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コラム -職場のトラブル・職場のお悩み解決します-

思い込み   (20171106)



「自分はこう思うから、みんなもそうだろう」
という思い込みで組織を運営するのは危険だなと感じます。


組織には、育った環境、性別、経験、年齢、学歴、
その他さまざまな違いのある人が集まっています。
仕事や人に対する考え方、意識も違う。


そういう人たちが集まっている「職場」のルールを作っていくときに、
「そのような違いがある」という意識をもって決めていかないと、
必ずあとで不平不満が出てきたり、会社に対する不信感が芽生えてきます。
あの人ばかりずるい、えこひいきしてる・・・など。


法律で義務付けられていることはともかく、
みんなが気持ちよく安心して働けるためのルールについては、
「そのような違い」を意識し、想像し、検討したうえで、
一番ベストな選択をしていく方がいいと思うのです。


とはいっても、さまざまな人の気持ちを想像することは簡単ではありません。
気の短い社長さんは「カッ」としてしまうでしょう。


でも、その過程が、従業員との信頼関係を築いていきます。
その過程を通して、「自分(従業員)たちは大事に思われているんだ」
と自覚できるのではないでしょうか。

それが忠誠心につながり、労使協力のもと、会社が発展しつづけられる。


ですので、
日ごろから、相手の立場に立って考えてみるくせをつけるとともに、
さまざまな人の考えや意見を聴く習慣をつける、
それらを謙虚に受け入れる姿勢を持つ、
そして何より、「自分の考えは正しい」と思い込むことを控える。


そういう場面に出くわすたびに、私も自分自身を振り返ります。


イラスト:おちゃも


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