「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況

若手研究者のお経
進行状況ホーム


2/28(月) の進歩 絶句
京大等の入学試験で、試験時間中に入試問題をヤフーの相談サイトに投稿し解答を教えて貰っただと。なんとまあ。日本人もここまで落ちたのか という感じだ。こんなことをやる奴の気が知れない。
 入試問題は、相談サイトの回答者にやらせて終わり。レポートは、ウェブサイトの文章をコピーペーストして終わり。誤解を招きそうなので書きづらいのでは あるが、こうした行為にも昔は、「自分なりの努力」があった。出題されそうなことを予想したり、それに対する回答を仕込んだり。本を自分の手で丸写しした り。繰り返すけど、こうした行為を擁護するつもりはまったく無いよ。しかし今は、「自分なりの努力」さえも無いのか。楽に済ませてお終い!  つくづく、嫌な世の中になったもんだ。
目覚めると雪が 1 cm ほど積もっていた。その後も降り続けている。車のタイヤを夏物に替えてしまったというのに。でも、道路には積もっていないので大丈夫と思う。問題は、休肝 日の予定を変更して雪見酒に走るかどうかだ。
生態学会の口頭発表用のファイルを差し替えた。これにて一件落着である。私の発表を聴いても、どうして奈落の底に落ちたのかわからないであろう。
 ついで、論文改訂のための再計算を始めた。こちらは色々な場合を計算するので時間がかかる。ひたすら待つのみである。
2/27(日) の進歩 カブラライン
カブは好きな野菜の一つである。煮るのが難しく(煮足りないと堅く、煮過ぎるとどろどろになる)、手こずらせる野菜でもあるが。そのカブ、 日本には 100 品種ほどあるらしい。東洋系と西洋系に分けられるそうだ。関ヶ原を境に、東で西洋系のカブ、西で東洋系のカブが栽培されているらしい。そしてその境界をカ ブララインと呼ぶとのこと。カブララインとは。本日このことを学び、私はいたく感動した。新幹線で関ヶ原を通るときは、「今、カブララインを越えている」 という思いで感無量となることであろう。
 カブララインはどうして出来たのか?  たしかに野生の植物では、東西で系統が異なることはよくある(よね?)。サハリン方面から入ってきた系統が東日本に、朝鮮半島から入ってきた系統が西日本 に分布するというものである。しかし栽培でもそんなことが起きるのか?  朝鮮半島から入ってくるのはわかるが、サハリンから入ってくるものか ね?
暖かさに気持ちも軽くなり、あんを連れて長々と散歩をした。庭をじっくりと見て歩いたのだ。西洋芝のお宅の様子を覗い、我が家の西洋芝に比べて緑 具合はどうかと点検したり。バラの家の剪定は進んでいるかと確認したり。なかなか売れなかった中古物件の家に新住人がいることに感動したり。やはり、暖か いと散歩も楽しい。私が許可するので春になりなさい。
2/26(土) の進歩 これ論出場
ゼロックススーパーカップを見た。J リーグ王者の名古屋グランパスと天皇杯覇者の鹿島アントラーズの対決である。新シーズンの幕開けを告げる闘いだ。面白い試合だった。両チームともさすが、 レベルが非常に高い。こうした相手と闘っていくことになるのか。
 後半、鹿島が選手交代をした。「これ論の投入です」というアナウン サーの言葉に「何っ?」と思った。これ論がゼロックススーパーカップに出場する? ……… わけがない。「カルロン」の聞き間違いであった。鹿島の新外国人 FW で、ポルトガルリーグで馴らした選手だそうだ。
タイヤ交換をした。すっかり春めいてしまったので、もういいでしょうという気分であった。三月のどか雪が来たら、家に籠もればよい話である。
 春気分に乗って、西洋芝への肥料やりもした。肥料を吸収して、早く緑になるように。西洋芝といえど、冬の間は色が悪くなるのだ。真緑の芝生を早く見た い。
「遺恨あり 明治十三年 最後の仇討」を見た。非常に良く出来ていて面白かった。こういう重厚なドラマが増えて欲しいものだ。ちなみに大河ドラマ「江」は、早々に見るのをやめた。
2/25(金) の進歩 解決
昨日の問題が解決した。プログラムにバグはなかった。モデルそのもの に致命的な欠陥があったのであった。ただ今、奈落の底である。天空に見える光は、希望というより絶望だ。あそこまで這い上がり、この奈落か ら抜け出すことが出来るのか。学会発表をどうしよう。28 日のファイル登録締め切りまでに修正できる気がしない。講演取り消しの公算が大きい。いやそれ 以上に論文をどうするか。せっかくここまで来たのにお蔵入りするのか ………。










復っ活っつーーーーーー!奈落の底にいたのは 5 時間ほど。問題点を見事に解消できた。論文も学会発表もこれで大丈夫。本日の日記の第一段落を書いた時の気分はどこへ行った?  これだから私は世間の同情を買わないのか。

100 ページの文章術 〜 わかりやすい文章の書き方のすべてがここに 〜』の 先行割引販売が始まった。いろいろなメーリングリストに案内を流している。案内文を未見の方は私までご連絡を。なお、『100 ページの文章術 〜 わかりやすい文章の書き方のすべてをここに 〜』という偽物が 出回っているらしいのでご注意下され。なことないか。ネタの意味を知りたい方は 2/21 の進歩を 見よ。
2/24(木) の進歩 ただ今焦り中
論文の改訂を仕上げようと、Mathematica で計算をした。と、解の挙動がおかしいことに気づいた。こんな解が出るはずがない。プログラムのどこかにバグがあるのか?  プログラムを印刷して、一カ所ずつ確認していった。試しの実行もしてみた。しかし挙動はおかしいままだ。どこに問題があるのかわからない。というわけで、 ただ今焦り中である。日記を書いている暇などないのだが、試し実行に時間がかかって暇なので、とりあえず日記を書いている。
若生さんと卒研の相談。ついで、しもんと卒研発表の相談。前者は来年度の卒研、後者は今年度の卒研である。
昨夜、『料理の「どうしてか?」』という書名はいけるのではないかと思いついた。「下茹でするのはどうしてか?」「米ぬかであく抜きするのはどう してか?」などといった疑問に答える本である。「どうしてやるのか」がわかればやる気が倍増するであろう。『園芸の「どうしてか?」』『薬の「どうして か?」』など、二番煎じをしやすいことも利点である。
2/23(水) の進歩 今年は強いかも
昨日の練習試合で、ベガルタ仙台がコンサドーレ札幌に 4-0 で完勝したらしい(45 分 × 3 本)。これで、今季の練習試合は 5 勝 1 敗である。報道では、内容も良さそうだ。確かに、良い補強をしたしね。開幕まであと 10 日。これからさらに上げていって、強い仙台を見せつけて欲しい。
実は本日、鞄を忘れてきた。その中に入っている財布も、さらにその中に入っている免許証も不持参である。気づくと、弁当だけを大切に抱えて来ていたのだ。生存本能たくまし。鞄も財布も免許証もな しというのは微妙に心細い。しかし、弁当さえあればなんとかなるものであった。
正直、疲れた。間際の徹夜は努力にあらず。
論文の改訂を今日で仕上げようと思っていたのに。レフリーコメントを読み違えていることに気づいた。正しく対応するために、もう一計算しないとい けない。仕上げは明日か。
2/22(火) の進歩 水曜日に 3 試合も
6/15,16 に、大分県農林水産研究指導センターでプレゼンの講義をすることになった。これで三回目。今度も頑張ろう。関さば・関あじ を食べまくろう。
 その後に念のため、ベガルタ仙台の試合日程を確認した。と、なんと、6/15にホームでのガンバ大阪戦があるではないか。がーーーーん。水曜日というの になんで。今季は、リーグ戦の水曜日開催が 3 試合もある。うち 2 試合がホーム開催だ。秋の日程を見ると、思った通り、試合の無い週末が 3 回もあった。天皇杯のために空けたのだろう。我がクラブは 天皇杯ですぐに負けちゃうから暇になるカップ戦こそ水曜日に開催すればいいではないか。天皇杯の日程問題をいい加減にどうにかして欲しい。 決勝を、リーグ終了の一ヶ月後にやるのも、選手から休養期間を無意味に奪うだけである。仙台は関係ないでしょという批判は置いておいて。平 日開催を中心に、リーグと並行してやればいいのにね。
論文とレジュメを読み比べ、これはまずいと思った。しばし英語の授業。明日がんばってね。
生態学会の口頭発表用スライドを作った。とりあえず完成ということにして、さっさと登録してしまった。登録締め切り(2/28)までは修正可能な ので、直したくなったら直せばよいわけだし。とはいっても、もう直さないだろう。説明に何分かかるのかもわからない。これとていつものことである。
 論文の改訂もあらかた終わった。Mathematica に最後の計算をさせ、その結果を確認後に仕上げに入る。しかしこの計算、一晩はかかるであろう。明日には英文校閲に出したいところである。
2/21(月) の進歩 初版 1,0000 部
100 ページの文章術 〜 わかりやすい文章の書き方のすべてがここに 〜』 の初版部数が決まった。なんと 1,0000 部も刷る。専門書というよりも、日本 語の文章を書く全ての方を対象にした本なので、これくらい刷ってもよいか。とはいっても、ユアテックスタジアム仙台の収容人員の半分ほどで しかない。ユアスタに半分しか入らなかったらすごく寂しい。だから、是非是非お買い上げ下さい。どんどん増刷して、ユアスタと宮城スタジアムが同時に満員 になる位にしたいものだ。
 もうすぐ出版というのに、 なかなか覚えられなくて困っていることがある。副題が、「わ かりやすい文章の書き方のすべてここに」なのか、「わかりやすい文章の書き方のすべてここに」なのかわからなくなるのだ。表紙見本を見て「が」であることを確認す る。困った著者ですな。
学会発表の準備をした。口頭発表用のスライドを作っていったのだ。「被子植物誕生:二親性胚乳の進化に関する理論的解析」という発表である。この ところ改訂中の論文と同じ内容だ。作ってみると、話さないといけないことが多いことに気づいた。時間内に収まるだろうか。削れることは大胆に削って、すっ きりとした発表にしたい。
2/20(日) の進歩 通路の敷石改良
昨日に引き続き庭仕事に勤しんでしまった。今日は、裏庭通路の敷石を改良する。今ひとつ歩きにくかったので、敷石(煉瓦)を並べ直すことに したのだ。というわけで、地べたに這いつくばる一日となった。敷き詰めてあったウッドチップをどけ、煉瓦の並びを変えていく。数個の煉瓦を一まとめにし、 大きめの踏み場とすることにした。必要とする煉瓦の数が前よりも増えるので、予備の煉瓦が足りるか不安であった。無くなったら途中でも止めてしまおうなど と思いつつ作業を進めていった。そうしたらなんと、全部を終えたところでちょうど煉瓦がなくなった。これは天才かも。

写真で見ると、どこに消えていくのかわからない小径である。ふつうに、裏庭へと入ってくのだ。

二日連続の作業で身体のあちこちが痛くなった。とくに右手の甲が痛い。手のひらを曲げられない。困った。パワー温泉リフレに行って、整体マッサー ジを受けようか。しかしなぜか身体が欲していない。筋肉痛は、マッサージで癒されるものではないのか?
2/19(土) の進歩 花壇を作った
この冬の庭仕事は終わったはずなのだが ………。気分を変えたくなって、バラを植えるための花壇を作ってしまった。まずは、縁取りにする煉瓦をおいて形を決める。そして、その内部の芝生を別の場 所へと移植した。芝生が消え去ったところで、残った砂を掘り返してみた。と、暗渠排水が直下に入っていて、花壇の深さが 30 cm ほどにしかならないことが判明した。これではバラを植えられない?  この部分の暗渠排水を取り去ってしまうか、縁取りの煉瓦を高く積むか。真剣に悩んだ末、気にしないことにした。どちらの選択肢も大変そうなんだもん。根を 下に伸ばすのが無理ならば横に拡げるでしょ(植物生態学者の思考か?)。

出来上がった花壇にバラを七本植えた。ついでに、草花もちょこちょこと植えてやった。六月になったら、バラが咲き誇る予定である。
 しかし疲れた。けっこうな重労働であったのだ。朝から始めて夕方までかかってしまった。自分にむち打って夕餉を調えた。入浴してビール。久しぶりに、 「身体に染み込むようなビール」となった。
2/18(金) の進歩 謎解き
目黒での謎の殺人事件。容疑者は、「高級住宅街というと田園調布か目黒だと思った。田園調布への行き方がわからなかったので目黒に行った」 と供述しているらしい。犯行現場は東横線の中目黒。同じ東横沿線の五つ先が田園調布である。行き方がわからないとは思えない。しかしもしも嘘ならば、こん な下手な嘘をつくかとも思う。だから、案外ほんとうかもしれない。たとえば、中目黒止まりの地下鉄日比谷線に乗ったならば、東横線のことはわからなかった かもしれな い。推理小説にしたらずっこける結末だが。「犯人は地下鉄日比谷線で来たんだ。だから東横線の田園調布のことを知らなかったっ!」ではがくっとくるだろ う。と、 東横線大倉山の元住人が推理してみた。
冨里の研究相談。面白いじゃないの。頑張って仮説を考えよう。
すっかり春めいてしまった。なんだ、今朝の土砂降りは。雪だったら、今宵は豪華な雪見酒ができたというのに。
論文の改訂疲れ。頭よりも心が疲れた。もう一息なのだけれど、最後の締めを加える気力が湧かない。でもほとんど終わったので、来週は学会の準備を することにしよう。頭を切り換えるのにちょうどよい。
2/17(木) の進歩 代書屋ミクラの幸運
『代書屋ミクラの幸運』という短編小説(『ミステリーズ! vol.45』(東 京創元社)掲載)を、著者の松崎有理さんからお送り頂いた。史上初の 論文執筆小説である(ミステリーではない)。論文改訂中だったのだけれど、その手を休めて一挙に読んでしまった。珠玉。切なくも綺麗な話だった。大袈裟で はなく、『伊豆の踊子』を読んだ後と同じような読後感を抱いた。
 さて、なぜ私にお送り下さったのか。それは、「これから論文を書く若者のために」 を 参考文献としてあげて下さっていたからである。かくも綺麗な話の参考文献が、「ベガルタ仙台が牛タン定食を食べてどうしたこうした」なのだ から、雰囲気を損なうことはなはだしいな。
イエローカード二枚(遅刻に対してと内容不理解に対して)で退場。来週の水曜日にもう一度やりなおすように。モデルのパラメータの説明、モデル式 の説明をきちっとやって。イントロも読み直す必要があるだろう。正しく捉えているように思えなかった。図を説明するときは、軸と記号の説明をしてから中身 の説明に入るように。
論文改訂中。だんだん形になってきたように思う。早く終わらせたい。来週には、生態学会の口頭発表用のファイルを作らないといけないのだ。 2/28 がファイル登録の締め切りなので、皆さんも忘れないようにね。
2/16(水) の進歩 修論発表会
修論発表会があった。実施委員なので、一日中会場にいた。修論生はみな、頑張って発表していた。マクロ系の全発表を聴いたけれど、森井君の 発表が一番面白かった。あの系はすごい。なぜか、あんを連想した。
2/15(火) の進歩 失礼ですな
論文を改訂するために、文献をいろいろと読んだり、じっと考え込んだり。なんだかわかなくなってきた。被子植物の胚乳の起源が、余剰卵だろ うと配偶体組織だろうとどっちだっていいじゃないの。いや、これは けっこう本音だ。どちらも、雌性配偶体に生じた核相 n の組織なのだから、本質的には同じだろう。ーーーー などと、この日記の読者の多くの方には馴染みのない専門的なことを書いたのはいつ以来か。
 ついでに書くと、改訂中の論文は、被子植物の起源に関する問題を扱っている。ところが、担当編集員はなぜか動物の研究者で、「この問題、ちょっと軽くな い?」と書いている。失礼なやっちゃ。植物界における被子植物といえば動物界の脊椎動物(「将棋界における名人戦といえば、サッカー界におけるワールド カップ」という感じで)。植物の研究者に、「脊椎動物の起源の問題って、ちょっと軽くない?」と言われたらどう感じるか。
明日は、修士論文の発表会である。みなさん、頑張ってちょうだい。私は実施委員なので、一日中会場に詰めることになる。今からでも遅くないので、 「これから学会発表する若者のために」を読んでおくように。
2/14(月) の進歩 柳刃包丁
どうしてこういう連想になるのか。本わさびを手に入れたので(昨日の進歩参照)、柳刃包丁(刺身用の包丁)を新調してしまった。確かに繋 がってはいるのだけれど、こう展開しなくていけない必然性はない。もっとも、新調する理由があることはあった。今使っている柳刃包丁には隠された過去があ るのだ。初使用時に、切っ先近くの歯がポキッと欠け落ちてしまったのである。米粒の大きさの半分ほども欠け落ちた。どうしようかと悩み、とりあえず、欠け た周辺を砥石で研いでみた。そして、このまま研ぎまくれば、欠落部分を無くすことが出来ると思った。確かに傷は消えた。でも、しょせんは素人仕事、刃の形 がちょっと変わってしまった。こうして、過去の傷を隠して生きていくことになったのだ。しかし、変形した刃形のせいで、微妙に切りにくい感じもあった。だ から、買い換えようという気にもなったわけである。
二人ともどうもありがとう。とても美味しく頂きました。
またしても、居室の暖房が壊れた。冷たい空気をせっせと出して仕事をした気になっている。それは夏にやるべきこと。今の仕事は暖かい空気を出すこ とだ。
論文の改訂のために再計算をしている。初期に、突然変異体がある頻度で存在するという仮定をおいていたのだけれど、そんな仮定は不要なことに今さ ら気づいた。初期頻度がゼロでも全然問題ない。なんで気づかなかったんだろう。馬鹿みたいだ。
2/13(日) の進歩 ついに出現
このところ、チューブ入りのわさびの不味さに辟易していた。ねちょっとした食感が最悪である。久しぶりに本わさびを使いたくなった。おりよ く、築地の乾物屋である伏高のポイントが貯まっていた。通販で、昆 布・ 鰹節を買っているのだ。ポイントが貯まると、鮪だの本わさびだのマスクメロンだのと交換することができる。本わさびを申し込み、それが今日届いた。開けて びっくり。見たことないほど大きい。直径が 4 cm、長さが 15 cm ほどもあった。静岡産だそうな。写真を載せて、この大きさを実感して貰おう。尺度となるものが必要だと思い、あんと一緒に写すことにした。その結果、思わ ぬことが判明した。

鼻先に出された物はみな、臭いを嗅いでみる。


なんか、怖い臭いがする。


見ません。
ありとあらゆる物を食べてしまうこの子が。あんが食べようとしない物がついに出現した。
2/12(土) の進歩 何するでもない
起きると、雪が 10 cm ほど積もっていた。大雪警報も出ている。今宵は雪見酒を楽しめそうだ。などと思いながら、何するでもない一日を過ごした。本を読んだり、録画しておいた番 組を見たり。ときおり、外の様子を見る。雪は大して降っていない。おまけに、積もっていた雪も溶けてきた。大雪警報ではなかったのか?  夕方には、うっすら残る程度になってしまった。雪見酒できず。まさに、何するでもない一日となった。
何か知らんが、保険がきかない手術を受ける夢を見た。命に関わるので、その手術が必要であった。手術が終わり、医者が自転車で帰っていった(軽 い!)。手術代 590 万円を請求されて死にたくなった。意味ないねえ。
2/11(金) の進歩 敗退
秋田市民市場でブリを買って、ブリの刺身三昧の週末を送ろうと思ったのに ーーー。
 というわけで、朝の 8 時過ぎに車で秋田へと発った。雪の影響もなく、2 時間 45 分で秋田市街に着いてしまった。思ったより近い感じだ。しばし時間を潰した後、鮨たつ福で握りを頂いた。とても美味しかった。ブリを頼んだところ、「入っ ていない」との返答。「あれっ?」と、ちょっと不安を感じた。
 昼食後、秋田市民市場へ行った。さっそく、鮮魚の店を一軒ずつ見て回った。サメを売っているんだねえ。しかし肝心の捜し物が。イナダはあった。いや、欲 しいのはブリだ(注;イナダはブリの幼魚。ブリに比べると脂の乗りが全然)。だんだんと不安が募っていく。2/3 ほどの店を見たところで、ブリ ……… の頭を見つけた。

結局、どの店にもブリの刺身はなかった。見落としたのかもしれないと思いもう一周した。しかしやはりなかった。もう一周した。でも、無いものは無い。なん か、論文がリジェクトされたくらいに消沈した。そして、豚汁を食べるという逃避行動にでたのであった。このまま帰ると、2 時間 45 分かけて、秋田まで豚汁を食べに来たことになる寿 司も食べたけど。気を奮い立たせて、他の刺身を買うことにした。結局、ヒラメ・活きホタテ・甘エビ・ウニ・ノドグロを購入した。刺身三昧 ではある(ノドグロは焼き物にするが)。しかしどれも、仙台朝市で買える。敗北感いっぱいの気持ちで帰路に着いたのであった。
 なんで、ブリの刺身が無かったのか?  ネットで、秋田産のブリがあがっているという情報は得ていたのに。わからん。
2/10(木) の進歩 ワンピース
昨日の NHK クローズアップ現代でワンピースを取り上げていた。ものすごく売れている漫画らしい。ちっとも知らなかった。やたら見聞きするとは思っていたけれど、そも そも何かさえ知らなかった。「洋服のワンピースに革命が起きたのか?  いや、そうではないらしい。漫画かゲームのようだ。どうもはっきりしないが、釣りキ チ三平の一種なのだろう」と思っていた(だってそっ くりじゃん)。ま、どうでもいい話ではある。むろん、読んでみる気など全然ない。
デラックスの論文セミナー。バッタの底力。お疲れ様。
American Naturalist から返ってきた論文を改訂するために、Mathematica で再計算中である。なかなか終わらない。終わるまで、他の部分の改訂をする気になれないのも困ったものだが。
 レフリーに指摘された論文を読んでいたら、現在解析中のモデル(返ってきた論文とは別物)に関連する記述が出てきた。これは助かった。文献を集める手が かりが出来た。
2/9(水) の進歩 どこかで聞いた
八百長の疑惑がある力士に対して調査委員会が携帯電話の提出を求めたらしい。そうしたら、「妻が踏んで壊してしまった」「機種を変更したた め前のものはない」などといって提出に応じない者が続出しているらしい(朝 日新聞より)。笑いますな。「像が踏んだ」と言わないところが、大胆に成りきれていない所である。こうした言い訳、どこかで聞いたことがある。そ うだ、東北大の井上総長の論文捏造疑惑のときだ。共同研究者が、「当時の実験ノートや作成した金属ガラスは2003年に帰国する際「韓国の運送会社に依頼 して送ったが、中国・天津の港でコンテナごと海に落ちた」」(東北大学新 聞より)と釈明したのだ。これも笑った。そう都合良く海に落ちるか。億に一つ本当だったら、何が何でも探させるはず(コンテナを積み上げるような 場所で港内に落ちたんだし、見つかるだろう)。実験ノート等は、研究者にとって命のように大切なものなのだから。それを、「コンテナごと海に落ちた」で 済ますのだからねえ。
さあ、朝から論文読みをしようと張り切って来た。そこへ、American Naturalist から投稿中の論文が返ってきた。再投稿を勧めるリジェクトであった。エディターもレフリーも「面白い論文」と言ってくれている。上手く直せば通るように思 う。というわけで、改訂に勤しむことにした。自分の姿を見せることが一番の教育なり。
2/8(火) の進歩 ブリ三昧
今週末の三連休に、ブリ三昧を決行することにした。仙台ではあまり食べることのないブリの刺身(注;焼き物はよく食べる)を食べまくるの だ。計画は以下の通りである。まず、11 日に、車を飛ばして秋田まで行き、秋田市民市場でブリを購入する。そして、11-13 日と、ブリの刺身を連続して頂く。いとも簡単な作戦だ。成功は間違いなしと確信している。それにしても、同じ日本海側というのに、酒田の市場ではブリを見 なかったのは何故か?
マツハシ支援。頑張れ、行ける。
 次いで、黒川・冨里の研究相談。もうすぐ卒論発表だ。方向性を固めてしまおう。
周りを見てしまう。他人の不幸は蜜の味などというが ………。他人の不幸よ りも自分の幸せの方が大切なことに気づいた。
モデル解析をだいたい終えた。形は出来た。一段落して、文献読みを始めた。また、一束も二束も論文を読まなくてはいけないとなると、ちょっとうん ざりだ。
2/7(月) の進歩 博士論文発表会
博士論文の発表会があった。その実施委員なるものに当たっていたので、朝からずっと会場にいなくてはいけない。というわけで、担当会 場全員の発表を聴くことになった。密かに採点もした。研究内容もさることながら、これから学会発表する若者のために」を読んでくれているかどうかが重要な評価項目であった。読んでくれているよう に思えた発表もいくつか(勘違いだったら恥ずかしいけど)。絶対読んでねえと いうのもいくつか。みなさん、お疲れ様でした。そしておめでとう。審査結果を知らないけれど、たぶん皆合格したんでしょう。
 参ったのは、発表と発表の間の休憩時間がかなり長かったこと。「質疑応答 30 分 + 審査 10 分 + 休憩 10 分」が確保されているのだけれど、質疑応答と審査が 15-25 分で終わってしまう。そのため、25-35 分も間があくのだ。他のキャンパスで行われていたため、研究室に戻る訳にもいかない。パソコンを持ってくるのも忘れた。やむなく、『信長の棺』の下巻を 買ってきた。つまらないので、下巻を買うかどうか迷っていた本である(2010.12.19 の進歩参 照)。何もしない退屈さに耐えるより、詰まらない本に耐える方がよいと思ったわけだ。さっさと読み切って、結末を一応は知っておきたい。
 18:30 くらいに、長い一日を終えた。本日わかったこと。実施委員は会場にいなくてはいけないということだけれど、いる必要は全然ないな。
2/6(日) の進歩 寒肥やり
今日は、バラ以外の樹木に寒肥をやる。ただし、バラにやった寒肥に比べ、えらく安物の寒肥である(価格が 1/4 くらい)。シャベルで穴を掘って埋め込んでいくのだけれど、所々、凍り付いて掘れない場所があった。吃驚、こんなの今年が初めてである。そういう所は後回 しにして、掘れるところから寒肥を与えていった。午後になると地面も暖まって来て、凍り付いていたところにもシャベルが立つようになった。おかげで、寒肥 やりを終えることが出来た。
 枯れ草の切り取りもした。ススキとかイカリソウとか、地上部が枯れたまま残っている草本が多いのだ。緑だったときのままの姿勢で茶色くなっている。風情 があるといえばあるのだが、刈り取るとすっきりもする。だから、機を見て切り取ることにしている。
 それにしても、どうし自らて枯れ落とさないのだろう。枯死部が残ったままだと、新芽が出たときに自らを被陰してしまうのではないか。樹木でも、枯れ葉を 落とさないものがある(ブナとか)。不思議だ。
 これにて冬の庭仕事が完了した。あとは、春が来るのを待つのみである。ただし、まだまだ冬が続いてよい。<-- 私は冬が好き
庭仕事で腰が凝ったので整体マッサージを受けた。今日気づいたこと。整体師によって気持ちよさが違う。今日の人はあまりよくなかった。憤然。
2/5(土) の進歩 バラの剪定
朝から、バラの剪定と寒肥やりに勤しんだ。つるバラの剪定は終わっているので、非つるバラの剪定である。この時期に剪定をすると花付きが良 くなるのだ。というわけで、ばっしばっしと切っていった。情け容赦なく切り落とす。元の茎高の 1/2 から 1/3 に切り詰めてやった。実生活でもこうやって切りまくれたらどんなに痛快かと思う。しかしそういう訳に はいかないので、バラを切るに留めるしかない。
 昼前に一段落し、昼食がてら、ガーデン・ガーデンに寒肥を買いに行った。仙台っ子ラーメン大好き。帰宅後、寒肥やりをした。株元に穴を掘り、寒肥を埋め てやるのだ。じわじわと効いて、たくさんの花を付けるようになるらしい。しっかり花を咲かせるように。花付きの悪い個体は容赦なく戦力外にする庭主だから ね。
久しぶりに、長々と散歩をした。他所様のバラはどうなっているか見たくなったこともある。バラを育てている人にしかわからない心境と思うが、綺麗 に剪定されたバラを見るとうっとりしてしまうのだ。見事に切り詰められている姿って美しい。と、期待したのであるが、他所様はまだ冬剪定をしていない感じ であった。残念。
アジアカップのハイライトを見ながら晩酌を楽しんだ。李 忠成のゴールにうっとり。優勝を記念し、京急マリンパークは、 名前に「り」が付く人は無料にしたそうだ。「り」「タダなり」である。素晴らしい。岡崎 慎司が決勝点をあげていたら、「しんじ」られない高額の入場料を とっちゃうのもよし。
 番組中、北朝鮮代表の鄭 大世の小特集もあった。でも、仙台サポとしては「それはないだろ」であった。在日選手として、我らが梁も出場していたのだ。画面に梁も写っていたのに、 まったく無視で悲しかった。
2/4(金) の進歩 この頃のあん
あんは、自分の物と思ったら、口に深く咥え込んで「うーーーっ」と唸り、取られまいと抵抗する。どうもこの頃、目的(取られまいとする)と 手段(口深く咥え込んで唸る)が不明確になってきているようだ。何かを咥えているところに私が近づいたら、唸って抵抗するのは理解できる。しかし、私が近 づいたら、1) とりあえず「うーーーっ」と唸り、次いで、2) ダダダダッと何かにダッシュし、そして、3) それを口深く咥え込むというのがわからん。唸ってから防衛する物を求めるという順番は 何故か? いや元々、大切な物を防衛するのではなく、その時に口中にある物を防衛する子なので(1/4 の進歩参照)、あんとしてはよいのかも。
100 ページの文章術 〜 わかりやすい文章の書き方のすべてがここに 〜』の三校を返送した。これにて、私がやるべきことを全て終えた。あとは静かに出版を待つのみである。
 祝いに寒ブリを食べたい。仙台の唯一の不満 は、ブリの刺身があまり出回らないことだ。朝市でもたまにしかお目にかからない。
二月になったとたんこの暖かさ。冬は一月で終わってしまったのだろうか。雪見酒したりない。寒気よ戻ってこい。
モデル解析一段落。作図でもしてみるか。
2/3(木) の進歩 始動
J リーグのクラブが続々と始動している。新燃岳の噴火のため、キャンプ中止を余儀なくされたクラブも多いようだが。幸いなことに我がクラブは、鹿児島で順調 にキャンプ中である。その後、延岡と宮崎でキャンプをするのだけれど、こちらは大丈夫だろうか?
 新加入選手もキャンプに合流している。個人的には、こ ういう写真を見ると感激してしまう。かの柳沢が仙台のジャージを着ているのだ。大スタアが、仙台の選手として仙台のために闘う。なんか、信じられ ない。
 鹿島アントラーズの新ユ ニフォームが発表された。一瞬、ロアッソ熊本かと思った。こ う連想しないと、J2 通とはいえない。来季お世話にな ります。かくいう我がクラブの新ユニ フォームも、栃木 SC かと思った。
月初めの談話会があった。明るい話題が多く好もしかった。さ、みんな、学会に向けて頑張ろう。
『100 ページの文章術 〜 わかりやすい文章の書き方のすべてがここに 〜』の三校をしている。「初恋の淡い想い出」を「初恋の苦い想い出」に 直してみたりと。この修正を見て、印刷業者は何を思うのであろうか。
2/2(水) の進歩 ようやく
相撲界が八百長まみれであることは疑いがない。ようやくにして物的な証拠が出てきたということだ。問題はこれからだ。証拠が出た人だけの行 為で済ましてしまうのか、抜本的な粛正をするのか。マスコミの対応も大切である。野球賭博問題なんて、今や何もなかったみたいな扱いだからな。
呆れました。
モデルの大改造がおおかた済んだ。ああ、面倒くさかった。
2/1(火) の進歩 カレー報告
予告どおり、昨夕はカレーを作った。ルーを買って帰り、乾物置き場を念のために確認した。そうしたら、なぜかルーが出てきた。「しまった、 ルーを買うんじゃなかった」と思いつつ、出没した方の賞味期限を確認した。2010 年 5 月であった。うーむ、それよりも前にカレーを作ったということか?  この日記の記述を遡ると、2009 年 1 月にカレーを作ったらしい形跡があった(2009.1.16 の進歩参照)。辻褄が合う。そのとき に買ったものの残りであるのか。それからずっと和食の世界に没頭したため、賞味期限を 8 ヶ月超過したものとみゆ。臭いを確認したところカレーの香りしかしなかったので(そりゃそうかも)、新し く買った方は賞味期限内に調理しようと決意しつつ、古い方のルーでカレーを作った。ちゃんと美味かった。
 昨夕は、もう一つの挑戦があった。お焦げご飯とカレーのコラボレーションである。我が家では、土鍋を使って米を炊いている。香ばしいお焦げが出来てたま らないのだ。しかしなんとなく、「お焦げご飯は和食」という思いがあった。カレーにお焦げが合うのか?  そう思いながら頂いたのであるが、お焦げご飯の印象が残っていない。カレー味に負けちゃうってことか。
モデル解析。あと一息と思いきや ………。大改造をすることにしてしまった。場合分けが多くて頭がこんがらがる作業を、また一からやり直しだ。