コラム　－職場のトラブル・職場のお悩み解決します－

採用試験　　（20170927）

面接の際に、試験を実施している会社さんは少ない気がします。
試験は簡単なもので構わないので、是非実施してほしいなと思います。

面接は一回だけと決めている社長さんでも、
「この人にしようと思う。でも、なんかひっかかるんだよな・・・」
という場合は、その「なんかひっかかる」という社長さんの直感を信じて、
それを確かめるために、もう一回面接をしてほしいです。

そして、主観が入り過ぎないように、もう一人面接官を増やし、
違う角度から対象者を見ます。


特に人数の少ない会社では、１人の存在の組織に与える影響は大きい。
変な人を入れたら、それこそ社長さんや他の従業員が参ってしまう。

そういった会社さんを結構見ていますので、
だからこそ面接・採用の大事さを強く訴えたい。

中には、「そんな人は解雇しちゃえばいいんだ」と簡単に言う人もいます。
でも、今の日本では解雇は簡単にはできません。

解雇は、思っている以上に恨みを買います。解雇された側の立場に立てば分かると思います。
自分の家族が解雇されたらどう思うでしょう。たとえ本人が悪かったとしても。

また、解雇した方も後味は悪い。訴えられでもしたら、寝ても覚めてもそのことが気になり、
仕事に集中できないでしょう。

実際争いになれば、なんの証拠も揃えていない会社側がほとんど負けています。
そもそも争いになった時点で会社の機能は半減します。
それこそ、会社の負けではないでしょうか。

そうならないように普段から予防をする。
その一つが、戦略的な採用だと思うのです。

「そもそも、そんな人を雇った会社が悪いんだから、もっと指導や教育をしなければだめじゃん。
それをしないでいて、簡単にクビにするのはどうなのよ？！」となってしまうのがオチなので、
もっと面接・採用に手間暇をかけましょう。

イラスト：おちゃも

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