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コラム -職場のトラブル・職場のお悩み解決します-

信じ、待ち、許す   (20171019)



前にテレビで、教育とは「信じ」「待ち」「許す」こと、
と誰かが言っていました。

難しいですよね。

自分の子供に対してでさえ、この「信じ」「待ち」「許す」ということができない。
自分の子だからこそ、「なんでそんなことをするの?」「なんでこんなことができないの?」
と、ついつい感情的になってしまいます。

「わたしは教育者には向かないわ・・」と何度思ったことでしょう。



そんな子供たちも自立し、今ゆっくりと過去を振り返ってみると、
時期がくれば、この「信じ」「待ち」「許す」ということが、
少しは出来るようになっているもんだな、としみじみ思ったりします。

子供と一緒に、自分も親として成長したということなのでしょうか?

確かに、親って、子供を持って初めて親になれるんですよね。

そう考えれば、親もはじめは未熟なわけで、
はじめから大きな心で「信じ、待ち、許す」ことなんてできない。

だから、子供と一緒に、親として、人間として育っていけぱいいんだ。
そう考えれば、何も出来ない自分のことをも許すことができるのでは、
と思ったりします。



この考え方って、従業員教育にも言えると思います。

経営者も、従業員を持って初めて「使用者」になる。
だから、はじめから従業員教育がうまくいくはずがない。

ただ、会社の場合、労働者保護のいろいろな法律が絡むので、
これまたちょっと難しいですね。


共通して言えることは、
何事も(子供も従業員も)、自分の思う通りにはならない、
ということでしょうか。

だからこそ、柔軟に対応していく度量が、親や使用者には必要で、
その必要性が、自分を成長させてくれるのではないかなと思うのです。





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