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市議会の動き 2022年~

市議会の動き
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【6月市議会】
国の指示権を拡大する地方自治法改正に反対する意見書を提出しました
『声と眼』673号 2024/7/2

  6月市議会が10日から始まりました。
 6月市議会に、自治体に対する国の指揮命令を強める地方自治法改正反対の意見書を提出。
提案者は市民の政治の川辺、賛成者は猪股、田村、共産党の杉野議員が署名している。
最終日の7月5日に採決されます。

国の指示権を拡大する地方自治法改正に反対する意見書


 2024年6月19日に「地方自治法の一部を改正する法律」が可決成立しました。

改正された法律は、「大規模な災害、感染症のまん延その他その及ぼす被害の程度においてこれらに類する国民の安全に重大な影響を及ぼす事態が発生し、又は発生するおそれがある場合に、閣議決定によって、住民の生命・財産を守るために『必要がある』とすれば、自治体に指示を出して義務を課せるようにする。」というもので、大規模災害や感染症などの非常時であれば、個別法に規定がなくとも、国が自治体に必要な指示ができるようにするものです。

地方自治法は、第1条において、「この法律は、地方自治の本旨に基づいて、地方公共団体の区分並びに地方公共団体の組織及び運営に関する事項の大綱を定め、併せて国と地方公共団体との間の基本的関係を確立することにより、地方公共団体における民主的にして能率的な行政の確保を図るとともに、地方公共団体の健全な発達を保障することを目的とする。」と定めています。

しかし、今回の改正は、「地方自治の本旨」とされている地方公共団体の「団体自治」及び「住民自治」という2つの意味からも、地方自治の確立とは相入れないものです。
また、地方自治法第245条の3、普通公共団体に対する国の関与は「必要な最小限度のものとする」と定められていることにも反しています。

よって、地方分権の後退につながることから、国会及び政府に対して、地方自治の自主性と自立性を守るために、国の指示権を拡大する地方自治法の改正に強く反対します。

以上地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。

久喜市議会

【送付先】 衆議院議長 参議院議長
 内閣総理大臣 総務大臣 国土交通大臣
 厚生労働大臣 財務大臣 経済産業大臣 あて

【6月市議会】 市長は答弁から逃げるべきではない
『声と眼』673号 2024/7/1

  市議会の一般質問で、制度・政策の事務的な中身や数値的な説明は職員が答弁しますが、市の基本的な政治的方針や政治判断が必要な場合には市長が答弁するのがあたりまえです。
しかし最近の久喜市議会では梅田市長が徹底的に答弁を避けることが多くなっています。
市議会での答弁は市長が責任を負うもので、執行部職員は補助職員と位置づけられています。
しかし部長たちは用意された答弁書の朗読を繰り返して、市長を矢面に立たせないために必死で、ひたすら部長たちの事務的答弁ですませようとします。
市長に対して人権行政や財政危機の政治的責任を質問しているのに、市長が自分の見解を示すことができないのでは政治家としての責任放棄です。

 国会の予算委員会では首相が、県議会では県知事が進んで答弁に立っています。
今後、久喜市議会で市長の答弁の責任を整理する必要があります。


【6月市議会】 政治資金透明化の推進を求める意見書を提出しました
『声と眼』672号 2024/6/15

  6月市議会が10日から始まりました。
 「政治資金透明化の推進を求める意見書案」を提出しました。
提案者 猪股、賛成者は市民の政治を進める会の川辺、田村、無会派の貴志、宮崎です。
最終日の7月5日に採決されます。

 政治資金透明化の推進を求める意見書

 政治資金規正法は「政治活動が国民の不断の監視と批判の下に行われるようにするため」、「政治資金の収支の公開」により、「政治活動の公明と公正を確保し、もって民主政治の健全な発達に寄与することを目的とする」(第1条)と定めている。
 ところが昨年来、自民党の主要派閥による政治資金パーティー収入の不記載やキックバック、いわゆる「裏金」づくりを行っていたことが次々に明らかになり、政党および政治家の政治資金に対する国民の不信が高まっている。
 国会に政治資金法改正案が提出されたものの、きわめて不十分な「改正」にとどまり、政治に対する国民の信頼回復にはほど遠いと言わざるを得ない。
 よって、国会および政府に対して、政治資金の透明性を向上させるため、以下の措置を求める。

1.1999年の政治資金規正法改正で政治家個人への企業団体献金は禁止された。しかし政党および政治家が支部長を務める政党支部への献金、政党から政治家の資金管理団体への資金の移動が認められているため、実質的に企業団体献金を温存する「法の抜け穴」「迂回献金」と指摘されてきた。政党および政党支部や政治家の資金管理団体への企業団体献金を禁止するよう求める。
2.政党から政治家個人に対して支出される「政策活動費」は、使途も明らかにされないまま毎年数十億円もの支出が行われてきた。すべての使途を国民に明らかにできない「政策活動費」の支出は禁止するよう求める。
3.「政策活動費」の使途について「10年後の公開」となったが、「10年間は公開しない」ことを認めるのでは、不透明な資金の支出がこのまま続けられることになる。「政策活動費」を維持する場合には、毎年の使途報告と公開を義務とするよう求める。
4.「裏金」づくりに使われた「政治資金パーティー券」の購入者の公表基準を、1回のパーティーで「5万円」に引き下げるとされたが、「1回あたり5万円未満」であれば1年間にいくら購入しても公表されないことになる。「政治資金パーティー券」の購入は政治資金規正法が禁止する企業団体献金の温存であり代替手段となっている。「政治資金パーティー」を禁止するよう求める。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

久喜市議会

【送付先】
衆議院議長 参議院議長
内閣総理大臣 内閣官房長官 総務大臣 あて



【6月市議会】 久喜市民まつりは「廃止」になった
『声と眼』672号 2024/6/13

  6月市議会が10日~7月5日まで開かれています。
一般会計補正予算などが提出され、審議しています。

(1)毎年10月に久喜駅西口周辺を中心に開かれてきた《久喜市民まつり》の廃止が決まりました。
昨年までボランティアで運営に当たってきた「市民まつりの会」は4月20日の臨時総会で解散を決定しました。
市では当初予算で500万円の補助金を計上していましたが、今年度は「商工会等が新たに実施するイベント」に振り向けることになりました。
商工会や西口周辺の商店会などが中心になって、10月に提灯祭り通りで《新たなイベント》を計画していくそうです。

(2)国の児童手当制度は、10月から支給年齢の引き上げなどの拡充の予定で、一般会計当初予算で久喜市の給付総額約21億円(国・県の負担金18億円)が計上されています。
補正予算で制度改定に伴う電算システム改修の委託料372万円などが追加されました。


【5月招集議会】 議長選挙 上條氏が再選、公明党との蜜月崩壊
『声と眼』671号 2024/5/23

 5月15日に開かれた市議会本会議で、正副議長選挙が行われました。
本来の議長の任期は4年ですが、最大会派が役職をたらい回ししていくために、2年ごとに交替する慣例を作っています。
これは、市民にも他の会派にも関係のない、多数会派の内部の都合による悪弊と言わざるを得ません。

 これまで最大会派のみらいと第2会派の公明党で議会のほとんどの役職を独占してきました。
今回は公明党が議長職を要求したのに対して、みらいが拒否して2会派の蜜月体制が崩壊しました。

【議長選挙の投票結果】
当選 上條(みらい) 12票 みらいの会+無会派・瀬田
岡崎(公明党) 5票 公明党
杉野(共産党) 2票 共産党 (石田議員は病気欠席)
白票 5票 市民の政治+無会派・宮崎と貴志  
【副議長選挙の投票結果】
当選 成田(みらい) 12票 みらいの会+無会派・瀬田
斎藤(公明党) 5票 公明党
渡辺(共産党) 2票 共産党 
白票 5票 市民の政治+無会派・宮崎と貴志  

その結果、正副議長、各委員会の正副委員長や一部事務組合等の議会人事でも、ほとんどの役職をみらいが独占しました。
公明党はすべての役職からはずれ、これまで岡崎議員が獲得していた監査委員も辞任しました。
もっともみらいの人数は11人だけですから人材不足の感は否めず、正副委員長等の兼職が増えた他、総務委員長は市民の政治を進める会の田村議員、教育環境委員会副委員長は無会派の貴志議員が選任されました。

代表者会議と委員会の構成
委員長  ●副委員長
 市民の政治
3名
無会派
3名
みらいの会
12名
公明党
5名
共産党
3名
代表者会議 猪股 新井 大谷
 園部
斉藤 杉野
議会運営委員会(8人) 川辺 ◎大谷 ●春山
新井
斉藤 丹野 渡辺
総務財政市民委員会(7人) ◎ 田村 春山 ●奈良
 成田
斎藤 杉野
福祉健康委員会 (7人) 川辺 宮崎 ◎新井 ●瀬川 大橋 渡辺
建設水道委員会(7人) 瀬田 ◎川内 ●榎本 岡崎 丹野 石田
教育環境委員会 (6人) 猪股 ●貴志 ◎園部 大谷
 樋口
山田
予算決算委員会(28人)
 議長と監査委員を除く全議員
猪股
川辺
田村
貴志
宮崎
瀬田
新井 大谷
川内 榎本
 ●瀬川 ◎樋口
奈良 園部
成田 春山
斉藤 丹野
大橋 山田
岡崎
杉野
渡辺
石田
圏央道特別委員会(8人) 川辺 樋口 ●園部
成田 ◎春山
大橋 岡崎 渡辺

一部事務組合議会議員
市民の政治 無会派 みらいの会 公明党 共産党
久喜宮代衛生組合
議会議員(9人)
猪股 貴志 新井 樋口
榎本 園部
大橋
斉藤
杉野
久喜地区消防組合
議会議員(3人)
田村 上篠 岡崎
広域利根斎場組合
議会議員(6人)
田村 大谷 川内
春山
丹野 渡辺
利根川栗橋流域水防
組合議会議員(6人)
川辺 成田 瀬川
奈良
丹野 渡辺

市議会の任意の委員会
市民の政治 無会派 みらいの会 公明党 共産党
市議会広報委員会
(会派および無会派の希望者)
川辺 貴志
宮崎
◎大谷 樋口
奈良
山田 杉野
市議会図書委員会
(会派および無会派の希望者)
●猪股 ◎樋口 山田 杉野
市議会ICT推進委員会
(会派および無会派の希望者)
猪股 ◎新井 ●園部
瀬川
丹野 渡辺
市議会バリアイフリー化推進委員会
(会派および無会派の希望者)
◎猪股 ●奈良 成田
 瀬川
大橋
斉藤
杉野

【この他の主な議会の役職】
市民の政治 無会派 みらいの会 公明党 共産党
監査委員
(議案提案は6月定例会)
春山
(内定)
都市計画審議会委員 奈良 園部 岡崎
社会福祉協議会理事 新井
社会福祉協議会評議員 猪股
青少年育成市民会議理事 渡辺

【5月招集議会】 議長選挙 上條氏が継続へ
2024/5/15

 今年度の久喜市議会は5月15日に「招集会議」が開かれ、来年3月19日までが1会期の通年議会となります。

 久喜市議会では、議長は2年ごとに「辞表」を提出して議長選挙が行われてきています。
 議長の任期は地方自治法で「議員任期」と定められていますから、本来は4年です。
しかし最大会派内の都合で、議長や副議長などの役職をたらい回ししたいという事情で、勝手に「議長の任期は2年」としています。
 したがって、「議長任期2年」という慣例は、多数会派内部だけの「約束」に過ぎません。

 上條議長は1年前に柿沼前議長が亡くなったのに伴って議長に選任されたのでしたが、「柿沼前議長の残り任期1年」という、これも多数会派内部の申し合わせ(?)で、「辞表」を提出しました。
 15日の開会冒頭に議長選挙が行われ、上條議員が引き続き議長に選出されました。

 これまでは最大会派と公明党が協力して、正副議長や他の議会の役職を分け合ってきましたが、今回の改選は大異変が勃発しました。
 事前に、公明党から「公明党に議長を渡せ」という要求があったらしいのですが、みらいは「議長は最大会派のみらいから」と譲らず、話し合いは決裂したそうです。
 投票の結果、その結果、正副議長ともにみらいから選出されました。

【議長選挙の投票結果】
当選 上條(みらい) 12票 みらいの会+無会派・瀬田
岡崎(公明党) 5票 公明党
杉野(共産党) 2票 共産党 (石田議員は病気欠席)
白票 5票 市民の政治+無会派・宮崎と貴志  

 議長選挙の後、公明党から選出されていた丹野副議長も辞表を提出して、選挙が行われました。
 みらいの成田議員が副議長に選出されました。

【副議長選挙の投票結果】
当選 成田(みらい) 12票 みらいの会+無会派・瀬田
斎藤(公明党) 5票 公明党
渡辺(共産党) 2票 共産党 
白票 5票 市民の政治+無会派・宮崎と貴志  

 合併前の久喜市議会で、公明党が最大会派を抑えて議長を取ったこともありましたが、今回はそんな「力技」は通じなかったようです。
 今後、最大会派のみらいと第2会派の公明党が人事で対立した影響が、議会運営にどのように波及してくるのか、注目です。


委員会の異動、正副委員長の選任
公明党がすべての役職をはずれた
2024/5/15

 議長選挙でみらいと公明党が決裂した影響は、他の全部の議会人事で、公明党はすべての委員会等の正副委員長、監査委員からもはずれることになりました。
 もともと、5人しかいない公明党議員団から、副議長や監査委員、常任委員会の正副議長などたくさんのポストを獲得できていたことの方が不透明で不自然だった・・・。
 例外は、総務委員会の田村(市民の政治を進める会)委員長と、教育環境委員会の貴志(無会派)副委員長ですが、さすがにみらいの11名だけでは兼務が多くなりすぎて完全独占はできなかったようです。
 それでも春山氏が議会運営委員会副委員長と圏央道特別委員会委員長に加え、監査委員(内定)を兼務、園部氏が教育環境委員会委員長、圏央道特別委員会副委員長を兼務、瀬川氏が福祉健康委員会と予算決算委員会の副委員長を兼務しています。

【2月市議会】 ウラ金疑惑の意見書に反対した議員もいた
『声と眼』668 2024/3/29

 自民党のウラ金疑惑の全容解明と企業団体献金の禁止を求める意見書は、賛成多数で可決されました。
みらいの会の9人だけが反対にまわりました。

 成田議員は反対討論に立って、『あのお金は不正に集められたものではない』『キックバックされたお金を政治資金報告書に記載しなかったことが問題なのだ』と堂々と弁解したのですが、本当にそうでしょうか。
そもそもパーティ券を売って政治資金にすること自体が、企業団体献金を禁止している法の抜け穴を使ったものです。
しかも派閥の政治活動に使うと言って集めた金を、キックバックや中抜きなどで国会議員個人の懐に入れてしまっていて、議員個人がそれを政治活動や選挙資金、生活費や飲食に使ったとしても、使途は明らかにされていません。
派閥では、政治資金報告書に記載する必要はないと説明していたのですから、最初からウラ金にするつもりだったわけです。「脱税」疑惑まで出ているのも当然でしょう。

 政治倫理審査会の議論などを通じて、国民にも金の流れがだんだんわかってきて、内閣支持率は最低です。
岸田首相も、疑惑の中枢にいる安倍派幹部たちを、自民党として処分する方向と伝えられていますから、『問題がある』と考えているようです。

 埼玉14区/三ツ林議員も2954万円のキックバックを受け、秘書が管理し、同僚議員のパーティ会費や交通費、自動車リース代、会合費などに充てたとしています。
みらいの会の皆さんが、本当に「問題ない」と考えているのなら、三ツ林氏に対して、その使途をすべて明らかにさせるべきではないでしょうか。


【2月市議会】 自民党の裏金疑惑の全容解明を
企業団体献金の禁止を求める意見書を提出
『声と眼』666号 2024/2/18

自民党の各派閥と議員を覆う“裏金”“脱税”疑惑は大きな広がりを見せている。にもかかわらず、いまだ岸田首相や政権中枢も安倍派幹部たちも責任を取ろうとしない。そこで2月市議会に全容解明と政治改革の徹底を求める意見書を提出した。

★自民党の裏金疑惑の全容解明と政治改革の徹底を求める意見書。
提出者は市民の政治を進める会の猪股・田村議員、賛成者に共産党の渡辺、無会派の貴志・宮崎議員が署名しました。★

 

政治資金規正法に関するパーティー券疑惑の
全容解明と企業団体献金の禁止を求める意見書

 政治資金規正法は、政治活動が国民の不断の監視と批判の下に行われるため、政治資金の収支は疑惑を招かないよう公明正大に行うことを定めている。
ところが自由民主党の主要5派閥の政治資金パーティー収入(2018年以降)で約4000万円もの不記載があったことが明らかになり、閣僚の辞任、議員辞職、国会議員の起訴が相次いでいる。

 とりわけ、最大派閥である清和政策研究会(「安倍派」)が巨額の資金づくりをしていた疑惑が浮上した。
所属議員が販売ノルマを超えて集めた分の収入を政治資金収支報告書に記載せず、議員側に還流させるキックバックが組織的に行われていたことが明らかである。
キックバックの総額は2022年までの5年間で5億円以上にのぼる可能性があるとされ、岸田首相自身の派閥を含め他派閥でも同じ手法の裏金づくりがあったと報じられており、自民党全体にかかわる重大問題である。

 国会で岸田首相は不記載を認め、各派閥の説明を指示した。
各派閥は「事務的ミス」などと弁明しているものの、報告書に記載できない裏金づくりの疑いも濃厚で、さらには脱税疑惑も指摘されている。

 政権与党である自民党は、全ての派閥について調査し、その全容を国民の前に明らかにすべきである。
また、いわゆる「政治とカネ」に関わる重大な問題であり、脱法・違法が疑われる一連の行為を徹底的に解明するとともに、「金権政治」の根を断つことが求められる。派閥の解散で幕引きとすることは許されない。

 よって、国会及び政府に対し、以下の事項を求める。

1 岸田首相に対して、自民党における政治資金規正法違反が疑われるパーティー券疑惑を全ての派閥において調査し、全容を解明すること。

2 パーティー券の購入を含めて、企業・団体献金を禁止すること。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

久喜市議会

衆議院議長 参議院議長 内閣総理大臣 内閣官房長官 総務大臣 あて


久喜市議会で募金活動 被災地に送りました
『声と眼』665号 2024/2/10

 久喜市議会は1月25~29日、議員で手分けして久喜駅をはじめ各駅頭やヨーカドー前などの街頭に立ち、能登半島地震の被災者支援の呼びかけを行いました。
市民の皆さんから寄せられた募金21万3825円に議員の拠出金13万円を加えて、合計34万3825円を、30日に日本赤十字社を通じて被災地に送りました。

 皆さんのご協力、ありがとうございました。


会派の異動に伴い、議会人事の一部が変更になりました
2023/6/12

 4月以降に、新しい風とあさかぜが解散して、春山・園部・成田は「みらいの会」に入り、貴志・宮崎・瀬田が無会派になりました。
 市民の政治を進める会は田村議員が入会して3名になりました。
 6月12日の本会議で、一部事務組合議会議員などの人事が一部変更になりました。

代表者会議と委員会の構成
委員長  ●副委員長
 市民の政治
3名
無会派
3名
みらいの会
12名
公明党
5名
共産党
3名
代表者会議 猪股 新井 大谷
 園部
斉藤 杉野
議会運営委員会(8人) 川辺 ◎新井 ●春山
大谷 成田
斉藤 岡崎 渡辺
総務財政市民委員会(7人)  田村 ◎春山 ●園部
 新井 瀬川
丹野
福祉健康委員会 (7人) 川辺 宮崎 ●川内 奈良 ◎大橋 山田 渡辺
建設水道委員会(7人) 瀬田 ◎成田 ●盛永
 樋口
岡崎 石田
教育環境委員会 (6人) 猪股 ●貴志 ◎大谷 榎本 斉藤 杉野
予算決算委員会(28人)
 議長と監査委員を除く全議員
猪股
川辺
田村
●貴志
宮崎
瀬田
新井 大谷
盛永 川内
榎本 瀬川
樋口 奈良
園部 成田
春山
◎斉藤 丹野
大橋 山田
杉野
渡辺
石田


一部事務組合議会議員
市民の政治 無会派 みらいの会 公明党 共産党
久喜宮代衛生組合
議会議員(9人)
猪股 貴志 新井 樋口
榎本 園部
大橋
斉藤
杉野
久喜地区消防組合
議会議員(3人)
上篠 春山 岡崎
広域利根斎場組合
議会議員(6人)
田村 大谷 成田
奈良
岡崎 渡辺
利根川栗橋流域水防
組合議会議員(6人)
川辺 川内 瀬川
奈良
山田 石田
北本地区衛生組合
議会議員(3人)
盛永 榎本 丹野

【この他の主な議会の役職】
市民の政治 無会派 みらいの会 公明党 共産党
監査委員 岡崎
都市計画審議会委員 奈良 榎本 岡崎
社会福祉協議会理事 猪股
社会福祉協議会評議員 新井
青少年育成市民会議理事 渡辺

 
※本会議場の議席配置は、会派人数が変更になったため、大幅に変わりました。
※盛永議員はこれまでいちばん後ろの議席でしたが、ひとつ前の議席に変更になりました。
(体調不良で車いすでの出席になったので、最後列席に着席するのが困難なためです)。

本会議場の議席
執行部席 議長席
市長 演壇
    (無会派) (市民の政治) 
瀬川 奈良 樋口 瀬田 質問者演壇   田村 猪股 川辺 宮崎 (無会派)
園部 成田 川内 榎本  盛永     (無会派) 貴志 杉野 石田 渡辺 (共産党)
上篠 新井 大谷 春山 斉藤 大橋 山田 丹野 岡崎
     (みらいの会 (公明党)        
傍聴席


【5月招集議会】 柿沼議長が死去 上條氏が新議長に
『声と眼』651号 2023/5/18

 久喜市議会は昨年度から通年会議制に移行しています。
今年度の市議会は5月15日に「招集会議」が開かれ、来年3月19日までが1会期となります。

 5月11日、闘病中と伝えられていた柿沼議長が亡くなりました。
15日の開会冒頭に議長選挙が行われ、最大会派から上條議員が選出されました。

【議長選挙の投票結果】
上條(みらい) 19票 みらいの会+公明党+新しい風+あさかぜ
+無会派・瀬田
杉野(共産党) 3票 共産党  
白票 4票 市民の政治+無会派・宮崎  

『議会だより』に議案審議の記事なし
 『声と眼』632号 2022/6/6

 改選後初の『久喜市議会だより 臨時号』は7月1日発行予定です。議員に『校正刷り』が配布されましたが、内容を見てびっくり!
記事は5月16日に開かれた「招集議会」で正副議長や委員会などの人事が決まったことと、裏面は改選された議員全員の顔写真と紹介だけです。
当日の議会で審議された議案についてはいっさい掲載されていません。

 本会議では、議案12件が提案・可決されています。
特に、補正予算で4億円を超えるコロナ対策事業が計上され、4回目のワクチン接種や自宅療養者への生活支援物資など、市民生活に関わる重要な事業が決定されました(5月23日発行の『声と眼』631号に掲載しました)。
本来なら、『議会だより』でこうした議案の審議結果についても報告すべきです。

 『臨時号』には「2ページに減らした(4年前は4ページ)ので、印刷費は12万960円で、8万円以上削減した」と書かれています。
議会審議のようすを市民に知らせるのが『議会だより』の役割なのに、掲載すべきことをカットしておいて、紙面を減らして印刷費を削減したと自慢するのは本末転倒です。

 7月に発行ですから、議案審議経過も掲載できたはずです。
しかし広報委員会で編集方針を決定し、校正もすんでいるので、今さら変更はできないというのですが、『議会だより』の存在意義が問われます。


★『議会だより』は各会派から選任している広報委員会が編集しているのだから、文句を言うべきではないという人もいる。
しかし逆に、結果に対しては大いに評価や意見を出し合うべきだろう。★

【5月招集議会】 新たな久喜市議会の役職や委員会の配分が決定
2022/5/16

 5月16日、市議選後の初議会が開かれました。
 今年度から、久喜市議会は「通年議会」となって、2022年度の会期は、《2022年5月16日~2023年4月30日の会期350日》となりました。
 その第一日目だけが市長が招集する「招集会議」と呼んでいます。
 次回は6月6日から「6月定例会議」が開かれます。

 今日は最初に正副議長選挙が行われ、議長に最大会派・みらいの会長老議員の柿沼氏、副議長は第2会派の公明党の丹野氏が選出されました。
 みらいの会、公明党、新しい風、あさかぜの4会派で、正副議長をはじめ、正副委員長などのすべての役職を分け合うことになったようです。
 正副議長選挙もその4会派の票がまとまりました。
 共産党と、市民の政治を進める会はそうした役職ぶんどり合戦には加わらず、別行動を取りました。

議長選挙
柿沼繁男(みらいの会) 21票 みらいの会+公明党+新しい風+あさかぜ
杉野  修(共産党) 3票 共産党  
猪股和雄(市民の政治を進める会) 3票 市民の政治+無会派・田村  

副議長選挙
丹野郁夫(公明党) 20票 みらいの会+公明党+新しい風+あさかぜ
渡辺昌代(共産党) 3票 共産党 
川辺美信(市民の政治を進める会) 3票 市民の政治+無会派・田村 
猪股和雄(市民の政治を進める会) 1票

  副議長選挙では、川辺議員に、市民の政治を進める会(猪股・川辺)と無会派・田村議員の3票を入れました。
 それとは別に、猪股に1票が投じられたのですが、いったい誰が入れてくれたものか。
 4会派連合のどなたかが「造反?」または「いたずら?」だったのでしょうか。
 市議会ではときどき不思議なことが起こります。


すべての委員会の正副委員長は、4会派で分け合いました。
代表者会議と委員会の構成
委員長  ●副委員長
 市民の政治 無会派 みらいの会 公明党 新しい風 共産党 あさかぜ
代表者会議 猪股 上篠 新井 斉藤 春山 杉野 園部
議会運営委員会(8人) 川辺 ◎新井 上篠 斉藤 岡崎 ●春山 渡辺 成田
総務財政市民委員会(7人)   田村 上篠 新井 瀬川 丹野 ◎春山 ●園部
福祉健康委員会 (7人) 川辺 ●川内 奈良 ◎大橋 山田 宮崎 渡辺
建設水道委員会(7人) ●盛永 樋口 岡崎 瀬田 石田 ◎成田
教育環境委員会 (6人) 猪股 ◎大谷 榎本 斉藤 ●貴志 杉野
予算決算委員会(28人)
 議長と監査委員を除く全議員
猪股
川辺
田村 新井 大谷
盛永 川内
榎本 瀬川
樋口 奈良
岡崎 ◎斉藤
丹野 大橋
山田
春山
●貴志
宮崎
瀬田
杉野
渡辺
石田
園部
成田


一部事務組合議会議員
市民の政治 無会派 みらいの会 公明党 新しい風 共産党 あさかぜ
久喜宮代衛生組合議会議員
(9人)
猪股 新井
樋口
榎本
大橋
斉藤
貴志 杉野 園部
久喜地区消防組合議会議員
(3人)
上篠 岡崎 春山
広域利根斎場組合議会議員
(6人)
大谷
奈良
岡崎 宮崎 渡辺 成田
利根川栗橋流域水防組合
(6人)
川辺 川内
瀬川
山田 瀬田 石田
北本地区衛生組合
(3人)
盛永 丹野 貴志


【この他の主な議会の役職】
市民の政治 無会派 みらいの会 公明党 新しい風 共産党 あさかぜ
監査委員 上篠
都市計画審議会委員 奈良 岡崎 貴志
社会福祉協議会理事 盛永
社会福祉協議会評議員 新井
青少年育成市民会議理事 渡辺


 市議会の議席配置が決まったけれど
2022/5/16

 5月9日の全員協議会で、新しい議会構成、委員会などの配分、議席の配分が決まりました。
 委員会や一部事務組合などの配分は、会派ごとの議員数に応じて完全比例配分ですんなりと決まりましたが、議席の配置が何だか「変」だ。
 これまで会派ごとに並ぶなどまとまって座るのが普通でした。
 左の方の、みらいの会が2つに分かれて、その間に新しい風の4人がタテに割って入るというのは、これまでになかった形。
 後ろの席に座りたい議員が多いのは、「最後列が偉い」という権威主義的迷信。
 さらに最後列の中でも、その最後(議席番号27番)が一番偉い人が座るのだと思い込んでいる議員もいるのです。

本会議場の議席
執行部席 議長席
市長 演壇
  (新しい風) (無会派)
奈良 樋口 宮崎 瀬田 質問者演壇   田村 杉野 石田 渡辺 (共産党)
川内 榎本 瀬川 貴志 (市民の政治) 川辺 猪股 園部 成田 (あさかぜ)
(27番) 上篠 新井 大谷 春山 盛永 柿沼 斉藤 大橋 山田 丹野 岡崎
(みらいの会)         (みらい) (公明党)        
傍聴席


 保守系会派の再編で6つの会派
多数派工作どうなる

2022/4/29

 4月17日の市議選投票で、27人の議員の顔ぶれが決まりました。
 4月28日が会派届け出期限で、6つの会派が結成されました。

会派・地区別の議員  ◎代表 ○副代表
市民の政治
を進める会 
2人 久喜地区/◎猪股 ○川辺  
みらいの会 10人 久喜地区/樋口
菖蒲地区/盛永、榎本
栗橋地区/柿沼、奈良、瀬川
鷲宮地区/◎上篠、○新井、川内、大谷
新しい風 4人 久喜地区/◎春山、○貴志、宮崎
菖蒲地区/瀬田
あさかぜ 2人 久喜地区/◎園部、○成田
公明党 5人 久喜地区/岡崎、◎斉藤、大橋
栗橋地区/山田
鷲宮地区/○丹野
共産党 3人 久喜地区/○渡辺
栗橋地区/石田
鷲宮地区/◎杉野
無会派 1人 栗橋地区/田村

 選挙の結果、現職20、元職1、新人6名で、特に保守系会派の議員が大きく入れ替わったため、会派の流動化が予測されていました。
 改選前の最大会派(8名)だった「新政久喜」から5人が引退して、「自民党公認」で立候補した園部、成田議員が大きく票を伸ばして再選され、会派は2人だけの「あさかぜ」を発足しました。
 第2会派(6名)だった「政策の会」が分裂して、多数派が鷲宮、栗橋、菖蒲のほとんどの議員を糾合して「みらいの会」を発足し、10人の最大会派となりました。
 この2つの会派は梅田市長を積極的に応援した議員が多く、特に最大会派の結成には市長や自民党の県会議員、地元選出の自民党国会議員らの影響力が大きかったとみられます。

 「政策の会」の春山全議員と、ダントツトップ当選の貴志議員らははじき出される形で、新人2名を加えて、「新しい風」を作りました。
 梅田市長に批判的な議員が多く、石川県議の影響が大きいと見られます。
 規約では、「一人ひとり自立した議員として認め合い、各自の問題意識に基づいて自由な調査、研究、協議を行う。」「すべての責任を自分自身で負う」明記されています。
 この条文は、私たちの市民の政治を進める会と非常によく似ています。

 「市民の政治を進める会」は、田中議員が引退したため、猪股と川辺の2名となりました。
 市民の政治を進める会の規約には、「理念」として次のように明記しています。
 「私達は、一人ひとり自立した議員として、各自の問題意識に基づいて自由な調査、研究、論議を通じて自己を高め、そのすべての責任を自分自身で負い、協働して久喜市政の発展と議会の活性化に向けて行動する。」
 実はこれは、20年以上前に、猪股と石川議員で結成した「大地」という会派の規約に規定した条文です。
 地方議員は本来、政党の論理や外部の力関係に左右されず、議員一人ひとりの政治的理念と良心にのみ基づいて行動するべきであるいう考えから、猪股が作成した文章です。
 市民の政治を進める会は、この規定に基づいて、議案の賛否などに際しては、個人の判断を尊重して、会派で賛否を拘束しないできました。
 「新しい風」の規約の「理念」も、この流れを引き継いでいるものと思われますが、久喜市議会では、こうした自由な会派のあり方が、連綿と引き継がれてきています。

議会の力関係に変化、議長等の役職目当ての会派再編

 今後、初議会は5月16日に開かれ、議長選挙その他の役職や委員会等を決定します。
 最大会派「みらいの会」を軸に、「多数派」を抑えるために、他のどこの会派と連携するのかが注目されます。
 「数の力」による人事争いが、議会の最初の焦点となる構図はいつまで経っての変わりません。


市議会の会派構成はどうなる?
『声と眼』630号 2022/4/21

 新しい議会の会派は、公明党5名、共産党3名(1名減)、市民の政治を進める会2名(1名が引退)、無会派1名は固まっています。
残りの16名が一つの大会派にまとまるのか、複数会派に分かれるのか、水面下での駆け引きが続いているようです。

 市長選挙で梅田市長を支援した議員と批判的だった議員、井上氏を応援した議員、どちらにも積極的には動かずにあいまいな態度に終始した議員もいます。
いろいろな立場の議員たちが、どのように会派を構成していくのかが注目されます。

 4年前には結局は、市民の政治を進める会、公明、共産、無会派1名以外は、14名全員が最大会派の「新政久喜」にまとまってしまいました。
政治的立場や政策に関係なく大会派にまとまるというのは市民感覚からは理解できません。
役職の配分のために政策の違いなどは関係ない、数の力がすべてということだったようです。
今回はどうなるでしょうか。

 4月28日が会派結成届けの提出期限で、5月9日に議会の役職や委員会の配分方法が協議されることになっています。
初議会は5月16日で、議長選挙の後、委員会の選任などが行われます。