うちの裏山の山桜

 

 

 何年か前、花のころ、琵琶湖の畔の博物館に行きました。そこでは銅鐸のレプリカを打って音を楽しむことができるのです。銅鐸の音は長く尾を引いて、近江の山河に漂ってゆきました。銅鐸はやはり楽器なのでしょうか。耳には音が聞こえなくなってからでも、指を触れるとかすかに響くものが伝わってきました。

   銅鐸を鳴らし近江の山桜  おるか