プロフィール
子供の頃は田舎で暮らし、横に竹やぶがありました。筍を掘ることと、谷から長い竹の樋を作り、家まで水を引くのが私の仕事でした。小さいときから物を作るのが好きで、模型を良く作りました。
会社勤めは、ものづくりの会社で、化学機械の設計や開発を30数年やった後、早期退職しました。 その後、
京都伝統工芸大学校に行き、竹工芸を3年間勉強しました。
現在は、
竹かごとそれを作るための便利な道具を製作販売しています。
六つ目かごーーはじめは失敗の連続でした
詳細は Bamboo Voice 第17号 P2からP9,2002 (竹資源活用フォーラム発行の会誌より)
最初自分の欲しい寸法の六つ目かごを編むのに、最適な竹ひごの寸法がわからず、失敗ばかりしてずいぶん多くの竹ひごと時間を無駄にしました。そこで何か簡単な方法はないものかと思い、化学機械のスケールアップの手法を適用したところ、何と過去の多くの六つ目かごも、この方法で説明できることがわかりました。今では不自由しなくて済んでいます。
その一部を
特集1.六つ目の竹ひご寸法 に記載しました
。
輪口かご
手触りと丸みのある形がとても気に入っている篭です。大小いろいろ作りました。その時なかなか輪口の内径と竹ひごとの関係が分からず追加の竹ひごもたくさん作ってしまいました。
その時のデーターをまとめて、図を見ただけで最適な竹ひごを選べるようにしました。でもこれは、あくまで目安です。
特集2.
輪口の竹ひご寸法に記載しました。
竹の厚さ決めーせん引きの使用 および刃について
詳細はBamboo Voice 第39号 P9からP18、2012(竹資源活用フォーラム発行の会誌より)および
Bamboo Voice 第46号 P2からP10、2014
竹ひごを作るとき、薄く切削するには、鋭い刃が必要です。しかし、意外と分厚い竹ひごや身竹はよく失敗しました。はじめ、刃は鋭いほどよいと思っていましたが、刃先も身竹や縁竹、額縁のような分厚い竹を均一な厚さにするには、少し刃先を落としたほうが良いということがわかりました。「節超えせん引き」を使ってテストを行い、これをまとめたものがタイトルの「竹の厚さ決めーせん引きの使用」です。「節超えせん引き」の項に記載の「特長」の背景になるものです。
リンク
京都の竹工芸
京都の竹工芸については、下記をご覧ください。
京都の伝統工芸協議会ー竹工芸から
他のリンク
<京都伝統工芸館>京都の伝統工芸界を支援し、職人達の情報発信ターミナルとなる事を目的に設立されています。
<全日本竹産業連合会>バンブーデザインコンペに参加したことがあります。だれでも参加できます。
<北の竹工房>竹の種類、編み方の種類、竹についての本などいつも参考にさせていただいています。