小鉢の外側には、蕨唐草とでも呼びたいような古雅な文様を描いてみました。素朴な菜の花の香に、ふと野遊びの昔の人に思いを馳せます。
桜は、野末に一本立っている姿も心惹かれますが、また、人懐かしい花でもあります。造幣局の通り抜けにいった時は、花より人が多いくらい。たこ焼きの匂いと人いきれ。夕暮れの川面に花びらが浮いていました。 (薫)
水にちるさくらじんべえざめの夢 薫
2001・4
sp-0102