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市議会の動き 2000年・2001年

2001/2002年度
市議会の議案と会派別の賛否
2000年度市議会に提出された議案とその結果
会派別の賛否は、別に掲載
議会の動き1999年はこちら


議員はみずからの責任を果たしているか
『声と眼』247号 2003/3/31

 

議員の仕事の第一はやはり議会での発言です。
 議会本会議での発言は主に次の3つがあります。@一般質問=市政の課題や政策、地域と市民の要求実現を求めます。A議案に対する質疑=当局や議員が提案する条例や予算案に対して、問題点をただしたり、修正や改善を求めていきます。B討論=議案の採決にあたって、賛成・反対の理由やみずからの態度を表明します。
 ほとんど発言しない議員は論外! 4年間まったく本会議で発言しない人もいます。一般質問は何を聞いてもよいので、18名の議員が各々の得意分野で質問しました。議案質疑は半分くらいの議員で、ほとんどの人は4年間で10回以下。討論となるとさらに少なくなってしまいます。
 議会は執行部に対するチェック機関ですから、予算や条例案などの議案に対する質疑や討論をもっと活発化しなければ…。

 ◆執行部が出してくる議案について勉強をちゃんとしていないと、議案質疑や討論はなかなかできないものです。


最近4年間の久喜市議会で、問題になった主な議案の賛否
『声と眼』243号 2003/1/27

 この4年間に、議会で問題になったり紛糾した主な議案に対して、議員一人一人がどのような態度を示したか。ー賛成したか、反対したかの行動で、各議員の政治姿勢を判断することができます。

◎提案した議員 ○賛成 ×反対 ▲退席。   議員名の後の○数字は当選回数、







大地 新政議員団 公明党 共産党 市政会 新政会 無所属
議案の名前・内容 猪股
F
石川
A
内田
@
福垣
A
新井
A
鈴木
C
松村
C
木村
D
金沢
D



A
川瀬
C
町田
E
岡崎
@
戸ヶ

B
角田
C
柿沼
C
木村
@
木下
A
砂川
E

A
須藤
B
渋谷
D

C
岡崎
@
後上
@
1999 6 否決 ガイドライン法の発動に
反対する意見書
× × × × × × × × × × × × × ×








×
9 否決 議員の重複報酬を
廃止する条例改正
× × × × × × × × × × × × ×
9 否決 日の丸・君が代の強制に
反対する意見書
× × × × × × × × × × × × × × × × × ×
2000 12 可決 議員の重複報酬を
廃止する条例改正
2001 3 否決 市議会の活性化の決議 × × × × × × × × × × × × ×
6 可決 久喜市アイドリングストップ
条例
無記名投票のため、1人1人の賛否は不明 × × ×
9 可決 乳幼児医療費の
有料化条例
市長提出 × × × × × × ×
9 否決 乳幼児医療費有料化
修正案
× × × × × × × × × × × × × × × × ×
9 可決 柿沼議長不信任決議


×
12 否決 報復戦争への自衛隊派遣に
反対する意見書
× × × × ×








× × × × × × × × × × × ×
2002 3 可決 久喜市街路樹管理条例 × × × × × × × ×
3 否決 医療保険制度の改悪に
反対する意見書
× × × × × × × × × × × × × × ×
3 否決 有事法制に反対する
意見書
× × × × × × × × × × × × × × × × × × ×
6 否決 有事3法案の撤回を
求める意見書
× × × × × × × × × × × × × × × × ×
9 可決 久喜市審議会等の
会議公開条例
12 可決 個人情報保護条例の
一部改正
12 可決 水道料金を値上げ
する条例
市長提出 × × × × × × × ×
12 否決 水道料金値上げ条例の修正案 × × × × × × × × × × × × × × × × × × × × ×
12 否決 地方交付税制度の
堅持を求める意見書
× × × × × × × × × × × × × × ×
12 可決 義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書 × × × × × × × × ×

★「意見書」は、政府などに対して、久喜市議会の意志を表明するもの。条例や条例改正案・修正案などは、市長も議員からも出すことができます。★


12月定例市議会の日程
『声と眼』239号 2002/11/18

11 13 各派代表者会議
19 委員会 議会運営委員会
26 本会議 議案の説明
29 本会議 市政に対する一般質問(1日目)
@原、A須藤、B鈴木、C内田、D渋谷、E岸
12 本会議 市政に対する一般質問(2日目)
F猪股、G石川、H岡崎、I戸ヶ崎、J角田、K後上
本会議 市政に対する一般質問(3日目)
L木下、M木村、N砂川、O岡崎、P新井
本会議 議案に対する質疑
委員会 総務委員会
10 委員会 市民経済委員会
11 委員会 建設委員会
12 委員会 文教福祉委員会
20 本会議 委員会の審査報告、
議員提出議案(意見書など)の上程
討論、採決


2001年度市議会 本会議での各議員の質問・討論の回数等の調査
『声と眼』227号 2002/4/15

 議会における議員の仕事は、@市政に対する一般質問、A執行部から提案される議案に対して疑義をただし(議案に対する質疑)、意見や要望を付けて賛否を表明する討論・採決、B条例を策定し、政策を実現することの3つー。
 一般質問は人中、6割の議員が行っているものの、執行部の議案についての質疑や討論は多いときで約半数、条例などを提案したことのある議員は数人にすぎません。ーこれで議員の責任を果たしているといえるのかどうか。


★3月議会終了後に、無会派の渋谷市議が市政会入りしていた。新社会党だったはずの渋谷氏が、今さら自民党会派に入れてもらう? どうして?★


無会派の渋谷議員が、市政会に入会していた
2002/4/3

3月議会の最終日、すべてが終わったあとで、無会派だった渋谷議員が「市政会」(須藤代表と岸)に入会していたという。
私は1日に議会事務局で初めて知った。
 今まで、後上氏と2人で無会派でいて、けっこう自由な議論、質問をし、持ち味も出していたと思っていた。共産党の「有事法制に反対する意見書」や「街路樹管理条例」にも賛成していたし、これらの件では市政会は「反対」だったから、政策も政治的見解も全く違ったはずだ。
 今後は、市政会=自民党の方針にしばられて、渋谷氏らしさ(彼の本籍地は新社会党)は出せなくなるのだろう。

 もっとも、私も昨年まで自民党の人たちといっしょに「政策集団・大地」、その後、須藤氏らも加えて「大樹の会」を作っていた。その時には政治的行動や議案の賛否についての拘束をせず、議員1人1人の自己決定・自己責任を原則にし、会則にも明記していた。(実際、会派の中で私一人が「賛成」あるいは「反対」ということもたびたびあった)。
 渋谷氏が、市政会の中でそうした立場をとれるかどうかが問題なのだが、まあ無理だろうなあ。
 それとも、もう新社会党も辞めて、「革新」「左派」の立場を完全に投げ捨ててしまったのだろうか。
 以前、社会党−−社民党−−新社会党久喜支部長を務めた原市議が、今は保守会派・新政会の代表で、「有事法制反対の意見書」にも反対し、公明党などと完全に同一歩調をとっている。渋谷氏も同じことか。



機構改革、市長直属の政策担当
『声と眼』225号 2002/2/11

 4月から、市の組織機構改革が決まりました。
◆市の情報や広報広聴業務を公文書館で一元管理します。これまで『広報くき』などは秘書広報室、ホームページは責任体制が不明確でしたが、市民への情報提供業務はすべて公文書館に移ります。
【私はこの際、公文書館を「市民情報センター」などに名称変更するよう提案しました。】
◆秘書政策室を設置。市の重要施策として@行政評価の推進、A市町村合併、B自治基本条例の政策担当者を設け、専任で推進します。
◆人権推進課の人権同和対策係を「人権推進係」に改正。【今年3月で同和事業に関わる特別措置法は失効し、今後の同和行政・差別をなくす施策人権行政の中で取り組んでいきます。】
F女性政策係を「男女共同参画係」に変更。
【私は、男女共同参画社会を作る政策は、人権推進課でなく、市長直属で新設された秘書政策室で取り組むべきと主張したのですが…。】
★また役所内の風通しをよくし、業務管理を改善するため、部長室は閉ざされた個室を廃止します。


定例市議会が2月14日開会
『声と眼』223号 2002/2/4

 2月定例市議会は14日から3月20日までの予定で開かれます。
 初日の14日には開会冒頭から、市長の施政方針演説、下旬から各会派の代表質問も行われます。また景気悪化、税収減の中での新年度予算編成ですが、市長の公約である介護保険の見直し、子育て支援と保育行政の充実、市内循環バスの見直しなどの課題をどう取り組んでいくか、注目されます。


市議会傍聴規則の改正問題で議論
「この人は会議を妨害しそうな人だ」と見られたら、傍聴席にも入れないのか!?

2001/12/21
【一部追記】2002/2/2

この日の議会終了後に、議会運営委員会が開かれました。
議題の一つが、「市議会傍聴規則の改正」問題。
現在の「傍聴規則」

第12条 次に該当する者は、傍聴席に入ることができない。
(1)銃器その他危険な者を持っている者
(2)酒気を帯びていると認められる者
(3)異様な服装をしている者
(4)貼り紙、ビラ、掲示板、ポスター、旗、のぼりの類を持っている者
(5)笛、ラッパ、太鼓その他楽器の類を持っている者
(6)前各号に定める者の他、会議を妨害し又は人に迷惑を及ぼすと認められる者

というのがあって、この内、
(3)異様な服装をしている者
(6)前各号に定める者の他、会議を妨害し又は人に迷惑を及ぼすと認められる者

をはずそうということが問題になった。
(3)は、私から事前に議長に話していて、議長から削除の提案、
(6)は、その場で私から削除を提案した。
その際に、各委員がどのような発言をしたか。

 (3)については、市政会の岡崎氏が、「オウムのようなのは異様な服装だから、入れるのは反対だ。削除も反対」
 (6)については、公明党の角田氏が、「最近覚醒剤も多くなっている。へんな人やわあわあ騒ぐ人や危なそうな人が来たりしたらどうするのか。会議を妨害しそうだなとと思ったときは入れないようにした方がいい。削除は反対」

【追記】 公明党・角田議員の正確な発言内容
その根底にある差別意識、本音を問題にする

2002/2/2

久喜市の情報公開条例で、会議録や録音テープの公開対象となるので、その後、議会事務局の録音テープで正確な発言内容を確認した。問題部分の一言一句は以下の通りである。

角田「……最近は覚醒剤を使用している人が増えているということで、突然ちょっと変な人が来た、ちょっと危ないなって思う人が来て、わあわあ騒いでいると。
そして傍聴の届け出をしている人が、何か声が荒かったり、何かこうおかしな事をやりそうな感じがして、非常に危ないなと、会議を妨害しそうだなと感じたときに、……」

「覚醒剤」云々というのはこれはもう論外だろう。覚醒剤を使っているらしいような、それほどに意識を失っているような人が、傍聴を申し込んできて、傍聴申込書に名前と住所を書いて、なおかつ騒ぎ続けているというのは、現実にはありえないことだからだ。
(もし本当に覚醒剤で酔っぱらっている人が市役所内に入ってきたら、多分受け付けか、どこかの窓口でひっかかるだろうし、何も問題を起こさずに、誰からも不審がられずに5階まで上がってきて、ちゃんと正確に名前と住所を記入するなど考えられないことではないか。本当に言動がおかしくて、暴力的で危なかったら、傍聴させるかどうかの以前に、警察に連絡するのが先だ)。
 こんなありえないことを心配して、「傍聴規則の改正反対」を言う、角田氏の本音は一体どこにあるか。
 問題は覚醒剤使用云々ではない。
 「ちょっと変な人」、「ちょっと危ないなって思う人」(誰が『思う』のか)、「わあわあ騒いでいる人」、「何かこう、おかしな事をやりそうな感じがする人」とは、一体、どのような人のことを想定して言っているのか、角田氏から、はっきりと釈明してもらいたいものだ。

 新政議員団の鈴木氏も、「迷惑を及ぼすような人は入れないという規定があっていい」と、削除には反対。
 松村議長(議会運営委員会オブザーバー)もさかんに口をはさんで、「こういう人は入れないという規定があれば、事務局の職員も断れるのだから、残しておいた方がいいのじゃないか」と主張。
で、結局この日はまとまらず、会派に持ち帰りとなりました。

 しかし、この人たち。
 傍聴申し込みに来た人が「会議を妨害し、又は人に迷惑を及ぼすと認める」というが、だれが認めるというんだろう。議会事務局の職員か、それとも議長か。

 実際に傍聴席に入った人が騒いだりして妨害したときに初めて、「退場」を命じることができるはずで、申し込みの段階から、「この人は危ないかな」なんて、品定めするのは、傍聴に来た市民に対して失礼ではないか。
まるで戦前の治安維持法の予防検束と同じではないか。
ましてや、角田氏のような「変な人」「「危なそうな人」などという言い方は、市民に対する蔑視、差別以外の何ものでもない。
 見た目や服装、先入観で人を差別したりしちゃいけないというのは、子供だって知っている、常識だと思っていたが、議員の間ではそうではないのか。

 なお、第13条に「傍聴人の守るべき事項」として、「議場の秩序を乱し又は会議の妨害となるような行為をしないこと」という規定がある。もしも騒いだりして、何かあったときには、こちらを適用して「退場を命じる」こともできる。


人を見かけで差別するのか
『声と眼』222号 2002/1/15

 12月議会最終日の議会運営委員会で「市議会傍聴規則の改正」問題を議論しました。
 現在の傍聴規則に『異様な服装をしている者』『会議を妨害し又は人に迷惑を及ぼすと認められる者』は傍聴させないという規定があって、私はこれらを削除しようと提案しましたが、新政会の岡崎氏は「オウムのような服装の人が来たらどうする」、公明の角田氏が「変な人やわあわあ騒ぐ人や危なそうな人が来たらどうする。会議を妨害しそうだと思う人は入れない方がいい」など、反対意見が出て、まとまりませんでした。
 人を服装や見かけで判断しちゃいけないというのは日本社会の常識のはず。「変な人は傍聴させない」などと決めつける差別主義者の議員がいるとは! 驚きました。


混乱の末、監査委員をようやく選任
『声と眼』219号 2001/11/19

 9月議会初日の9月12日に続き、最終日の10月18日も閉会は夜中の12時を回って、2日間にわたる徹夜議会となりました。
1.乳幼児医療費の有料化問題 自己負担制度を導入し有料化する市長提案に対して、大地と共産党は『市長の独断で強行せず、児童福祉審議会に諮問して検討すべき』と主張。午前中は議会運営委員会での攻防、午後も本会議や文教福祉委員会の審議、修正案の提出と緊迫した審議が続きましたが、夜10時過ぎの採決で修正案は否決、原案可決となりました。【前号で報告】
2.監査委員の選任問題 市には2人の監査委員がいて、内1人は議員から選ばれます(議会が推薦した人を市長が提案)。しかし6月議会で提案の町田氏の選任は否決され、監査委員が1人だけという異常事態になっていました。その後、代表者会議で最大会派の新政議員団から出すことで決まったのですが、この日の夜9時過ぎに公明党の角田氏が突然の“立候補宣言”をして再度の混乱…。原氏が「新政議員団がポストの一つくらい譲るべきだ」と援護。議長が「これまでの経過から町田氏で」と言うと、「私の立場はどうなるの」と角田氏。−むだな時間を浪費した役職争奪戦のおそまつ…。
 結局、市長が追加議案で、「監査委員の選任=町田氏」を提案し、共産党が退席する中、賛成は新政議員団、大地、後上の11票、反対は公明、市政会、新政会、渋谷の9票。−大地は6月議会では反対しましたが、監査委員不在という異常事態を終わらせることを最優先して賛成に回り、共産党も反対から退席へと変更した結果、賛成が反対を上回り、可決されました。
3.監査の一部が無効に 議会選出の監査委員が5月から不在で、残った塚田代表監査委員が1人で監査をしていましたが、市の建設部長はこの塚田氏の実弟で、“利害関係者の従事する業務を監査することができない”という法の規定に抵触していた疑いが出てきました。市民からの住民監査請求に、当局も『違法であり無効』と判断。
 議案の採決後に、当局から説明を受け、議会選出の新しい監査委員が建設部門に関わる監査をやり直すことになりました。


不信任の柿沼議長が辞職、新議長に松村氏
『声と眼』217号 2001/10/9

 9月12日に柿沼議長の不信任決議が可決され、辞任か居座りか、態度が注目されていました。25日(本会議2日目)は、過半数の議員が「不信任した議長のもとでは審議できない」という構えで、本会議が成立しない可能性もありましたが、朝9時の開会直前に、柿沼氏が『一身上の都合により…』とする「辞任届」を提出。川瀬副議長の“預かり”として本会議を開会しました。
 市長の所信表明に対する各会派の代表質問が終わり、午後4時過ぎに、議長の辞任届を全会一致で承認。議長選挙が行われ、松村議員が議長に当選。その後、川瀬副議長の辞任を受けてのの副議長選挙も行われ、小河原議員が就任しました。

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 公明党などから推されて議長選挙の候補者になった渋谷氏から、事前に、大地や共産党に対しても「支持してくれ」と働きかけがありました。しかし、3月議会の議会運営委員会での久喜市議会始まって以来の強行採決の発動(当時、副委員長)や、今議会初日の議長不信任に際して、公明党の柿沼議長を守ろうとしてなりふりかまわず審議拒否に持ち込んだ行動などから、私は、渋谷氏は公平な議会運営をできる人ではないと判断し、松村議員に投票しました。
 松村氏は思想的には「右翼」ですから、政治的立場は私と対極にあります。しかし議会改革に対する姿勢や、これまでも互いにその違いを認めながら議論できてきたという点で評価します。

【議長選挙】

 松村茂夫(新政議員団)  11票  新政議員団10+猪股
 渋谷晃次(無会派)  9票  公明4+市政会2+新政会2+本人
 砂川サカエ(共産党)  3票  共産党3
 後上民子(無会派)  1票  本人
 白票=無効票  1票  石川

【副議長選挙】

 小河原 都(新政議員団)  10票  新政議員団10
 砂川サカエ(共産党)  3票  共産党3
 石川忠義(大地)  2票  大地2(石川と猪股)
 白票=無効票  9票  公明党4+市政会2+新政会2+後上

役職をネタに恥ずべきお誘いも

 渋谷氏側についた人たちからは、私たち大地に対して、役職(副議長にどうだとか、議運委員長とか)をちらつかせてのお誘い=協力依頼もありました。議員は役職で動くものだと思っている(?)人たちがいて、私たちまでがそんなお誘いを受けたこと自体、恥ずかしくてたまりません。


総務委員長に石川議員

 27日には、副議長になった小河原議員が、総務委員会で委員長の辞表を提出。委員長選挙では、全員一致で、石川議員が委員長になりました。
 石川氏によると、この委員長選挙に絡んでも、ある議員から、『委員長に推してやる』という話があり、石川氏は“役職が欲しくてたまらない”という人ではないので、『いいっすよ、そんなの』と断ったとのこと。こんな誘惑も、石川議員に対する侮辱ですね。−結果的には一方の側の推薦でなく全員一致でした。


柿沼議長の不信任決議を可決
『声と眼』216号 2001/9/26

 市議会初日の12日、議案終了後の午後4時、柿沼議長の不信任決議を提出しました。【提出者/猪股・新井・町田・木村・金沢】
 これまでも柿沼氏の行動については、一部議員から批判がありましたが、8月の代表者会議で『傍聴者は表情を出すな』という暴言が出るに及んで、もうこの人は議長を務めている資格がないと判断せざるをえなくなりました(下記「理由」の3)。
 公明党や市政会が「過去のことを持ち出すのはおかしい」「3月議会初日の件は免責されている」「文教福祉委員会でどなった件は、同じ公明党の戸ヶ崎委員長に対する激励だ」などと柿沼氏擁護論を展開。無会派の渋谷氏は「柿沼議長が辞任するよう脅された」(?)と不信任決議とは関係のない話を持ち出して審議をストップ、休憩。 19:00
21:45 再開予定時間になって、議場に座ったのは16名。公明党、市政会、新政会などの8名が議場に姿を見せず。議長席の川瀬副議長が、「出席要請」を繰り返しましたが、一室に閉じこもっている様子。審議拒否(?)の理由も、“再開反対、休憩を続行してほしい”とも言ってこない…。
22:15 本会議を再開。他に質問はなく、討論、採決の結果、「賛成」は新政議員団、共産党、大地の14名、無会派・後上氏が「反対」。不信任決議が可決されました。 22:35
 柿沼議長は、不信任されたにもかかわらず、今のところ議長職に居座ったままです。2/3の議員が『柿沼議長を認めない』としたわけですから、いさぎよくみずから「辞表」を出すべきでしょう。25日に再開される本会議での態度が注目されます。


★日の朝日新聞埼玉版で、『久喜市の議長 辞意を示唆』と報道。ー議会に何の見解も示さずに、マスコミにだけ語るのは変じゃない?★


9月定例市議会の日程
『声と眼』216号 2001/9/26

9月 12日 市長の所信表明演説
  議案の提案・説明
25日 各会派の代表質問
26日 市政に対する一般質問
原、須藤、新井、石川、岸、福垣
27日 一般質問(2日目)
猪股、岡崎、戸ヶ崎、角田、渋谷、内田
28日 一般質問(3日目)
後上、鈴木、岡崎、砂川、木村、木下
10月 2日 議案に対する質疑
4日 総務委員会
5日 市民経済委員会
9日 建設委員会
10日 文教福祉委員会
18日 委員会報告、議員提出議案の提案、討論・採決

★市長の所信表明演説に対する代表質問は、新政議員団・町田、公明・角田、共産・木村、新政会・原、大地・石川、市政会・須藤★


市長2期目への所信表明
『声と眼』216号 2001/9/26

 議会初日に、8月の市長選挙で無投票当選した田中市長の2期目にあたっての所信表明演説が行われました。
 久喜市政の基本的な考え方として、K人口30万をめざした合併の推進、K自治基本条例の制定、K環境基本条例やアイドリングストップ条例をふまえ、持続的発展が可能な循環型社会の推進、K電子市役所=ITを活用した高度な行政サービスを提供できる体制の整備、K外部機関による行政評価システムの導入、K誰にでもわかりやすい事業別予算の作成などを掲げました。
 具体的施策では、J総合福祉条例、オンブズパーソン制度、Jいきいきデイサービスを市内10か所に、J訪問通所サービスの支給限度額の上乗せ、介護保険料を6段階に(現在は5段階)、J少人数学級の検討、J久喜小体育館と校舎の改築、南中校舎の改築、J姉妹都市提携をめざす、Jあらゆる分野での男女共同参画社会の実現、J市内循環バスの改善などをあげています。
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 これらの政策の多くは、市議会で何度も提案、主張してきた課題で、これまでは『今後検討』と先送りにしてきたものもありますが、市長が今後の市政の現実的政治課題として取り入れたことは評価できます。


議長の不信任案を可決
柿沼議長は居座りをはかる?

2001/9/13

【9月12日、定例市議会の開会日の一部始終】
 委員会や会派の視察研修報告のあと、8月市議選で無投票再選された田中暄二市長の所信表明演説、そして、議案の提案説明。
 予定されていた議案が終わった後、私たちは、柿沼議長の不信任決議の動議を提出した。【全文は下記】
 これまで何度も、不信任案を出そうという話はあった。
 今年の3月議会でも、議会の空転を招いた議長の采配に対して、一部に辞めさせるべきだという話はあった。
 それでも、議長の不信任というのは議会にとっては重大問題−−。出した場合には議会が「混乱」するのは必至。議員の私たちも決断が必要だし、議会内の多数の声とまではいかなかったので、自重してきた。

 しかし、8月21日の代表者会議での、柿沼議長の「傍聴者は(代表者の)発言に対して表情を出すな」という発言は、もう、柿沼議員が議長として不適格ということを、白日の下にさらした。
 そこで、私たちは、柿沼議長に辞めてもらうため、不信任決議を出すことを決断した。
 提出者は、猪股(大地)と、新政議員団の4名。共産党議員団にも事前に相談して、賛同の返事を得ることができた。

 4時半、不信任決議を提出。
 30分の休憩で再開するはずが、不信任案反対の人たちから「休憩延長」の要求が出て、審議再開は5時半。
 岸、角田、岡崎、須藤、戸ヶ崎、渋谷議員が、不信任決議の文章に対して次々と質疑を行い、答弁は猪股。
 質疑の内容はだいたい次の4点について、ほとんど同じ内容の繰り返しだった。
@3月定例会初日の空転については、最終日の“柿沼議長の辞任届の否決”で、多数が「信任」したのだから、すでに免責されている。
A過去のことを今さら不信任の理由に挙げるのはおかしい。
B3月議会最終日の辞任届の否決に際して、公明党所属議員は議長から命令されて「反対させられた」わけではない。
「みずからの所属する会派議員に反対させ、否決させて」というのは、命令されてしたように読めるので取り消すべきだ。
C昨年9月議会で、文教福祉委員会で委員長を怒鳴ったとあるが、同じ会派の戸ヶ崎委員長(当時)に対する叱咤激励であり、怒鳴られた覚えはない。(戸ヶ崎議員の言い分)

 私たちの不信任決議は、一つ一つの「事件」でなく、それらが積み重なった中で、議長の不適格性が如実になったことを問題にしているのであって、これまで柿沼氏が行ってきた過去の発言や行動行為を書くのは当然だし、3月の辞任届の否決で、過去の行為の責任や不適格性がすべて免責されるなどと考えるのはこじつけにすぎない。
 ましてや3月の辞任届自体、初日の空転の責任をとって出したわけではなく、形式的に「信任」の形をとりつくろうために、否決させることを目的に出したものであった。
 公明党の議員が、議長から「“命令されて、反対させられた”と書いてある」などという読み方がどうしてできるのだろう。会派内で相談してあらかじめ「反対して否決しよう」ということを前提に出したわけだから、同じ会派の議員に「反対させた」という文章になるのは当然だろう。
 昨年9月議会で、同じ会派の戸ヶ崎委員長(当時)が怒鳴られたかどうかが問題なのではない。本人が暖かい叱咤激励だと思ったから問題はない、などというのは、議会のルールをまったくわかっていないのだろうか。独立した委員会を委員長が采配して運営している最中に、委員外である議長が突然横から、委員長に対して大きな声を張り上げて(つまり怒鳴って)直接に指図しようとしたことが問題なのだ。議長はそんな権限を持っていないし、委員会を尊重する責任がある。もし、同じ会派から出ている委員長だから直接指図してかまわないと考えたとしたら、それが議長の職責を理解していない、不適格だというのだ。

 こんなふうに質疑、答弁が進んでいったのだが、
 渋谷議員が質問に立って、「新政議員団の役員が、議長に対して辞表を出せと脅したことを知っているか。どう思うか」と言ってきた。

 「辞表を出すように迫り、みずから辞めない場合には不信任案を出す」と言ったというのだが、こうしたかけひきがあったことは事実なのだろう。しかしそrは「脅し」とはまったく次元の違う話。

 私は「これは不信任決議案の審議とは関係のない話。また提出者である私のあずかり知らぬ話」だと答えたところ、角田、原議員、他何人かが「休憩」を要求。
 8時、議長席の副議長が9時45分までの「休憩」を宣告。

 9時50分に再開を告げる予鈴がなったが、公明党、市政会、新政会の8人の議員は議場に入ってこない。
 議長席の副議長が、彼らのところに事務局長を行かせて、正式手続きである「出席要請」を2度にわたって行ったが、それでも音沙汰なし。
 彼らは議長室や応接室に閉じこもっているらしい。つまり、「審議拒否」に入ってしまったのだが、理由も要求もわからない。
 可決されることを見越して、審議引き延ばし、あるいは流会を狙ったものと思われる。

 しかしこんな露骨な審議引き延ばしを認めるわけにはいかない。
 彼らの手段を選ばぬ引き延ばしにつきあっていたら、9月議会そのものが流会になってしまう怖れすらある。
 10時15分、再開の本鈴。
 出席者は、新政議員団、共産党、大地、無会派の後上氏の16名。
 審議再開。副議長が、渋谷議員の3度目の質問が残っていたので、「渋谷議員の再々質問をお受けします」と呼びかけるが、応答なし(議場にいない)。
 それで「渋谷議員の質疑を打ち切ります」。「他に質問はございますか」。「なければこれで質疑を終結します」。
 10時33分、討論、採決に移り、小河原議員が賛成討論。
 採決の結果、後上氏が「反対」、他の14名の賛成で、柿沼議長の不信任決議は可決された。

 その後、11時55分に延会の宣告。
 13日午前0時5分に再開。
 再開したとたんに、渋谷氏から「脅しがあったかどうかについての調査委員会の設置を求める緊急動議」が出されたが、提出者本人が、どのような調査員会なのか、説明できない。「事実を知りたいので調査したいだけだ」と言うだけ。
  地方自治法で、議会の調査委員会は条例に基づかなければ設置できないことになっているのに、そのことも知らない様子。これでは設置できるはずもない。
 これも彼らの引き延ばし戦術の一つだったのだろう。

 この緊急動議の採決は、
 賛成は公明党、新政会、市政会、渋谷氏の8名
 反対は新政議員団、大地、共産党、後上氏の15名で、否決された。
 午前2時10分にようやく閉会した。

 柿沼議長は不信任された。したがって、私たちは、もはや柿沼氏を議長とは認めるわけにはいかない。
 柿沼氏のとる道は1日も早く「辞表」を出すことだけだ。
 今度は可決されることはまちがいない。

平成13年9月12日

                

提出者 久喜市議会議員  猪股和雄
提出者 久喜市議会議員  新井勝行
提出者 久喜市議会議員  町田 実
提出者 久喜市議会議員  木村茂二
提出者 久喜市議会議員  金沢滋雄

久喜市議会議長不信任決議

 以下の理由により、柿沼議長を不信任とする。

理由
1.平成13年2月16日、久喜市議会第10回定例会第1日目において、「議長の責任において」とみずから言明した上で本会議開会を遅らせ、傍聴に訪れた市民、執行部職員、議員に迷惑をかけた。本会議が深夜に及んでもなお、市長の施政方針演説、議案の上程もできないという異常事態の中で、議会運営に責任を負う議長の立場にありながら、積極的に事態収拾、正常化の努力を行わず、その結果として、本会議を大幅に時間延長せざるをえず、17日午前3時まで延会したことにより、久喜市に人的、財政的損害をもたらした。
 これは、議会運営能力と議会運営に関する責任の自覚について、その欠如を疑わせる行動であったと考える。
2.3月23日、みずから議長の辞職願いを提出しながら、辞職の許可の採決にあたってみずからの所属する会派議員に反対させ、否決させて議長の職にとどまったことは、議長の職責にもとづく行為への信頼を失わせる行為であると考える。
3.8月21日には、久喜市議会代表者会議において、座長の立場で傍聴議員に対して、「傍聴者は(代表者の)発言に対して表情を出さないでいただきたい」、さらに「注意します」と発言したことは、会議の座長としての権限を越えるばかりか人間の感情そのものを否定し規制しようとする暴言であったといわざるをえない。
4.議長の適格性に関わる行動としては、平成12年9月21日、久喜市議会定例会文教福祉委員会の会議中に、会議運営にあたっていた委員長に対して一方的に怒鳴りつけ、委員会の運営を指図しようとしたのであるが、その場での委員からの抗議にも関わらず委員会に対して謝罪もなされなかった。
5.議会運営のルールと民主主義の基本を無視したこれらの行為は、議長の権限の範囲を著しく逸脱する行為であって、柿沼議員が議長として職務を遂行する基本姿勢を疑わせるものであって、久喜市議会の議長として不適格であると考える。


議員の調査研究費で基本合意
支出は透明、公開、公平に

『声と眼』215号 2001/9/3

 8月21日に市議会代表者会議で議員の政務調査費の支給について協議しました。ほとんどの自治体では今年4月から条例化して支給していますが、久喜市議会ではまだ会派間で条例の内容についての合意ができないため支給されていません。
 代表者会議では、政務調査費を条例化して支給することでは一致。今年度途中からでも実施したいと考えています。
 これまでに合意した内容は、@原則として会派に支給し、議員1人でも会派とみなして同額を支給する。A使途は、調査費や資料代、広聴費、広報費など。視察旅費にあてる場合は旅費条例の規定に準じる。人件費や事務所費はダメ。B報告書は詳しい支出項目とともに領収書も提出し、すべて公開対象とする、などです。
 残るのは金額の問題。議員1人につき、共産党は月1万円、他の会派は3万円を主張。結論が出ず継続協議となりました。
【他の自治体では、人件費や事務所費、タクシー代も認めたり、具体的な支出項目の報告はしない、領収書も出さないなど、きわめて不透明なところがほとんどですが、久喜では厳密に「議員の調査研究」に限定し、透明性を確保してすべて市民に明らかにしていくことが基本です。】

★調査研究費の支給開始は、各会派の合意ができた後、早くても来年の1月以降となりそうです。★    リサイクル・ペーパー


柿沼議長がとんでもない暴言
人間の表情を“規制”しようとは!?

 この代表者会議で、柿沼議長の人権無視のとんでもない発言が飛び出しました。
 代表者会議は公開で、この日は無会派の後上氏、共産の木村氏と猪股の3名が傍聴、ヤジも飛ばさず静かに聞いていましたが、突然、座長を務める柿沼議長が『後上議員、
傍聴者は(各代表者の)発言に対して表情を出さないでいただきたい』と言ったのです。 会議を傍聴していれば、メンバーの発言にいろいろな評価がありますから、傍聴者もうなずいたり、苦笑したり、憤慨したり首を振ったり…、表情に出るのはあたりまえ。それを、「表情を出すな」とは!?!? 
 はじめ、傍聴席の私たちは、冗談かと思ったのですが、座長としての正式発言らしい。−後上氏が『エーッ』と驚きの声。傍聴者の表情を大まじめに「規制」しようという議長の発言に、私も、『何を言ってるんだ。人の表情にまで文句をつけるのか。表情を規制するなんてできるはずがないだろう』と、ちょっと大きな声を出しました。
 柿沼議長はさらに続けて『後上議員に注意します』と決めつけようとしましたが、私は『表情を出すなというのがおかしい。それを注意すること自体おかしい』と食い下がったところ、議長が今度は私に『傍聴者は発言しないでください』と。
 自分の常識はずれの発言や論外の「注意」を棚に上げて、議長の権力で批判を封じる−こんな人は、民主主義の議会の議長として失格です。
今までにも柿沼議長は委員会開催中に委員長の采配を怒鳴りつけたり、傍聴議員を怒鳴ったり、人の眼の前で赤鉛筆を振り回すなどの問題行動、党派性丸出しの発言もありました。こんな人を議長にしている久喜市議会の恥というほかありません。
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 またある会派の代表議員は、この議長と私とのやりとりの間中、『傍聴席から声を出すな。でかい声出して。黙ってろ』としきりに私に向かって叫んでいました。議長にたてつく私が気にいらなかったようですが、議員なら、議長の非常識な発言をこそ問題にすべきではなかったでしょうか。


定例市議会は9月12日に開会
田中市長の所信表明=公約を聞こう

『声と眼』215号 2001/9/3

 市長選は8月26日に告示され、無投票で田中市長の再選が決まりました。2期目への公約としては、@人口30万をめざした広域合併、A介護保険の見直し、保険料の負担区分を5段階から6段階に、B外部評価機関による行政評価システムの導入、C生ごみの全量堆肥化などを掲げています。
 しかしほとんどの市民にとっては、選挙戦を通じて田中市長の公約を肉声で聞く機会がなくなってしまい、9月議会初日での所信表明演説が公約を知る唯一の機会になります。また下旬の本会議で各会派からの市長に対する代表質問、それに市長がどう答えるかも注目されます。
 市議会は9月12日に開会、10月18日まで開かれます。みんなで傍聴しましょう。


『声と眼』214号 2001/8/20

★久喜宮代衛生組合臨時議会が7月日に開かれ、空席になっていた副議長に、猪股議員が選出されました。(議長は宮代町から選出)★


6月定例市議会、会派別議案の賛否はこちら


6月市議会のおもな議案
『声と眼』210号 2001/6/11

◆市役所LANを構築するため、パソコンや接続機器、ソフトなどを購入、設定作業などを一括して委託発注。総額で1億739万円。市役所や出先機関がすべてインターネットで直接結ばれることになります。
◆「条例や要綱などを横書きに変える」という条例。条例等をCD-ROMに入れてパソコンで読んだり、インターネットで市民がいつでも検索できるようになりますが、横書きにするのにわざわざ条例改正が必要とは!? 役所仕事とはこういうもの?
◆国民健康保険で出産資金貸付制度を新設。限度額24万円、無利子。返済は、出産後に支給される出産一時金(30万円)と相殺となります。
◆南中学校の体育館建設工事契約。4億320万円。来年2月完成。屋根の上に太陽光発電装置を設置します。


議会人事総入れ替え…役職争い
『声と眼』210号 2001/6/11

 市議会初日の1日、委員会等の改選で役職争奪戦が再現。議会運営委員会の正副委員長を新政、公明で占めるなど、市政会を加えた3会派連合が主要ポストを押さえました。また一部事務組合議員は無会派議員を締め出し(2年前は平等に割り振っていました)。−数の力がものをいう、こんな議会のあり方は大いに疑問です。
久喜宮代衛生組合(10人) 新政/原・小河原、公明/角田・岡崎、市政/岸、政友/松村・新井・福垣、共産/木下、大地/猪股
消防組合(8人) 新政/川瀬・岡崎、公明/戸ヶ崎、市政/須藤、政友/木村・内田、共産/砂川、大地/石川
斎場組合(4人) 新政/町田、公明/柿沼、政友/鈴木、共産/木村
 通常なら、一部事務組合議員(本来の任期は4年)の途中改選はしないのですが、今回は新政会などが会派の思惑で強硬に総入れ替えを主張したため、いったん全員が辞表を出して改選することになってしまいました。そのため、各一部事務組合は、7月頃に臨時議会を開いて議席や人事を決め直さなければならないことになります。これも税金のむだ使いです。


★議運委員長になった渋谷議員は、公明と組んで前代未聞の「強行採決」を行った(結果は失敗)前歴の持ち主。公平な運営に疑問も。★


6月定例市議会の日程
『声と眼』209号 2001/5/28

6月 1日 議案の提案・説明
5日 市政に対する一般質問
6日 一般質問(2日目)
8日 一般質問(3日目)
12日 議案に対する質疑
14日 総務委員会
15日 市民経済委員会
18日 建設委員会
19日 文教福祉委員会
26日 委員会報告、議員提出議案の提案、討論・採決

★市議会は本会議、委員会とも自由に傍聴できます。都合のよいときに市役所5階の事務局に申し出ればすぐに傍聴席に入れます。★


『声と眼』207号 2001/4/16

★23日〜25日、大樹の会で視察研修に行きます。北海道ニセコ町のまちづくり基本条例、恵庭市の地域療育センター、苫小牧市リサイクルセンター★


3月定例市議会、会派別議案の賛否はこちら


議長の「辞表」否決のお芝居
『声と眼』206号 2001/4/2

 市議会最終日の3月22日、議案の採決終了後、公明の柿沼議長が「辞任願い」を提出。【辞表は本会議の承認が必要ですが、形式的に可決して議長選挙に移るのが通例】
 ところが、採決で辞任賛成が11(大樹・共産・木村)、反対も11(公明・新政・金沢・須藤・岸)。賛否同数で、議長席の川瀬副議長が反対で『否決』。柿沼氏が議長に居座ってしまいました。いったん辞表を出してからわざと身内に反対させて“否決”するというお芝居(姑息な居座り戦術)でした。
 この間、議長選をめぐって、議会内ではさまざまな動きが繰り広げられました。
◆2月上旬、自民党の木村氏が、公明議長や議長選に絡む役職のかけひきなどを批判して(?)、新政会を脱退、無会派に。
◆2月下旬、大樹は議長選の独自候補擁立へ向け、会派内で候補を選考。新政会に対して“最大会派の大樹から議長、第2会派の新政から副議長を”と打診。
◆3月20日までに、大樹から金沢・須藤・岸氏が相次いで脱退。無会派になって、新政・公明側に急接近し、辞表採決でも同一歩調。
◆辞表の採決結果は同数。で、カギを握っていたのが無会派の後上氏。採決前の休憩中に、議長らが応接室に招き入れたりしての説得工作。後上氏は『私は関わりたくない』と言っていたのですが、結果として「退席」という形で辞表の否決=柿沼議長の居座りに協力させられてしまった…!?
*****************************************************
 これとは別に、大樹は《柿沼議長の不信任案》提出を準備していました。3月議会初日には党派的な対応で本会議開会を遅らせて流会寸前の事態に陥らせるなど、議長としての公平性・適格性に疑問をもたれていました(これまでも党派的主張を全面に出したり、他議員を感情的に怒鳴ったり…。こんな議長はあまりいない)。−みずから辞任ということだったので、あえて不信任は出さなかったのですが、[辞表→否決→居座り]は、不信任案を出させないためのポーズだった? 国会ばりの権謀術数、とうてい市民感覚からは理解できません。


★現在の会派構成はー大樹の会7名、新政会6名、公明党4名、共産党3名、無会派5名。★


「受取拒否」!?
いやなものは見ないふりをしていたいと思う人たちの心理

2001/3/1

2月28日、市議会本会議が終わって帰宅したら、下記の「要求書」の「郵便物配達証明書」が届いていました。
 渋谷晃次、戸ヶ崎博、小河原都…いずれも2月27日、18時〜24時
 町田実…2月27日、12時〜18時、となっています。
これで間違いなく4名の方には届いたわけ。
 なお、角田議員は「受け取り拒否」をしたらしくて、郵便局の「郵便物お預かりのお知らせ」(還付)が入っていました。
 中身が何だか確認もせずに、受け取らないなんて、「いやなものは見るのもいや」ということ?
問答無用の姿勢なのか。怖いものからひたすら逃げるだけなのか。

 夜になって、渋谷氏から「速達」が届いた。
封筒の中に、渋谷、戸ヶ崎、小河原、3氏に送った封筒が入っていて、それぞれの封筒に「受取拒否」と赤字で書かれていた。
 この3人はいったん配達証明を受け取って中身を読んでから、別の封筒に入れて送り返してきたわけだ。
 受け取った後で返してきても、本来の意味での受取拒否にはならないということを、この人たちはご存じないらしい。
 中を開けてみて、みんなで相談して、「返してしまえ」ということにしたのだろうが、返してきたことに、特に意味があるわけでもない。
 送り返してきたからといって、あの名誉毀損文書自体をなかったものにはできないんだということが、あの人たちにはわからないらしい。見たくないものを送り返して口を拭っていられると思うのは、先生から渡された家庭訪問通知を隠して親に知らんぷりをしていられると思いこむ、野比のび太君(ドラエモン)に似ている。

 5人組で相談づくで、返してきたとしたら、もうこの人たちとは話のしようもなくなるわけで、私の名誉回復は、法的手段に訴えるしかなくなるのだが…。


5人の議員に「謝罪要求書」を送付
『声と眼』205号 2001/3/12

 前号で報告した“議会運営委員会委員長(猪股)不信任案の提出−撤回騒動”で、議会の公式文書に虚偽の記載をされたため、2月26日、下記の要求書を郵送しました。

2001年2月26日

久喜市議会議員 町田 実様
久喜市議会議員 角田礼子
久喜市議会議員 小河原都
久喜市議会議員 渋谷晃次
久喜市議会議員 戸ヶ崎博様

(以上の5議員にそれぞれ送付しました。)

 

久喜市青毛1−4−10  
久喜市議会議員 猪股和雄

要求書

 久喜市議会第10回定例会第1日目(2月16日)、久喜市議会議員町田実、角田礼子、小河原都、渋谷晃次、戸ヶ崎博の署名捺印による「議会運営委員会の招集請求について」が提出され、さらに議会運営委員会において、同5名の署名捺印による「議会運営委員長不信任案」が提出されたが、両文書の記載事項において事実に反する点が存在する。

         記

1.「議会運営委員会の招集請求について」に、「セレモニーである議長・市長の挨拶も省略したことは、はなはだ礼を失し、正常な議会運営そのものが害われる危険性があるため」と記述されている。
 通常、定例会告示日における議会運営委員会では、「セレモニーである議長・市長の挨拶」は行われておらず、事実に反する記載であることを確認すること。
2.「議会運営委員会委員長不信任案の提出について」の提案理由において「委員長の権限で今後も強行的な打ち切りや運営をしていくことを明言されました。」と記されていることは事実に反する虚偽事項の記載である。
 上記の「明言」はなかったことを確認すること。
 もし「明言」があったとするなら、2月9日および16日の議会運営委員会における私の発言のいかなる部分がそれにあたるのかを明示すること。
3.「議会運営委員会委員長不信任案の提出について」の「委員長の権限で今後も強行的な打ち切りや運営をしていくことを明言されました。」の記載は、私に対する名誉毀損と認められるため、謝罪すること。
4.上記3項について、文書を持って回答されたい。
5.回答期限は、2001年3月6日とする。
期限までに回答できない場合は、その旨、文書にて提出されたい。

附記  回答の有無、回答の内容は、私の責任において公表する場合がある。   

以上


★「謝罪要求書」ー−−町田氏は受け取ったが、角田、小河原、渋谷、戸ヶ崎氏らは『受取拒否』で戻してきた。中身も見ずに問答無用?★


『声と眼』205号 2001/3/12

★6日の本会議(議案の質疑)の閉会時間は夜の9時半。熱心に審議すれば時間がかかる。今後、もっと審議日程を増やすべきだろう。★


市民不在、深夜の議会午前3時!
議運委員長不信任案、結局は撤回

『声と眼』204号 2001/2/26

 16日から開かれた市議会は初日から空転。開会が午後4時40分、すぐに休憩して再開は午後10時半。市長の施政方針演説、議案の提案説明…、閉会は17日未明午前3時。

 16日の議会、全経過(文中、敬称略)

8:50 議員控室で、新政会の町田から、議会運営委員会を9時から開いてほしいという要求書を手渡された。請求者は、新政の町田、小河原、渋谷、公明の角田、戸ヶ崎の5人。 【私は議会運営委員会の委員長】
 しかし9時からは本会議を開く予定で、
“これは無理だ”と思って議長に相談。すると驚くことに、柿沼議長(公明)は「私の責任で本会議を遅らせるからいい」と言う。
9:10 議運を開会。何人かが「執行部も傍聴者も待っている。本会議を優先して、議運はその後で」と主張するが、議長は「私の責任で」、5人組も「議運が先だ」と強硬。
 協議に入った。請求者は、9日の議運での委員長=猪股の「強行的な運営、審議打ち切り」を問題にする、と発言。

9日に各会派が議員提出議案の案文を配布した中で、大樹の「市議会のいっそうの活性化を進める決議案」に対して角田が再三にわたって「この決議を出すのはおかしい」などとクレームを付けたが、堂々巡りになったので、私が協議を打ち切っていた。

 しかし、議員提出議案を出すのは議員の権利として保障されており、内容を問題にするのなら本会議に提案されてから質問すべきで、角田のクレームは越権行為。私は「内容の審議は議運で行うことではない」として協議を打ち切ったのであって、委員会の采配に何ら問題はない。そう答えた。
10:15 5人は「委員長不信任案」を提出。−渋谷副委員長が委員長席について審議再開。 【当事者の私は退席】
 不信任案の文面=理由は、猪股委員長が『委員長の権限で今後も強行的な打ち切りや運営をしていくことを明言されました』というもの。私は強行運営などしたこともなく、ましてや『今後も…明言』などするはずもない。公文書に全くの虚偽事実を書くというのは名誉毀損ではないか。
 審議では、この点に質疑が集中。5人組は“そう感じた”“大きく間違っていなければそれでいい”などとんでもない弁明に終始。『明言』した事実を示すこはできない。
15:30 窮した彼らはついに強行採決に突入。渋谷が「討論採決」を宣言し、討論も省略していきなり「賛成の方」とやったが、ここで大樹の新井が「渋谷副委員長の不信任動議」を提出して審議ストップ。採決できぬまま、議運はずっと中断してしまった。

採決で、賛成4(新政・公明)、反対4(大樹・共産)の同数。委員長席の渋谷が賛成を宣して可決!という手はずだったのだろう。強行採決は久喜市議会始まって以来の暴挙!(もちろん失敗したのも初めてだ)。

16:00 このままでは定例議会が流会になってしまう。「私の責任で」と言っていた議長があわてて「本会議開会」を頼んできた。
16:40 本会議を開会してすぐに休憩。
22:00 新政、公明は結局、委員長不信任案撤回を申し入れてきた。こちらも副委員長不信任を撤回することで事態収拾の合意。
22:25 本会議再開────────

議会空転の責任はだれがとるのか

 新政、公明の狙いは何だったのか。2年前(改選後)に当時の市民ネット(新政に加入)との3会派野合で正副議長などの役職をほぼ押さえたものの、その後、大樹や共産の主導で議会改革=活性化が進んできた。彼ら守旧派が巻き返しをはかるために、議運のポストを取りたかった?
 「不信任案」をぶつけてきて「撤回」で、無意味な時間の浪費。柿沼議長も「自分の責任で」本会議を遅らせて流会寸前の事態に陥らせ、執行部や市民にも迷惑をかけた。また深夜議会で、職員の超勤や経費などのむだ使い。こうした責任は誰がとる?
 なお、「委員長不信任案」に書かれた事実無根の言いがかり=虚偽による猪股への誹謗中傷、侮辱…。たとえ敵対する立場であってもウソを書いていいはずはない。当然、彼らは謝罪すべきだろう。

★私は、委員長不信任案にウソを書かれたため、5人組の懲罰動議を準備したが、これ以上の空転は本意ではないので出さなかった。★


市長の施政方針、議案上程は夜の12時
『声と眼』204号 2001/2/26

 2月16日、定例市議会が開会されましたが、新政会と公明党の結託によるゴリオシ、議運委員長(猪股)不信任案の提出−結局は撤回騒ぎで、深夜議会という異常事態。せっかく傍聴に来ていた市民は、市長の施政方針を聞くこともできずにあきれて帰ってしまいました。【裏面に全経過を掲載】
 本会議を後回しにしてまで、役職や主導権争いにうつつを抜かす議員・一部会派の体質にはあきれました。


市民不在の「委員長不信任決議」撤回騒動
市議会初日に何が起こったか、すべての経過

2001/2/17

 市議会は16日に初日。
【8:50】 朝議員控室に行くと、新政会の町田議員から「議会運営委員会の招集請求」を手渡された。新政会の町田、小河原、渋谷、公明党の角田、戸ヶ崎議員(いずれも議会運営委員会の委員)の連名。

議会運営委員会の招集請求について

 先の2月9日の議会運営委員会において、議員提出議案の各会派からの提案がなされたが、政策集団「大樹の会」から提出された「久喜市議会のいっそうの活性化を進める決議」について、委員の中より、提出した「大樹の会」の代表・新井委員に対し、提出した経緯について質問したところ、それをさえぎって、猪股委員長が「中身の審議をする場ではない」と一方的に審議を打ち切るという前代未聞の運営を強行いたしました。
 さらに、その他事項を確認する事項があったかもしれないのに、一方的に打ち切って閉会を宣したことは、本会議の前の重要な議会運営を審議する場における委員長としての役割を大きく逸脱しており、許すことにできない行為です。
 また、セレモニーである議長・市長のあいさつも省略したことは、はなはだ礼を失し、正常な議会運営そのものが害われる危険性があり、猪股委員長の行為は認めるわけにはいきません。
 よって、来る2月16日(金)・午前9時に議会運営委員会を招集し、再審議していただくよう請求いたします。

*これまで、議会運営委員会の閉会の時に、議長や市長のあいさつをしたことはない。(開会時にあいさつをしている)。
 何か勘違いをしているのだろうが、普段からしてもいない「あいさつ」を省略したことをもって、「正常な運営をそこなう」というのはいいがかりだ。
 また、あいさつを「セレモニー」だとしていること自体、はなはだ礼を失した失礼な言葉ですね。
*大樹の会の決議案文に対して、角田委員が質問したのは、議題の「その他」事項に移って、その最後だった。(議運の会議録による)。
 「その他」の議題審議をしなかったように言うのも、いいがかり。
*「来る2月16日(金)・午前9時」に開けという請求を、当日の朝(10分前に)持ってくるというのも、作為的だ。
 いきなりぶつけてあわてさせてやれという悪意と、準備させないようにということだろう。
私たちの会派は「大樹の会」。政策集団「大樹の会」という会派はない。会派名を間違えるとは何と「失礼」なことか。
*こうした間違いや勘違い、「失礼」な点についての謝罪も行われていない。

 委員会は過半数の請求で「審査すべき事件を示して」開催を請求することができることになっている(会議規則)から、正当な要求だが、久喜市議会では初めてのこと。議運委員は10人だから、人数要件も満たしてはいる。
 しかし、「審査すべき事件名」が明確ではないのと、16日、午前9時に議会運営委員会を招集するようにという請求である。
 9時からは本会議が開かれて、市長の施政方針演説を行うことになっていて、すでに執行部は本会議場に入っている。傍聴者も来始めている。
 その時間に議運を開けというのはいかにも乱暴で、常識はずれの要求だ。本会議を優先するのがあたりまえではないか。
【8:55】 そこで、議長に会って、私が「本会議を開くのが先で、その後、どこかの段階で休憩して議会運営委員会を開いて…」と言うと、柿沼議長(公明党)はすでに町田氏らと打ち合わせ済みだったようで、「議長の責任において本会議開会を遅らせる。遅らせてよいから、議運を開いてくれ」と言う。
 新政会と公明党のできレースだとわかったが、まあ仕方がない。9時10分から議運を開くことにした。

【9:10】 議会運営委員会開会。
 まず、町田氏に、「審査すべき事件」は何かを明らかにするよう求めると、町田氏は「大樹が提出予定の決議案について、9日の議運で質問があったが、途中で終わっているのでその継続だ」と言う。続いて渋谷氏(議運副委員長)が手を挙げて、「決議についての質問を途中で打ち切った猪股委員長の委員会采配の問題だ」と言う。まあ、何を問題にしたいかはわかった。時間がかかりそうだ。
 私や松村氏らがが「9時から本会議を開会する予定なので、とにかく開会して本会議を進めてから、時間をとって議運を開くということでどうか」と提起したが、5名の請求者たちは「この問題がキチンとされないと、本会議にも入れない。今後の議運の審議ができなくなる」と強硬。
 同席していた柿沼議長がまた、「私の責任で本会議を遅らせる。時間がどれくらいかかるかは議運におまかせします」。
 議長が「本会議の開催の遅れは自分で責任をとる」と言っているのなら仕方がない。…執行部に対する迷惑も、傍聴に来ている市民から来るだろう苦情や不信も、すべて議長が悪いということだ。
 町田、渋谷、角田、戸ヶ崎氏らが次々と、「9日の議運で、猪股委員長が協議を打ち切ったのは横暴だ、謝罪しろ、反省しろ」とまくし立てる。
 9日の問題は、3月議会に大樹の会が提出予定の「市議会のいっそうの活性化を進める決議」の案文を配ったのに対し、彼らが内容の問題や、「そういうものを出すのはおかしい」などと言い始めたため、
私が「内容の審議は議運でやることではない。16日が提出期限だから、それまでに話し合うか、提案されてから本会議でやってほしい」と言って、協議を打ち切って議運を閉じた。そのことを問題にしているらしい。
 私は「議運の課題ではないことを話す必要はないから打ち切った。委員長の整理権限の問題である」と再三、説明するが、彼らは納得しない。
 納得しないのも道理で、はじめから「委員長不信任案」をねらっていたのだ。

【10:15】 「議会運営委員長の不信任案」が提出された。提出者は、角田、町田、戸ヶ崎、渋谷、小河原の5名。
 当事者の私は退席して、渋谷氏が委員長席に着く。
 こうして、延々13時間に及ぶ、市民不在の議運が始まったのである。
 議運は私が退席しているため、大樹からは残り3名、共産の砂川氏、この4人は、9日の運営は問題なし、不信任案反対の立場。
 新政会と公明党は、渋谷氏が委員長席に付いているから、残り4名。採決すれば同数で、渋谷氏が「賛成」を宣言して可決。猪股をやめさせることができるという筋書きだ。 

議会運営委員長の不信任案の提出について

 議会運営にスムーズに進める立場にある委員長が、2月9日、2月16日の議会運営委員会の中で明らかになったように、「委員長の権限で今後も強行的な打ち切りや運営をしていくことを明言されました。」
 そのことは、とうてい認めることはできません。
 よって猪股委員長に対し、不信任決議案を提出します。

【テニオハや、「」の付け方、文章そのものが日本語になっていないが、原文通り】

 それにしても、「委員長の権限で今後も強行的な打ち切りや運営をしていくことを明言されました。」とは、いったい何のこと?
 私はこれまでも、ルールに則って、強行的な打ち切りなどしてきてはいないし、今後「強行的に…やっていく」などと言うはずもない。
全くの虚偽事実を正式な公文書に記載されたという他はない。
 これは当然、誹謗中傷であり、名誉毀損であり、侮辱にあたることも明白だ。
 当然、その後の議運ではその文章が焦点になり、かれらは、「そう感じた」「自分たちの思いだ」挙げ句の果て、「途方もなくまちがってなければそれでもいい」なんていうとんでもない発言も。

【15:30】 ついに、渋谷氏は文字通りの強行採決を行った。いや正確には行おうとしたが失敗した。
 何人かがさらに、この事実関係をただそうとしている最中に、いきなり「これより討論、採決を行います」と宣言。
     猪股委員長の「強行的な運営」を問題にしている最中に、強行採決!!
     語るに落ちたとはこのことか。
 これを阻止しようと、大樹の新井氏が「動議」と叫ぶ。
 悪いことをするときは緊張するものだ。
渋谷氏は、あまりにあわてたためか、討論をすっ飛ばして、いきなり「賛成の方」とやった。
 新政会と公明党の4人が起立。事務局長が「同数」と言ったところで、渋谷氏は、「動議」を出している新井氏を指名した。
「不信任案の事実関係がまだ明らかになっていないにも関わらず、渋谷副委員長は、強行採決を行おうとした。
許し難い行為であって、渋谷副委員長の不信任決議を提出する」と発言。
 もはや、採決も続行できず、不信任案を出された渋谷氏は退席。
それから、議運は夜の10時まで休憩に入ってしまった。これはすべて渋谷氏の責任。

渋谷氏は、いったん強行採決を仕掛けたら、最後まで貫徹すべきだったのだ。
つまり、
事務局長が「同数」と言ったら、
すかさず、「同数であります。副委員長は賛成です。よって不信任案は可決されました」と続けてしまえば、
それで猪股のクビは取れたはずだったのだが、
それができなかったのは、覚悟ができていなかったからだろう。

【16:10】 その頃になってようやく事態の重大性に気付いたのか、柿沼議長があわてだした。
 まだ今日は1回も本会議を開いていない。午後5時を回ると、自然流会になってしまう。市長の施政方針演説も、予算も何も提案すらできずに、定例議会がなくなってしまう。
 議長が急に、「とにかく本会議を開かせてくれ」と頼んできて、代表者会議。
 議長がすべての責任をとると言っていたのだから、流会になったって、議長が責任をとって辞めればいいのだが、
こちら側は最初から「本会議優先」を主張していたわけで、本会議開催には当然協力する立場。
【16:40】 そこでとりあえず本会議を開会。しかし時間延長しただけで、休憩。

 事態の収拾へ向かって、ぐらぐらし、崩れてきたのが、町田氏と柿沼議長。
 「不信任案、両方とも撤回でどうか」と言ってきた。
 はじめは「両方とも撤回。猪股が議運冒頭で謝罪して正常化する」という案。
こちらは謝罪する必要はない。拒否。
 次に来たのが「両方とも撤回した上で、正副委員長とも辞任」という話。
混乱の責任はすべて議長と、渋谷副委員長、角田、町田氏ら、いわれのない不信任決議を出してきた人たちにあるのであって、これも拒否。
 我々は、無条件の撤回か、議運での2つの不信任案の採決を行うか、どちらかを要求。
 そして私は、「不信任案に虚偽の記述を行った5議員の懲罰動議」の提出を準備した。
 懲罰動議を出せば、可決されるのは間違いない。

【22:00】 これが最後の話し合い。
各会派の代表4人で、「両方とも撤回。その後、よりよい議会運営を行うために、代表者会議で話し合う」ということで合意。
 後段はいわゆる玉虫色の文章だが、まあ、向こうの5人の顔を立てたということだろう」。

【22:10】 代表者会議で、この合意を確認。
【22:12】 議会運営委員会で、私が委員長席に座り、両不信任案の撤回を確認。
「その他何かありますか。これで閉めていいですか」と2回確認した上で、皆が「ありません。よし」。閉会。
わざわざ確認したのは、朝の議運で、町田氏が「決議案の協議を継続すべき」と言っていたので、一応確認したのだが、結局、あの人たちは、決議案がどうのこうのでなく、猪股の不信任だけをやりたかったのであって、それ以外は口実にすぎなかったことをみずから明らかにしたわけだ。
【22:25】 本会議を再開。
 私が、議運の審査報告をするところから、入った。
 市長の施政方針演説、議案の提案、提案理由の説明、補足説明と続き、閉会は17日、午前3時だった。

 本当なら、撤回はされたものの、正式に提出された公文書に虚偽の事実を書かれて名誉毀損を受けた私としては、後を追って懲罰動議を出してもよかったのだが、これ以上の空転は本意ではないから、今回はやめておいた。
(あとで、謝罪要求くらいはしてもいいかなあ)。
 あたりまえのことながら、朝に来た傍聴者は午前中には帰ってしまい、市長の施政方針を聞いた市民は誰もいない。
市民不在の勢力争い、主導権争いはいいかげんにしてほしい。
 全部課長や職員、議会事務局職員を深夜まで残したことによる超勤手当、あるいは休日出勤手当(17日は土曜で休日)、電気や暖房費など、この日1日のむだ使いがどれだけあったのか。
 あれだけ騒いで、最後は撤回…何もなかったことですませることができるのか。
 新政会、公明党、特に柿沼議長の責任は重い。
 議運のわずかな数の差に目を付けて、「数の力」「強行採決」で議会の主導権を握ろうとした議員たち。
 そして、党派的判断を優先して、議運の混乱を横目に実ながら、積極的に事態の収束と本会議の開催に向けた努力をしなかった柿沼議長。
彼らが「市民のため」などと言っても、もう誰も信じない。

 もう一つ。
 新社会党の渋谷氏が、保守系のもっとも悪質な人たちや公明党と手を組んで、いや、その先兵になって、強行採決をした、しようとした。
 このことが、私にはどうしても信じられないのだ。
(ヒトがいいから、うまく載せられて、利用されたのだろう)。
 いずれにしろ、渋谷氏は、久喜市議会始まって以来の(おそらく今後もないだろう)“強行採決を行った(恥ずかしくも失敗した)議員”として、久喜の歴史に名を残すことになる。
 渋谷氏が、もはや新社会党の看板を下ろすことを薦めたい。

【幻の懲罰動議】

角田礼子、町田実、戸ヶ崎博、渋谷晃次、小河原都議員に対する懲罰動議

 上の動議を、次の理由により、地方自治法第135条第2項及び会議規則第153条第1項の規定により提出します。
(理由)
 本日、議会運営委員会において、議会運営委員長不信任案が提出され、審議されましたが、提案理由として「委員長の権限で今後も強行的な打ち切りや運営をしていくことを明言されました。」と記されていることは事実に反する虚偽の記載であり、猪股和雄議員に対する誹謗であり、侮辱であって、到底看過することはできません。
 よって不信任案提出者である、角田礼子、町田実、戸ヶ崎博、渋谷晃次、小河原都議員を懲罰に付するよう、動議を提出します。

臨時議会で市長等の減給処分
『声と眼』203号 2001/2/12
会派別議案の賛否はこちら

 元児童センター職員が児童にわいせつ行為を行ったとして逮捕(1月8日)されたため、市長は1月22日に当該職員を懲戒免職、課長・部長は減給処分としました。さらに市長・助役・収入役の減給を決めるため、1月26日に臨時議会が開かれました。市長は10%、助役5%、収入役3%の減給(3か月)の条例は、採決の際に猪股だけが退席、残りの全員賛成で可決されました。

私はなぜ1人で退席したか

 私たち(議員も市民も)の情報は警察発表による新聞記事だけ…。私は「まだ起訴もされていない、どのような犯罪事実があったのか、まったくわからない段階での処分は疑問。起訴状(起訴事実)や、裁判での本人の認否を確認してから処分を決定しても遅くはなかったのでは−」と質問。
 当局は接見で本人の話も聞いたそうですが、議会で客観的な判断の材料がまったくないまま、賛否を表明することは無責任だと考え、採決に加わりませんでした。
 この時点では元職員は「容疑者」の段階。せめて公判での起訴状朗読と本人の認否の後で、処分や当局の管理監督責任を判断すべきだったと思います。
【臨時議会が開かれた26日に起訴されたが、公判はまだ】


16日から定例市議会
『声と眼』203号 2001/2/12

 大樹の会は『久喜市議会のいっそうの活性化を進める決議案』を提出する予定。主な内容は◆広く市民の意見を聞くため、「市議会への手紙・FAX・メール」の創設、◆議員の一般質問などの通告にFAXやメールの活用、◆委員会を毎月定例で開催し、所管事務事業の調査を行うという提案です。
 現在、K議会としては市民の意見を聞く場はなし。K定例議会の中で開かれる委員会は、提案された議案の審議しかできません。関係審議会の報告をさせるなど、もっと議会(委員会)で行政の事務事業を把握し、調査能力を高めていく必要があります。

★これまでの例だと、3月議会最終日に、正副議長の改選が行われる予定です。★


定例市議会は2月16日開会
議会はすべて自由に傍聴できます

2月 16日 市長の施政方針演説、議案の提案・説明
27日 各会派の代表質問
@岸(大樹の会)、A小河原(新政会)、B岡崎(公明党)、C木下(共産党)
28日 市政に対する一般質問
@原(新政)、A須藤(大樹)、B渋谷(新政)、C石川(大樹)、D岸(大樹)
3月 1日 一般質問(2日目)
E内田(大樹)、F猪股(大樹)、G鈴木(大樹)、H戸ヶ崎(公明)、I角田(公明)
2日 一般質問(3日目)
J岡崎(新政)、K後上(無会派)、L木村(共産)、M木下(共産)、N砂川(共産)
6日 議案に対する質疑
8日 総務委員会
9日 総務委員会(2日目)
12日 市民経済委員会
13日 建設委員会
14日 文教福祉委員会
22日 委員会報告、議員提出議案の提案、討論・採決

2月2日、代表者会議が開かれました。
定例市議会は、2月9日(金)に議会運営委員会を開催。
本会議は2月16日(金)に開会。初日に市長の施政方針演説が行われます。
2月27日には、施政方針に対する、各会派の代表質問。

代表質問は、大樹の会(10名)が45分。新政会(7名)は30分、公明党(4名)が20分、共産党(3名)が20分。
大樹の会は最初、1人5分見当で50分を要求したが、他の会派は最初から遠慮気味。新政会が「5分見当で35分だが、ウチは30分でいい」と言って、公明党も20分を要求。
仕方がないので、大樹の会でも45分に切り下げたが、それでも新政会や公明党は「長すぎる」と言いたそう。議長もなかなか決めようとしないで、ずるずると会議が長引いた。
大樹の会では「本来50分だ。それを新政会が30分でいいというのでこちらも45分とした。何が問題なのか」と言って、ようやくこの時間配分で決まった。
この間、新政会の原議員などは、「別にいいんだけどね。だけど…(ブツブツブツブツ)…」。「…人数が多いからって、…ブツブツ…、いつものこと…ブツブツ…」。何を言っているのかよくわからない。
公明党の角田議員も「人数が増えれば時間が多くなるんですか」「時間の決め方の基準がよくわからない」。
 人数が多ければ時間配分が多くなるのはこれはどこでもそうでしょう。別の基準を作ろうというなら、提案すれば良さそうなものだが、ただ不平を言っているのでは、どうにもならない。
それよりも、みんながもっと十分に時間をとって質問できるようにするべきだろうが、それもいらないと言うのでは…。議員なら、また会派を構成しているなら、大切な予算議会。できるだけ代表質問の時間を多くとりたいと思うはずなのだが、そんなに質問することがない?


市議会の予定
『声と眼』202号 2001/1/22

◆1月22日(月) 市議会代表者会議
   1月中に臨時議会が開かれる予定
◆2月2日(金) 市議会代表者会議
   16日からの定例市議会について
◆2月9日(金) 市議会議会運営委員会
◆2月16日(金) 定例市議会開会

★議会の請願・陳情の締め切り日が《定例会開会日の10日前》に変更。2月6日までに提出されたものは今度の定例会で審議。それ以降は6月議会の扱いになります。


12月定例市議会が終わりました
可決されたおもな議案

会派別議案の賛否はこちら

情報公開条例
 これまでの「公文書公開条例」を「情報公開条例」として、全面改定
◆目的に、「地方自治の本旨に基づく市民の知る権利にのっとり、公文書の公開を請求する権利を明らかにするとともに」…「市の諸活動を市民に説明する責任の全う」と、知る権利、説明責任を明記した
◆公文書の範囲に、「実施機関の職員が職務上作成し、または取得した文書、図画、写真、フィルム、磁気テープ、磁気ディスクその他これらに類するもの」と規定し、電子情報を含めることとした
◆「実施機関の職員が組織的に用いるものとして、当該実施機関が保有しているもの」と規定し、決裁を経た後の文書というこれまでの規定から、職員が作成した文書を事実上すべて対象とすることとした。決定過程の情報や、資料として作製して組織的に供用されているものも公開の対象となる。
◆公開を請求できる者は「何人も」と規定し、これまでの「市民」の枠をはずした。
◆「非公開」の場合でも、その後1年以内に公開できるようになる場合には、時限公開の規定を新設した。
◆「市が出資する法人」についても、「情報公開を行うための必要な措置を講ずるよう努めなければならない」と努力義務を負わせた。

職員定数を5%削減
 職員定数条例を改正。
これまでの522人から、5%=27人削減して、495人とした。

一般会計補正予算
◆防災無線が聞こえない地区があるため、調査を実施。595万円
◆北小学校の学童保育室を設置するため、1000万円を増額
◆新エネルギー導入事業費補助金。100万円
◆ふれあいセンターに、パソコンを購入。1710万円。現在は障害者のパソコン練習用に2台設置されていたが、さらに増設して、使いやすくなる。インターネットにも接続する方向。

議員提出議案

大樹の会で次の2件の議案を提出します。
@議員が審議会等の委員を兼ねた場合、これまでは両方から報酬が出ていたが、重複報酬を禁止し、審議会等の報酬をなくす条例改正
A「久喜市議会の情報化を進める決議」

(案文)
 全世界的にまた全国的にも情報化社会への移行が叫ばれ、全国自治体における行政の情報化もまた急速な進展を見せている。
 久喜市では『久喜市情報化推進報告書』がまとめられ、21世紀へ向けた将来の『電子市役所』を実現すべき庁内LANの構築をめざした、行政の情報化を急テンポで進めようとしています。
 久喜市議会は、こうした地方分権と情報化の進展に対応して、電子情報化を積極的に進め、当面の優先課題として、左記について取り組みます。

1.久喜市議会のホームページを早期に開設する。
2.本会議および委員会会議録の検索システムを早急に整備する。
3.市議会および議会事務局と議員間の連絡に、Eメール、FAXの活用を進める。
4.その他、議会の情報化についての積極的な検討、協議を進める。
 以上、決議する。

この他、公明党が「脊柱側わん症検査に対する助成を求める意見書」「音楽療法士の国家資格制度の創設等を求める意見書」
共産党が、すべての高齢者が生活できる年金制度を求める意見書」


12月定例市議会から
2年連続で職員の期末手当カット
『声と眼』201号 2001/1/9 

 職員給与条例の改正は、今年度は給与引き上げはなし。期末勤勉手当を0.2か月分カットして年間4.75か月分に引き下げるというもの。これにより久喜市職員全体の期末手当は4297万円の減額となります(職員1人あたり8万円余の減収)。
 昨年度も期末手当を0.3か月分カットしており、連続しての給与引き下げです。−国家公務員や全国の地方自治体で公務員給与の引き下げが行われていて、「民間給与との均衡」という人事院勧告にしたがったものですが、かえって民間の賃金水準を押し下げる作用を果たすことになって消費需要を冷え込ませ、景気をさらに停滞させることになるのではないでしょうか。
 議員・市長などの市3役の期末手当も同様に0.2か月分をカットしました。


職員定数条例を改正、5%削減
『声と眼』2000/12/4 No.199

 職員定数をこれまでの522人から27人(5%)削減して、495人とします(現在の職員の実人員は481人)。行政改革懇話会の意見に沿ったものですが、行革=財政節減を旗印に職員数だけ減らしていくという考え方は大いに疑問です。
 現在でも、福祉や環境など今後の久喜市政にとって重要性を増してくる部門での人員不足、専門職の不足など職員配置のかたよりが出ています。また職員を減らす一方で、身分の不安定な臨時職員や派遣社員が大幅に増加。職員の時間外勤務手当は昨年度1億9287万円、前年比13.6%も急増しているのが実態。むしろ職員の慢性的な不足が事務事業に支障をきたすおそれさえ出てきています。
今後、単純に職員数を減らせばよいというのではなく、事務事業の見直し、部課制の見直しやスタッフ制の導入など市の組織機構のあり方、超過勤務や臨時職員に頼る人事管理でいいのかなど、全体的な業務と組織、定数の関係から総合的に見直していくべきではないでしょうか。


一般会計補正予算 1億円の増
『声と眼』2000/12/4 No.199

一般会計総額は215億4020万円となります。
◆防災無線が聞こえない地域があるため市内全域の調査を実施します。595万円
◆北小学校に新設する学童保育室は、当初計画していた空き教室から、別棟プレハブに変更するため工事費を増額。1000万円
◆新エネルギー導入事業費補助金を100万円増額。市民が自宅に太陽光発電装置を設置する際に助成金を支出。希望者が多く予算をオーバーする見通しになっています。
◆中央、東、西公民館などに生涯学習用のパソコンを設置(各21台)。1710万円。
 障害者のパソコン練習用に2台設置されていたふれあいセンターにも増設し、インターネットにも接続する方向。
◆不況の影響から生活保護世帯が大幅に増えているため、扶助費を4221万円増額。


28日から定例市議会日程
『声と眼』198号 2000/11/20

11月 21日 議会運営委員会
28日 本会議 議案の上程、提案説明
12月 1日 本会議 市政に対する一般質問(1日目)
4日 本会議 市政に対する一般質問(2日目)
5日 本会議 市政に対する一般質問(3日目)
7日 本会議 議案に対する質疑
11日 委員会 総務常任委員会
12日 委員会 市民経済委員会
13日 委員会 建設委員会
14日 委員会 文教福祉委員会
21日 本会議 委員会の審査報告、討論・採決

*問い合わせは議会事務局 22-1111

 12月議会から、委員会は大会議室で1日1委員会ずつの開催。原則公開で傍聴席は15席確保されています【従来は2委員会を同時開催。傍聴は委員長の許可制だった】


夜中の1時半までかかった決算委員会
『声と眼』198号 2000/11/20

 市の昨年度決算は9月議会で継続審査となり、決算特別委員会は4日間の予定で審議。1日目、2日目は午後5時で閉会したものの、3日目は夜8時。4日目(11月2日)はとうとう夜中の12時を回って3日の午前1時半にようやく終了。途中、15分くらいの休憩を何度か取りながら、夜に入ってからは3時間以上もぶっ続けで審議。終わったときは私たちも職員も疲労困憊でした。
 一般会計と5つの特別会計、400ページの決算書を真剣に審議していけば、4日間というのはそもそも無理な日程で、途中何度も、委員長の木村氏(新政会)に日程の追加を求めましたが、そのたびに「ご協力をお願いします」と言うだけ。最後の方では、半数くらいの委員は委員長に協力して(?)ほとんど質問せず、執行部も疲れからか間違い答弁も多くなり、かなり審議が甘くなったことは否定できません。
 何でも予定通りに早く終わらせるのがいい…と思っているとしたらとんでもない話。十分な審議をつくすための時間を確保することが、本来の議会の責任なのですが。


議会運営委員会の視察を実施
『声と眼』195号 2000/10/2

8月3・4日の研修視察に、議会運営委員8名と議長、事務局職員の10名が参加。
◆兵庫県川西市…議会運営検討委員会と議会改革のとりくみ、委員会会議録の作成方法、1日1委員会など ◆兵庫県高砂市…議会運営について、本会議の議案質疑で回数・時間制限の撤廃、資料提出の方法など

視察経費の会計報告
議会活動のページに掲載しています。

*以前は、宿泊費は定額で14800円が支給されて、実際にかかった額がそれより少なくても、精算を行っていませんでした。(会計処理が煩雑になる(?)という理由で、もらいっぱなしが慣行化されていました)。昨年、石川議員が「おかしい」と指摘して、支給方式を変更。あたりまえのことながら、余った金は市に返還することになりました。
 【市の職員の出張旅費も同様の扱いに変更されています。】


決算特別委員会を設置
『声と眼』195号 2000/10/2

 昨年度の一般会計・特別会計の各決算は、市議会に決算特別委員会を設置して、12月議会までの継続審査となりました。
 決算特別委員は、大地/猪股・石川・内田、新政/木村・岡崎、公明/戸ヶ崎・岡崎、市民/渋谷、共産/砂川、無会派/後上の10名。委員会は10月16、18、20日、11月2日に開催(朝9時開会)。傍聴は自由にできます。

 ★決算特別委員会で、大地は質疑したいので委員長になる気なし。新政・公明の談合で木村氏が委員長に。相変わらずの役職優先多数派工作人事。★


9月定例市議会の日程
『声と眼』194号 2000/9/11

1日 議会運営委員会
8日 本会議 議案の上程、提案説明
12日 本会議 市政に対する一般質問(1日目)
原、新井、須藤、岸、角田、岡崎(公明)
13日 本会議 市政に対する一般質問(2日目)
戸ヶ崎、猪股、渋谷、後上、内田
14日 本会議 市政に対する一般質問(3日目)
石川、木村、砂川、岡崎(新政)、木下
19日 本会議 議案に対する質疑
20日 委員会 総務常任委員会
市民経済委員会
21日 委員会 建設委員会
文教福祉委員会
29日 本会議 委員会の審査報告、討論・採決

おもな議案は……
会派別議案の賛否はこちら

一般会計補正予算
◆市議会本議場の議員席の前に演壇を増設173万、◆市役所のOA化・庁内LANに向けてパソコン60台を購入1500万、◆国体推進費155万、◆国勢調査の調査員報酬99万、◆ふれあいセンターの施設改善92万、◆中央3丁目市道用地買収5285万、◆平沼落し川(青葉4)フェンス改修400万、◆冠水対策で北2丁目に排水ポンプ設置設計費250万、◆市立図書館にコインロッカー設置46万

下水道会計補正予算
◆下水道管敷設。青毛地区2000万、香取地区6500万、◆下水道管の敷設替え(青葉)設計費160万

★高齢者家事援助サービス条例(3月に策定)を改正。介護保険で自立認定された人が対象でしたが、65歳未満でも必要に応じて受けられるように年齢条件を緩和します。

★ふるさと農園に、木工実習室を設置。10月から利用開始となります。

☆各会派の共同提案で、市議会委員会条例の改正。『委員会は、議員の他、委員長の許可を得たものが傍聴することができる』を、『委員会は、公開とする』に改正します。


9月定例市議会が開かれます
『声と眼』193号 2000/8/28

 9月8日から定例市議会が開かれます。一般質問は11〜14日ごろに行われる見込み。くわしい日程は9月1日の議会運営委員会で決まり、公民館等にも掲示されます。
 市議会の本会議、委員会の傍聴は自由にできます。都合のよい時間に市役所5階の議会事務局へ行けば、すぐその場で傍聴席に入れます。


6月市議会に提案された主な議案
『声と眼』190号 2000/7/3

会派別議案の賛否はこちら

◆市税条例は市民税の非課税の範囲を一部拡大するものです。
◆一般会計補正予算は、過去の高金利の市債を低利で借り換え、繰り上げ償還します。政府の特例措置によるもので、7.2〜7.6%の市債5件、1億5750万円が対象。これらを2.1%程度で借り換えることで将来的に1300万円ほどの金利節減になります。
 しかし久喜市ではなお、7%以上の高金利の市債が28件、20億円も残っています。これらも早期に繰り上げ償還して財政への負担を減らすべきです。繰り上げ償還には政府の許可が必要ですが、政府は地方財政再建のため今回のような特例措置をさらに拡大適用すべきです。


3月定例市議会
新年度予算、209億6400万円
『声と眼』184号 2000/3/13
会派別議案の賛否はこちら

 主な新規事業は、◆洪水対策で青葉5丁目と香取に雨水排水ポンプ設置/1億6000万、◆手話奉仕員派遣事業を開始、◆けやきの木作業所で給食を開始、◆精神障害者作業所の運営費補助金、◆私立保育園で一時保育事業開始/660万、◆北小に学童保育施設設置/2330万、◆南中体育館改築設計/1690万、◆全小学校に学習用コンピュータ設置(2人に1台、全部で200台)/4144万、◆中学校のコンピュータをインターネット
接続/360万、◆清久コミュニティセンター建設/4億、◆東口広場の改修/1億4400万、◆西口エスカレーター設置/9182万、◆西口駐輪場建設などです。


定例市議会の日程
『声と眼』183号 2000/2/21

曜日   内容
22 本会議 開会
市長の施政方針演説
議案の提出と説明、
本会議 施政方針に対する代表質問
  本会議 市政に対する一般質問(1日目)
  本会議 市政に対する一般質問(2日目)
  本会議 市政に対する一般質問(3日目)
  本会議 議案に対する質疑
  10 総務委員会
  13 総務委員会・市民経済委員会
  14 建設委員会・文教福祉委員会
23 本会議 委員会審議の報告
議員提出議案の審議
討論・採決、閉会

当初予算、介護保険条例など提案
『声と眼』183号 2000/2/21

一般会計予算は209億6400万(前年比4.9%増)。地方分権関連条例など44件を提案。
 介護保険条例では、65歳以上の保険料基準額は月2679円(年間16000〜48200円の5段階、年金から天引き)となります。4月から半年間は徴収猶予、その後1年間は半額となるため、国から約3億円が補填されます。また40〜64歳までで、国民健康保険加入者の保険料基準月額は2600円(年間29000円、所得割1%+均等割5300円)が国保税といっしょに徴収されます。


 

12月定例市議会
乳幼児医療費、3歳児入院も無料へ
『声と眼』181号 2000/1/24

会派別議案の賛否はこちら

今議会は議員提出議案も含めて全議案が可決成立しました。主な内容は、◆6月から民間で開始した知的障害者の生活サポート=レスパイト事業への補助金、◆香取・青毛地区の下水道管敷設(景気対策で来年度事業の前倒し)、◆乳幼児医療費支給条例の改正で、新年度から3歳児の入院費も支給へ(これまでは2歳児まで)、◆職員給与は0.32%引き上げ(総額657万)と、期末手当を0.3か月分カット(同5746万)。◆議員や市長の期末手当も0.3か月分カット。


『声と眼』181号 2000/1/24

★21日、市議会全体研修会を実施。川越市のオンブズマン制度と太陽光発電システム設置助成制度、所沢市のダイオキシン条例について。★


『声と眼』180 2000/1/11

★原市議が一般質問で「休眠遺伝子」という言葉の説明に、「議場で私だけが起きていて、他の人が居眠りしてる状態」と侮辱的な比喩。この人って…★