コラム　－職場のトラブル・職場のお悩み解決します－

「心は変わるけど、魂は変わらない」 　　（20171027）

むかし、ある経済団体の新年会に出席し、
その講演の中で「ハッ」としたことがありました。

それは、

「心は変わるけど、魂は変わらない」
という言葉でした。


「女心と秋の空」に代表されるように、人の心はしょっちゅう変わりますよね。
私もしょっちゅう興味の対象が変わります。


確かに心はしょっちゅう変わるのですが、
でも、それを選択する理由は変わらない。



たとえば①

私は昔からスポーツが好きで、
興味を持った競技は、バレーボール、テニス、卓球、ソフトボール、剣道、陸上・・・。

その中で実際に腰を据えてやったのは、バレーとソフト。
結局、団体競技を選んでいます。


たとえば②

好きになる男性のタイプは毎回変わるけど、
でもすべての人に共通しているのは、「やさしい人」というところ。

そっか、私が求めているのは「やさしさ」なんだ。
私は「やさしくされたいんだ」「それが私の求めていることなんだ」

・・・という感じでしょうか。


「魂」≒「人生哲学」かな？　
と私は勝手に解釈しています。


だから、この「魂」「人生哲学」がフワフワしていて、地についていないと、
人に振り回され、環境に振り回され、自分らしい生き方ができないばかりか、
いいように人に利用されて・・・ということになるのかな？
と思ったりします。



仕事柄、いろいろな人の相談にのるなかで、

「この人はいったい何を迷っているのだろう？」
「いったい何がしたいのだろう？」

と、堂々巡りをする人の理由がいまいちわからなかったのですが、
この言葉でなんなとく腑に落ちた気がします。


イラスト：おちゃも

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