまでこわばっていた顔が、みるみる嬉しさでほころんだり、
神妙な顔になったりと、労使の関係性を客観的に捉えられるようになってきます。


そして、面談の最後には、元気や意欲が顔に出てきて、
発する言葉も前向きに変わっています。



私も勤務時代に、第三者の人が間に入ってくれたおかけで、
硬直状態だった上司との関係が、180度好転したという経験をしています。
その人の存在に本当に助けられました。


だからこそ、第三者を会社に入れて、風通しをよくすることの大切さ、
組織を活性化させるためにはこのような取組みも必要なんだということを
お伝えしています。



「うちの会社の風通しを良くしたい」と思っている会社さんは、
是非外部の人間を入れることを検討してみるといいと思います。
きっと、新たな発見があると思います。


イラスト:おちゃも



事業方針とお問い合わせ

 「どうしたいか」を優しくじっくりお聴きし、ご希望に沿ってご支援していきます。
 090-4455-0555(ショートメール歓迎)