水鳥の代表は、何と言っても白鳥でしょう。
毎年菅生沼にはコハクチョウが数百羽飛来しています。
上沼と下沼を行き来し、湖面からの飛び立ち、湖面へ
滑るように着水する様子が見られます。
氷の張った湖面をヨチヨチと移動する様子や、陽気の
良い日中には陸でくつろぐ愛らしい姿を楽しめます。
○ 上沼の野鳥
菅生沼は、えさとなるマコモなどの水生植物が豊富にあり、水面も厚い氷でおおわれないなど、大型の水鳥であるコハクチョウが、多数越冬できる全国でも数少ない場所として特徴づけられています。
菅生沼全体では205種確認されているようですが、上沼周辺に限ってみると、111種程の確認です。
本来このような変化のある環境ならもっと水鳥の種類も多く観察できても良いのですが、開水面が少ないのと、
何より水深がないことなど潜水鴨の仲間がほとんど来ません。それと観察の方法もいろいろありますが、
一定のコースだけの観察ということもあげられます。
○菅生沼自然観察で見られた鳥たち
菅生沼では、111種の野鳥たちを見聞きしました。
○ 菅生沼に飛来した珍客たち
ここ上沼にも普段は見られない珍しい野鳥も数種類観察されています。
ヘラサギ、アメリカコハクチョウ、アメリカコガモ、マガンの4種類が確認され、
また、籠脱けと思われますがカオジロガビチョウも確認されています。
ヘラサギ アメリカコハクチョウ カオジロガビチョウ