菅生沼 四季の歌 作詩:茅根 重夫
菅生沼に春が来て 土手もほんのり化粧する
タチツボスミレのコバルトは 可愛いあの娘の恋の色
菅生沼に夏来れば 幼い頃を思い出す
姉と一緒の水遊び 藻の間に揺れる水の精
菅生沼に秋が来て 栄華の昔しのばれる
黄色いあし原吹く風は 白妙姫の愛の歌
菅生沼に冬来れば つばさ休めるコハクチョウ
朝日に輝くその舞は 氷の国のシンデレラ
昭和36年、今から約50年前、この頃の菅生沼はイバラモなどの沈水植物が繁茂し、水量も多く、水も澄んでいました。シジミや殻の大きさが30cm近くもある大型のカラスガイ(地元ではカタッケと呼ぶ)も生息していました。
「菅生沼の四季の歌」はその頃の自然豊かな菅生沼のイメージを元に、平成6年、菅生沼に親しむ会の歌として作られました。
残念ながら今はその頃の様子とは相当変わってしまいましたが、まだまだ自然は残っています。
春 夏 秋 冬 と、 とっても すてきな 沼を親しもう!。
春の訪れとともに沼の草木は一斉に芽吹き、色とりどりの可愛い花をつけ蝶が舞います。遊歩道はソメイヨシノやオオシマザクラの桜並木が花をつけ、根元の草むらには多種の春の草花が見られます。さわやかな春の観察をお楽しみください。 |
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沼の暑い夏、湖面はヒシで覆われ、観察路などではオニヤンマをはじめ、ノシメトンボ・シオカラトンボ
・ハグロトンボなどいろいろな種類のトンボがみられます。 運のいい人は、蓮花寺の南の湿地帯で、『オニヤンマの羽化』 に立ち会えるかもしれません。 |
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秋、沼湿地を囲むように流れる二本の川の土手から湿地は一面秋色になり私たちを楽しませてくれます。遊歩道を歩くと、クリ、コブシ、 ノイバラ、マユミ、ゴンズイ、サルトリイバラ、
などの木の実、朱色に熟した カラスウリの実もみられ、実りの秋を楽しめます。 |
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冬の菅生沼、醍醐味はやっぱりコハクチョウ、間近で数百羽のコハクチョウに会うことができます。 コハクチョウたちのいろいろな様子をお楽しみください。 |