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コラム -職場のトラブル・職場のお悩み解決します-

採用を失敗しないためには  (20170926)



私は社労士になる前は事務職ばかりでした。
営業事務、経理事務、一般事務など。

その経験から言いますと、事務員はいろいろなことを求められます。
パソコン操作やビジネスマナー、本業の知識はもちろんのこと、
他部署やお客様、取引先とのコミュニケーション力も必要になってきます。
頼まれごとも多いので、すぐに取り掛かる積極性も必要になってきます。

ですので、その業務に応じた必要なスキルや人間性を明確にして、それを面接の時にテストします。
そして、あらかじめ決めておいた基準以上であれば採用とする。

そのテスト方法は、みなさんのこれまでの経験を持ち寄って作ってもいいですよね。
一緒に働くのは従業員ですので、従業員目線もある程度参考にした方が失敗は少ないと思います。


私が過去勤務していたところで経験した「失敗した人」を挙げると、
①「なんでも出来ます」と大風呂敷を広げる人
②面接の時に、妙にこちらに気を遣いすぎる人          でした。

①は、面接の時に、これまでの仕事の内容を深く掘り下げて聞けば避けられたことでした
②に関しては、一言でいうと「調子がいい人!」でした。 妙に場馴れしているというか、こちらに気に入られようとしている態度が見え見え。

つまり、直感で「なんか違和感がある」という人は要注意。
じっくりとその違和感の正体を探ってみてください。


そもそも、面接に来る人はみんな猫を被っています。私もそうでした。
だからこそ、面接官には質問力が必要になってきます。
たくさん質問をして、言葉は悪いですが、ある程度の化けの皮をはがします。

その上で、こちらが求めているスキルを持っているか、うちの方針にあう人か、
みんなとうまくやっていけそうな人か、そもそも本気でこの仕事がしたいと思っているのか、
などを観察します。

人間は、過去のことには嘘がつけないそうです。
なので違和感があれば、深く突っ込んで聞いてみてください。
嘘をついていれば、だんだんつじつまが合わなくなってくるはずですから。

イラスト:おちゃも


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