急須の制作の様子

急須を造るにはとても多くの仕事量が求められます。土作りから始まり、焼きあがってもなお完成しません。
焼き上げてから失敗することも多々あります。もちろん、ろくろの技術が求められますが、その他にも見えないところの仕事が多くがあります。
このページでは急須づくりの一部をご紹介しております。

急須は、本体、持ち手、注ぎ口、蓋すべてをろくろで成形します。2_程度の薄さで挽き上げます。
金属の茶こしのついた急須では味わえない、お茶本来の美味しさを楽しめるよう、茶こしも一つひとつ丁寧にあけます。
伝い漏れがないように口の成形には気を遣います。蓋はガタつかないよう、しっかりと合わせます。
水挽き、削り、穴あけ、接着、蓋合わせ、焼成、磨き、と完成までとても手間がかかります。




 

ろくろ成形の様子



 

すべてろくろで成形します



 

削りの様子



 

茶こしの穴あけは一つひとつ丁寧に



 

別づくりの茶こし



 

接着の様子



 

注ぎ口の成形は慎重に



 

歪みが生じないように蓋合わせをします



 

失敗した急須は再び粘土へ



 

窯入れを待つ急須たち