コラム -職場のトラブル・職場のお悩み解決します-
「見ている」ことの抑止力 (20170928)
これはあくまで私見ですが、
パワハラが発生しやすい会社の特徴は、常態として、社長不在の会社ではないかと思います。
社長不在とは、物理的に不在というだけでなく、
会社内にはいるんだけど、いつも社長室にこもっていたりなど現場に顔を出さず、
また部下の指導も管理者任せ、従業員には無関心、という会社です。
私にも勤務時代がありました。
パワハラとまでは行かないにしても、傍若無人な振る舞いをする人が
幅を利かせていた会社が数社ありました。
そういった人の特徴は、社長や偉い人がいる前では一所懸命仕事をしているフリをする。
しかし、いなくなるとサボりだす。傲慢な態度に戻る。
きっと本人は無意識なんでしょうね。
だから変わらない。
気の毒なのは、こんな人の被害を受ける周りのまじめな従業員たちです。
仕事だけでも大変なのに、こういう人にも気を遣わなくてはならないわけですから。
生産性だって落ちるでしょう。
だから、社長さんは可能な限り現場にいて、従業員を見ていてください。
それだけで変わってきます。
だからといって現場で睨みをきかせなくていいんです、あれこれ指図しなくていいんです。
(逆にみんなが委縮しちゃうから)
ただ、いるだけでいい。その「存在」があらゆる問題の「抑止力」になるのです。
そして、「私は何でも知っている」というメッセージを常に発信しつづけるだけでいいんです。
無関心、放置が一番良くない。
事態を悪化させるだけです。
いじめっこは、「こいつ弱い」と思ったら、何かある度にいじめ出します。
卑怯だから。権力者の前ではいい子だから。
イラスト:おちゃも
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