抗菌、抗カビ作用
わさびの辛味成分(主にアリル芥子油)は病原性大腸菌O-157、腸炎ビブリオ菌、サルモネラ菌等広範囲に抗菌活性を示し、細菌だけでなく酵母やカビ等の菌類にも強く作用します。
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抗寄生虫作用
サバ、アジ、サケ、イカなどの魚に寄生する「アニサキス」に0.4%食塩水におろしわさびを混ぜた物で実験したところ平均5〜11時間で活動が完全停止し「アニサキス症」に対する効果が証明されています。
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発がん予防、抗腫瘍作用
わさび成分のひとつ、6-メチルスルフィニルヘキシル芥子油がヒト胃がんリンパ節転移由来
培養細胞MKN-28に増殖抑制作用がある事が確認されています。
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血栓予防作用
最近の研究でω- メチルスルフィニル芥子油が血小板膜表面で結合して凝集(血の凝固)を抑制し、血栓予防効果があると期待されています。
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抗酸化作用
本わさびは西洋わさびに比べ高い抗酸化作用を示し、葉>根茎(イモ)>茎の順で作用が強かったと確認されています。
*過剰な活性酸素は老化促進や炎症、生活習慣病の原因となると言われています。
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抗ピロリ菌作用
まだ培養実験の段階ではあるようですが 葉=根茎(イモ)>茎の順で抗ピロリ菌作用が強い事が確認されています。
*ピロリ菌は胃潰瘍や十二指腸腫瘍、胃がん等の消化器系疾患との関連が指摘されています。
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骨増強作用
マウス頭頂骨での実験において、わさびの葉からの抽出物が他の食品の抽出物では見られない程のカルシウム量増加(約8%)を確認し、骨粗しょう症に有効と期待されています。
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食欲増進、消化促進
唾液の分泌を高め、胃の消化液の分泌を良くしながら消化器の運動も盛んにします。
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